老犬になった愛犬の体がイボだらけ!原因と対処方法を解説します

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年老いた愛犬の体をナデナデしていたら、指に妙な感触が…。何だろうと被毛をかきわけたところ、おできとは違う謎の突起物を発見した。これ、老犬の飼い主あるあるです

 

愛犬が痛がったり痒がったりしていたら、もっと早く発見できたでしょう。しかし、当の犬は気にしていない様子。その正体は、たいていの場合が『イボ』と呼ばれる乳頭腫(にゅうとうしゅ)――すなわち、良性腫瘍の一種です。

 

今回は、なぜ愛犬が老犬になると体にイボができやすいのか、その理由と対処方法について解説します。

犬のイボ(乳頭腫/良性腫瘍)は基本的には自然治癒するけれど…

 

老犬になった愛犬の体にできた突起物の正体が乳頭腫(良性腫瘍)と聞いて、真っ青になった飼い主さんもいらっしゃることでしょう。なんと言っても「腫瘍」という言葉には得体のしれない怖さがありますよね

 

結論から申し上げますが、いわゆるイボと呼ばれるタイプの乳頭腫は、たいていの場合は自然に小さくなって治ってしまいます。また、治らなかったとしても、形状がそのままであれば特に体の害になることはありません。

 

では、愛犬の体にイボを見つけたからといって、何も心配しなくていいかといえば、そういうことでもないのです。というのも、イボと呼ばれる乳頭腫は基本的には放っておいても大丈夫ですが、ごく稀に悪性化することがあるからなんですね。

 

悪性化した場合は扁平上皮癌(悪性腫瘍)に進行し、こちらは速やかに外科手術・放射線治療・抗がん剤治療・免疫療法などの、何らかの治療を開始しなければ肺やリンパ節へ転移する可能性が高くなります。

 

そうなんです。イボは基本的には治療の必要がない腫瘍ではありますが、悪性化したとたんにゾッとするほど厄介な存在になるんですね。というわけで、愛犬の体に乳頭腫とおぼしき何かを発見したときは、まずはかかりつけの獣医師に診てもらうことをおすすめします。

 

その結果、「これは良性腫瘍のイボ」ということになったら、そのまま様子見をするか思い切って切除してしまうかは状況次第といえるでしょう。

 

たとえば、犬がカイカイするたびに当たってしまうような場所にできているとしたら、傷がついて出血してしまうこともあります。こうした事態はイボを悪化させてしまう可能性が高くなるため、良くありません。そのため、良性腫瘍ではあっても外科手術で切除、という選択をすることもあります。

 

なにはともあれ、年老いた愛犬の体にイボを見つけたときは、出来るだけこまめに状態を観察するよう心がけましょう。そして大きさや形、色など何らかの変化が起きたときは、迷わずにかかりつけの獣医師に相談する、これが大切です。

 

>『犬の「腸活」基礎知識|腸の温度を上げないと腸内環境は改善しない

 

 

老犬の体にイボができやすくなる理由:免疫力の低下

 

老犬の体にイボ(良性腫瘍)ができる原因には、加齢による免疫力の低下と新陳代謝の衰えが大きく関わっています。

 

そもそも腫瘍は、細胞の遺伝子に傷がついたことで分裂と増殖に異常が起きてしまい、その結果として発生するのです。では何が遺伝子に傷をつけるのかといえば、加齢はその大きな要因の一つなんですよね。

 

もちろん、老犬ではなくても遺伝子の傷による細胞の分裂と増殖に異常が起きることはあります。しかし、免疫力が高ければこうした異常な細胞は免疫細胞に攻撃され、腫瘍になる前に排除されてしまうのです。

 

だからこそ、加齢によって免疫力が低下しがちな老犬の体には、イボができやすいというわけですね。

 

また、イボができる原因の一つには、パピローマウイルスの感染があげられます。しかし、こちらも免疫力がしっかりしていれば、自力で排除することが可能です。

 

ところが老犬は免疫力が低下しているので、パピローマウイルスに侵入されてしまうとなかなか排除できません。その結果、体のあちこちにイボができやすくなってしまうのです。

 

>『犬の腸を冷やす強烈な原因と解決策を徹底解説!

