犬のアレルギー改善|小腸を守るには正常な胃液の分泌が必要

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犬のアレルギーといえば、「アトピー性皮膚炎」「食物アレルギー」「ノミアレルギー性皮膚炎」の三つでほとんどを占めています。

 

このうち一番多いのはアトピー性皮膚炎で、その次が食物アレルギー。

 

というわけで、今回は犬に発症の多いアトピー性皮膚炎と食物アレルギーから愛犬を守る方法について、胃と腸の関係から考えてみたいと思います。

犬のアトピー性皮膚炎や食物アレルギーは原因が一つにしぼれず厄介

 

ノミアレルギー性皮膚炎は治療できますし、予防薬を使うことで今後の対策をすることも可能です。家の中に入り込んでしまったノミも、手間はかかるもののきちんと対処をすれば駆除できますよね。

 

しかし厄介なのは、犬の三大アレルギーのトップワンツーを占めるアトピー性皮膚炎食物アレルギーです。

 

ノミアレルギー性皮膚炎は季節や地域がある程度限定されますが、この二つは発症するタイミングと場所を選びません。

 

アトピー性皮膚炎の原因物質はホコリ・ダニ・花粉・化学物質・金属などなど、環境中に山とあるため完全に排除するのは困難です。さらには、遺伝が関与しているとも考えられています。

 

また、食物アレルギーも遺伝が関与していると推測されますが、発症しやすいとされている犬種でもアレルギーとは無縁の個体もいて、なんとも捉えどころがありません。

 

結局のところ、どちらのアレルギーも原因が完璧に解明されているわけではなく、難しくてもどかしいのがアレルギーの厄介なところです。

 

となると、今現在アレルギーで苦しんでいる犬の症状を改善する、あるいはアレルギーを発症しないように予防するには、とにかくアレルギーと闘える体を作る――この一言に尽きるのではないでしょうか。

 

>『犬のアレルギーと腸内環境の関係を理解しよう。

 

 

免疫力を上げるにはの環境改善+の正常化も必要

 

愛犬がアレルギーを発症すると、ステロイドで炎症をおさえ、かゆみ止めで皮膚の症状を改善させるといった方法がとられますよね。

 

こういった対症療法が悪いとは言いませんが、そもそもの根本的な原因を考えたうえで改善を図らなければ、いつまでたってもアレルギー症状から脱却することは不可能です。

 

では、どうすればアレルギーと闘える体が作れるのかといえば、これはもう免疫力を上げるしかありません。

 

そのためには、免疫細胞の約7割が集中している腸の環境改善が必要なのは間違いありませんが、その前段階として大事なこと――それは、胃を正常に働かせることです。

 

>『犬の「腸活」基礎知識|腸の温度を上げないと腸内環境は改善しない

 

胃液を吐くからと胃腸薬を使い過ぎると胃液が足りなくなる!?

 

犬は胃の中が空になったとき、濃くなり過ぎた胃酸の刺激によって胃液を吐き出すことがあります。白っぽくて泡立っているものの正体は胃液ですが、黄色っぽい場合はそこに胆汁が混ざっています。

 

基本的に空腹が原因で胃液を吐くこと自体は異常ではありません。しかし、あまりに胃液嘔吐を繰り返す場合、胃酸の分泌を抑える薬を使うこともあるでしょう。

 

いわゆるガスター10などの、胃酸分泌に関与しているヒスタミン受容体をブロックするファモチジンを有効成分としたお薬です。

 

こういった胃腸薬はとても効き目がよく、空腹時の胃液嘔吐をかなりの確率で防げるようになります。胃液の分泌を薬によって強制的に減らしてしまうわけですから、ある意味当たり前ですよね。

 

しかし、よく考えてみてください。胃液は本来食べ物の消化をするうえで、必要不可欠なものです。それを強制的に減らした状態が続いてしまうと、今度は消化のために必要な胃酸が不足することになってしまいます。

 

 

胃液が足りない→未消化が多くなる→小腸に負担→アレルギーの原因

 

胃液が足りない状態が続くと、食べ物は未消化分を多く含んだまま小腸へと送られるようになります。すると、未消化の食べ物が小腸に負担をかけてしまい、そのせいでだんだんと腸の壁が弱くなってしまうことに…。

 

健康な小腸であれば、未消化の食べ物はスルーして体内に吸収することはありません。しかし、弱くなった腸壁は細胞がゆるゆるになっているため、消化物とともに未消化の食べ物まで取り込んでしまうようになるのです。

 

すると、これらの食べ物を体が異物として認識し、アレルギーを引き起こす原因になると考えられます。

 

愛犬の免疫力を高める胃腸に優しい食事

 

前項ではファモチジンを連用している弊害を例にあげましたが、こういった状況は薬を服用していなくても起こりうるものです。

 

たとえば、老犬は加齢による衰えで胃液が正常に分泌されなくなり、そのせいで小腸に負担をかけてしまうことがあります。こうなると、嘔吐や軟便・下痢などが続いたり皮膚病を発症したりと、体調不良の原因がどこにあるのか見つけづらくなってしまうことも。

 

アレルギーの改善や予防には腸内環境の改善が不可欠ですが、腸のことだけに考えがとらわれてしまうと、期待しているほど効果があがらないこともあります。

 

整腸剤を飲ませているのに愛犬の排便状況がちっとも改善しないと悩んでいる飼い主さんは、ぜひ「胃→小腸→大腸」という消化の流れをいまいちど思い起こしてみてください。

 

アレルギーと闘える免疫力の高い体を作るには、次のような条件が揃っている食事が必要です。

 

  • 消化しやすい
  • 栄養バランスが整っている
  • 腸を内側から温めて善玉菌を活性化させる
  • 水分がしっかり摂れる

 

こういった食事を続けることが、胃腸の活力を取り戻す原動力になります。

 

>『犬の腸を冷やす強烈な原因と解決策を解説

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。

 

 原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D

 

原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

賞味期限:開封後10日以内にお使いください。

消費量:小型犬で約4~5回分(目安)

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肛門から下痢が出てくる理由を知ることから。

 

・なぜ、薬で腸が冷えるのか?

・なぜ、腸を温める必要があるのか?

・なぜ、トロトロスープが良いのか?

・なぜ、乳酸菌生産物質が必要なのか?徹底解説

この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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