この犬種は穏やかな性格!のはずだったのに…|解説文はただの一般論
2025年現在、ジャパンケネルクラブ(JKC)が公認している犬種は209種類、国際畜犬連盟(FCI)は359種類を公認しています。
では、この中からどの犬種を飼おうか考えたとき、決め手になるポイントは何でしょうか。小型犬?中型犬?大型犬?このあたりは比較的決めやすいですよね。となると、一番気になるのは性格や性質でしょうか。
圧倒的人気は「穏やかな性質」の犬種であり、多くのかたは犬種の解説文を参考にしています。ところで、その解説文は本当に正しいのでしょうか?
目次
ジャパンケネルクラブの犬種標準は飼いやすさの指標ではない
ジャパンケネルクラブでは、公認している犬種の「犬種標準」を犬種ごとに設定し、公表しています。
- 原産国
- 用途
- 沿革
- 一般外貌
- 習性/性格
- 毛色
- サイズ
「用途」というのは、その犬種が何を目的に作出されたのかを表しています。たとえば、ポメラニアンの用途欄には「番犬及びコンパニオン・ドッグ」と記載されています。なるほど、そういう感じの犬だよね、と思われたかたも多いのではないでしょうか。
沿革というのは、最終的にその犬種として固定されるまでの経緯のことです。犬種によってはあまり人の手が加えられていないものもいれば、長い年月をかけて様々な犬種を組み合わせることで、意図的に作出された犬もいます。
人に歴史ありと言いますが、犬にも実はかなり複雑怪奇な歴史があるわけですね。
まあ正直なところ、飼いたい犬種を決めるにあたって1.原産国・2.用途・3.沿革にこだわるかたはかなりの少数派ではないでしょうか。
多くの人が気になるのは、4.一般外貌・5.習性/性格・6.毛色・7.サイズですよね。要するに、どんな見た目でどんな性格の犬なのかが、最も気になるわけです。
犬はこれから先の長い時間を一緒に過ごしていく家族になります。だからこそ、沿革より性格や性質が気になるのは当たり前のことですよね。
しかし、ジャパンケネルクラブの犬種標準は、実際のところ一般的な犬の飼い主にむけたものではありません。もちろん参考にできないわけではありませんが、基本的には犬種の持つ特性のブラッシュアップ――つまりは、ブリーディング(交配)やドッグショーの指標となるものなんです。
よく、「うちの犬はJKCの犬種標準をはるかにオーバーしているサイズなんです」と恥ずかしそうにおっしゃる飼い主さんがいます。
その犬がドッグショーを目指しているならいざ知らず、家庭犬として幸せに暮らしているのであれば、犬種標準よりサイズが大きくても小さくても何も問題はありません。
JKCの犬種標準はブリーダーやドッグショー関係者にとっては重要な要因ですが、家庭犬が変にこだわるべき事柄ではないのです。
>『犬の「腸活」基礎知識|腸の温度を上げないと腸内環境は改善しない』
ネット検索すると出てくる犬種解説の多くはコピペで作られている
この記事では、手始めにジャパンケネルクラブの犬種標準についてお話しました。しかし、実際のところ多くの飼い主さんが犬種を決める前に参考にしているのは、おそらくインターネットを検索すると無数に出てくる「犬種解説」のようなサイトではないでしょうか。
ちょっと検索すると、驚くほどたくさんのサイトで犬種についての解説がされていますよね。この解説文ですが、いくつものサイトを横断して読んでいくと、ある事実に気づくはずです。そう、どれを読んでもだいたい同じことが書いてあるんですね。
おそらく、たいていの解説文はいくつかのサイトを参考に作成されていると推測できます。要するに、書き手自身がその犬種と触れ合って感じたことを書いているわけではなく、必要に応じてコピペしているのではないでしょうか。
だからこそ、新たに作られた犬種解説文だったとしても、結局は内容が同じようなものになってしまうわけです。
もちろん、中にはかなり突っ込んだ内容のものもあります。そうした文章の多くは実際にその犬と生活している人の愛犬ブログであったり、ブリーダーやペットショップ等ペット業界に関連した職業の人が、かなり主観込みで書いている文章だったりします。
では、掃いて捨てるほど存在している、よくありがちな犬種説明のサイトと、実際にその犬種と暮らしている人のブログとでは、どちらがより参考になるかといえば…。