 

老犬の体にイボができやすくなる理由:新陳代謝の衰え

 

犬の体は加齢によって免疫力だけではなく、新陳代謝も衰えていきます。すると古い細胞が新しい細胞に更新するスピードがどんどん遅くなり、古い角質が蓄積しやすくなることに。その結果、硬くなった皮膚の一部がイボ化してしまうこともあります。

 

また、新陳代謝の衰えによって皮膚のバリア機能も低下してしまうため、元気な成犬期に比べて腫瘍が形成されやすい状況を作ってしまうのです。

 

体が年をとると筋肉量が低下することで、基礎代謝そのものが低下する傾向にあります。さらにはホルモンの分泌量も減少していきますし、細胞の再生能力や自己修復能力も低下していきます。

 

そうなんです。どうがんばっても新陳代謝は加齢によって衰えてしまうんですね。まあ、これは犬だけではなく、私たち人間も同じではありますが…。

 

 

年老いた愛犬の体にイボができたときの対処方法

 

老犬となった愛犬の体にイボができているのを見つけたら、前述した通りにまずは動物病院を受診し、どのような種類の腫瘍であるかをしっかり判断してもらいましょう。

 

そのうえで、様子見が選択されたときは次のようなことに気をつける必要があります。

 

イボを触らせない

イボができている位置が犬の口や足が届く場所の場合は、いじらせないように注意してください。というのも、イボは触る・ひっかくといった物理的な刺激によって、大きくなったり悪化させてしまうことがあるからです。

 

イボができた場所によっては、足でカイカイしたときに引っ掻いてしまい、出血するだけではなく膿が出ることも。もしもパピローマ感染によるイボだとしたら、膿のせいで他の部位にまで感染してしまうかもしれません。

 

また、多頭飼育の場合は他の犬にうつる可能性も考えられます。元気な犬であれば免疫力によって感染は防げますが、免疫力が落ちている犬にはうつるかもしれないので、こまめなケアが必要です。ちなみに、犬から人間には感染しないとされています。

 

免疫力の強化

免疫力が低下すると、イボができやすくなります。となれば、イボができにくくするには免疫力を上げるのが一番

 

老犬は加齢による衰えで免疫力が低下しやすいのは事実です。しかし、だからといって手をこまねいていたら健康長寿は遠のくばかり。

 

腸の温度をしっかり高めて善玉菌優勢の腸内環境を作り上げることは、免疫細胞の活性化につながります。そのためには、毎日の食事でしっかり腸を温めることが重要。冷えが取り除かれてよく温まった腸は、食べたものの栄養をしっかり吸収してくれます。

 

食べた物をしっかり消化吸収することができれば、おのずと新陳代謝アップにつながるでしょう。つまり、腸内環境を良い状態に整えることは、免疫力アップと新陳代謝の改善の両方に有効なんですよね。

 

>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる

 

愛犬にずっと幸せでいてほしいからこそ、免疫力アップは必要不可欠

 

若い頃、愛犬の体にはできもの一つなかったのに、老犬になった今はあちこちにイボができてしまった…。大切な愛犬の老いを感じる瞬間は、飼い主としてなんとも言えない気持ちになりますよね。

 

しかし、私たち人間が年々年老いていくように、犬もまた年をとります。しかも人間に比べて犬の寿命は短く、子犬から老犬までの生涯は、人生100年時代といわれる人間から見たら、まるで駆け抜けていくようにあっという間です。

 

だからこそ、最期のその瞬間まで、愛犬にはずっと変わらず幸せでいてほしいと思いませんか?そのためには、腸内環境を良い状態に保ち続けることが、かなりの重要事項であることは間違いありません。

 

犬はヨチヨチ歩きの子犬期や元気いっぱいの成犬期だけではなく、ヨボヨボになった老犬期も、その生涯のすべてが飼い主にとっては愛おしい存在です。

 

>『愛犬を大切な家族の一員にする為の絶対条件とは?ここに大きな秘が・・・

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。

 

 原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D

 

原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

賞味期限:開封後10日以内にお使いください。

消費量:小型犬で約4~5回分(目安)

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先ずは、下痢を止めてはいけない理由

肛門から下痢が出てくる理由を知ることから。

 

・なぜ、薬で腸が冷えるのか?

・なぜ、腸を温める必要があるのか?

・なぜ、トロトロスープが良いのか?

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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