犬の集中力は続かない!トレーニングやシツケはメリハリが大事です

愛犬が良い子に育つよう、シツケやトレーニングを頑張っています。それなのに、なんだか上手くいかなくて…。とお嘆きの飼い主さん。もしかして、シツケやトレーニングを頑張り過ぎていませんか?
もちろん、愛犬のシツケやトレーニングを頑張ることは、100%良いことです。しかし、犬のシツケやトレーニングには大前提があります。それは、犬の集中力は思ったより続かない、という事実です。
つまりメリハリをきかせないと、頑張ってシツケても効果があがりにくくなってしまうんですよね。
目次
犬の集中力は続かない!せいぜい5分程度が限界です
犬の集中力は5分くらい続けば上出来です。訓練性能に優れた犬種であろうと、10分も続けば良い方なんですよね。つまり、20分、30分と長時間にわたって訓練を続けること自体が、犬にはそもそも不可能なんです。
愛犬にオモチャを与えると最初は大喜びして遊ぶのに、気づいたら放り出していた、という経験はありませんか?そうなんです、犬はお気に入りのオモチャであろうと、しばらく遊ぶうちに飽きてしまう性質の生き物なんですね。
お気に入りのオモチャでさえ飽きてしまうのですから、シツケやトレーニングともなれば、その傾向が顕著になるのは間違いありません。
私たち飼い主は、愛犬に何かを教えているとき、上手にできるとつい「もう一回、もう一回!」とお代わりしたくなりますよね。その気持ちはとてもよくわかりますが、犬の性質を考えたら、あまり何度も繰り返させるべきではありません。
なぜなら、集中力が途切れた状態で何度も同じことをさせられるのは、犬にとっては苦行になりかねないからです。
上手に出来るようになったからといって、忘れないように何度も何度も同じことをさせていると、その行為は次第に犬にとっては苦痛を伴うことになるでしょう。そうなれば、シツケやトレーニングの時間そのものが、愛犬にとってはストレスになってしまいます。
犬の集中力は基本的に短いのです。深追いは厳禁!このことを念頭に置いたうえで、シツケやトレーニングに励みましょう。
>『ジャックラッセルの噛み癖解消!効果的なトレーニング法!』

愛犬のシツケやトレーニングは飽きさせない工夫で効率を上げられる
では、どのようにしてシツケやトレーニングを実践すれば、効率を上げることができるのでしょうか。
- 一度にたくさん教えようとするのではなく、一つのことを3~5分を目安に教える。
- トレーニングは1日に3~5回程度の小分けにする。
- トレーニングをしたら思い切り遊ばせて、気分をリフレッシュ(あるいはリセット)させる。
- 出来るだけ愛犬と1対1で向き合い、集中できる環境を作る。
- 愛犬の体調と精神状態が落ち着いている時を選んでトレーニングをする。
例えば、カミナリを苦手としている犬に遠雷が聞こえていそうなタイミングでトレーニングをしたところで、まず効果をあげることはできないでしょう。
また、他の犬の気配がしたりお子さんが部屋の中でバタバタ走り回っているような環境も、犬は集中することができません。
犬の集中力はただでさえ短いのです。わずか5分程度という短い時間で効率をあげるためにも、シツケやトレーニングに適したタイミングを計ることはとても大切です。
そしてしっかり集中させてシツケやトレーニングをしたあとは、お気に入りのオモチャで遊ばせるなど、精神も肉体も解放してあげましょう。
この時間帯はリラックスだけではなくご褒美の効果も期待できます。「ちゃんと言うことを聞いたら良いことがあった!」と愛犬が気づいてくれたら、間違いなくシツケやトレーニングの効果はあがりますよ。
>『犬へのしつけはいつからすればいい?教える順番についても解説』

うちの犬はなんだか集中力が続かない、と感じたら…
犬のシツケやトレーニングには、適したタイミングがあります。食後や運動したあとは集中力が散漫になりやすいため、こういった時間帯は避けるようにしましょう。
ただでさえ犬は集中力が続かないのに、集中力が散漫になるタイミングに頑張ってシツケやトレーニングをしても、良いことは一つもありません。
下手をすれば、トレーニングやシツケの行為そのものを嫌悪するようになってしまうので、いま愛犬はどんな精神状態なのかをきちんと把握することはとても重要なんです。
それを踏まえたうえで、シツケやトレーニングをしているのに、どうにも愛犬の集中力が続かないと感じたら、以下にあてはまらないかを考えてみましょう。
- 飼い主さんが気づいていないだけで、何か愛犬の集中力を妨げているものはありませんか?(遠くの工事の音・隣家の騒音・遠雷・花火の音・近所の犬や猫の鳴き声など)
- 気温や室温、湿度の変化で犬の精神状態や体調が万全ではないのかもしれません。また、食後ではなくても胃腸の調子が悪いと、集中力は途切れがちになります。
- トレーニングの合間の気分転換用のオモチャやオヤツの存在に気づかれていませんか?犬はそちらに気持ちがいってしまうと、集中力が途切れやすくなります。
私たち人間にも「今日はなんだか気が乗らないな」と思う日がありますよね。同じように、犬にも「今日はなんだか集中できない」という時はあるものです。
基本的に、シツケやトレーニングが楽しくなければ、犬はなかなか覚えてくれません。警察犬や救助犬は立派に仕事をしているように見えますが、あれは犬にとっては遊びの一環なんです。人間にとっては仕事でも、犬にとっては遊びなんですね。
犬のシツケやトレーニングは無理強いをするものではなく、あくまでも短時間のうちに楽しくおこなうことが成功の秘訣です。遠回りなようでも、それが一番の近道なのは間違いありません。
>『愛犬を大切な家族の一員にする為の絶対条件とは?ここに大きな秘が・・・』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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