まあ、一長一短はあるものの、やはり実際にその犬と生活し、日々向き合っている方の書いている内容には参考になる部分がたくさんあるのは間違いありません。もちろん、その犬種が好きすぎてかなり偏向的な内容になる場合もありますが、そこはそれ、と言ったところでしょうか。
この犬種の性質は穏やか――を鵜呑みにしてはいけない
犬種解説を読んだら、この犬種の性格は「穏やか・落ち着きがある・甘え上手」と書かれていた…。穏やかな犬と暮らしたい人にとっては、かなりそそられる文言ですよね。
しかし犬は生き物であり、プログラミングされた機械ではありません。この犬種はこの性格というように、画一的な性質をあらかじめ搭載しているロボットではないのです。
日本は欧米に比べて隣家との距離が近いという住環境の特徴から、どうしても無駄吠えの少ない穏やかな犬種を求めがちです。穏やかで人懐っこい犬であれば、近所とのトラブルを回避しやすいですから、そうした犬がほしいという気持ちはわからなくもありません。
だからこそ、犬種解説で「性格は穏やか」とされている犬種を選びたくなるわけですが、人間にはいろいろな性格・性質の人がいるのと同じように、犬にもいろいろな性格・性質の犬がいます。
日本人は真面目・几帳面というイメージがありますが、これが日本人のすべてに当てはまるわけではありませんよね。日本人にもいい加減でだらしない性格の人はたくさんいます。
また、同じ親から生まれた兄弟姉妹でありながら、性格はまったくのバラバラで似ていない、ということも珍しくありません。
同様に、一般的には穏やかとされている犬種だろうと、穏やかどころか神経質で警戒心の強い犬もいれば、人懐っこさの欠片もない犬だっているわけです。当たり前ですよね、犬は生きている存在なんですから。
要するに、犬種の解説文に書かれている性格や性質は、あくまでも「この犬種に対して多くの人が抱くイメージはこれです」という程度のものなんです。
犬種解説に書かれている内容は、ただの一般論。この事実を忘れて内容を鵜呑みにしてしまえば、「こんなはずではなかった」となる確率が上がることになります。
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ゴールデンレトリーバーだから穏やか、という考え方は危険
ゴールデンレトリーバーには、とても穏やかな大型犬というイメージがあります。もちろん、人が大好きで家庭犬として理想的な大型犬であることは間違いありません。
しかし、「ゴールデンレトリーバーだから穏やか」という考え方には危ういものがあります。なぜなら、理想の家庭犬のようなゴールデンレトリーバーであろうと、何かのきっかけで暴走してしまうことは充分にありえるからです。
実際に、これまでに複数件ゴールデンレトリーバーが乳児や幼児を噛み殺してしまったという痛ましい咬傷事故が起きています。これらのゴールデンレトリーバーは、虐待されていたわけでもなければ、人に対して不愛想だったわけでもありません。
ごく普通に可愛がられてきた家庭犬が、何かのきっかけでそのような噛みつき事故を起こしているのです。
穏やかな性格の犬=何も問題を起こさない犬、ではありません。「この犬種は穏やかな性格」というフレーズは、誰もがひれ伏す黄門様の印籠ではないのです。
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今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
商品紹介
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トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。
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原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)
与え方:腸内リセットレシピ参照
賞味期限:開封後10日以内にお使いください。
消費量:小型犬で約4~5回分(目安)
お支払い方法:クレジット/代引き
同包物:レシピ
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