ヨークシャーテリアの黒い爪を上手く切るにはどうしたらいい?
ヨークシャーテリアの黒い爪を上手く切る方法を紹介
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ヨークシャーテリアは被毛が細く長い犬種のためブラッシングのお手入れが欠かせませんよね。しかし、大切な愛犬の健康や美しさを保つためには、被毛だけでなく耳掃除や歯磨き、爪切りなどたくさんのお手入れが必要です。今回は、その中でも難しいと言われるヨークシャーテリアの黒い爪の切り方について解説します。
目次
定期的な爪切りが必要な理由は?
ヨークシャーテリアに限らず、愛犬の爪切りは大切なケアのひとつです。特に室内犬は爪が削れることがないので、伸びやすい状態になっています。爪が伸びすぎてしまうと、折れてしまったり、絨毯などに引っかかったりして愛犬が怪我をしてしまう恐れがあります。また、飼い主を傷つけてしまうこともあるのです。
特に注意が必要なことは、犬の爪は爪の中に血管や神経が通っています。爪切りをしないで、爪を伸ばし続けると、爪の中の神経や血管も一緒に先端の方まで伸びてしまうのです。その状態で爪切りをすると、先端まで伸びてきた神経や血管を傷つけてしまい、出血や痛みが伴ってしまいます。そのため神経や血管が先端の方に伸びてこないように定期的な爪切りが必要なのです。
爪切りを行う頻度やタイミングは?
ヨークシャーテリアの爪切りを行う頻度は、2週間に1回程度が良いと言われています。シャンプーの後は多少爪が切りやすくなっているのでシャンプーの後の爪切りがおすすめです。
爪の伸びる早さは、散歩の回数や歩く場所などによって皆違います。愛犬がフローリングを歩く際、カチカチと音がした場合は、爪が伸びているというサインなので確認して爪切りを行いましょう。
ヨークシャーテリアの黒い爪を切るときの注意点とやり方
実際に、ヨークシャーテリアの爪切りを行う際のやり方や注意点を解説します。愛犬の爪切りを行う際は、犬用の爪切りややすりを用意することをおすすめします。爪切りにはいろいろな種類があるので、自分に合ったタイプを選ぶと良いでしょう。
爪の中にある血管や神経に注意が必要
先ほど説明したように、犬の爪の中には神経や血管があります。白い爪の犬種は神経や血管が空けて見えますが、ヨークシャーテリアのように黒い爪の犬種の場合は、爪の中にある神経や血管が見えません。そのため、神経や血管を傷つけないように注意しましょう。黒い爪でも、爪を光にすかすようにすると中にある神経や血管が見えることがあります。
前足は狼爪という5本目の爪がある場合がある
犬の爪は、前足に5本ずつ、後ろ足に4本ずつあります。犬の前足には地面と接しない少し離れた所に1本狼爪(そうろう)という指がある場合があります。ペットショップによっては、飼い主に渡す前に切除している場合もあります。そのため必ず狼爪があるわけではありませんが、狼爪があった場合、爪を伸ばし続けると爪が巻いてきてしまうので、爪切りの際は狼爪がないか確認してくださいね。
万が一に備えて止血剤を用意する
黒い爪の犬種の爪切りは難しいものです。また飼い主が爪切りに慣れていないと、血管を傷つけて出血させてしまう場合もあります。万が一に備えて犬用の止血剤をあらかじめ準備しておきましょう。ペットショップや動物病院で購入することができます。
切るときは角ばらないように少しずつ切る!
犬の爪切りをする際は一直線に一気に切るのではなく、神経や血管に注意しながら、少しずつ角ばらないように切っていきましょう。先端が山形になるように外側から少しずつ切っていく方法がおすすめです。
白い部分が見えたらやすりで滑らかに
少しずつ爪を切っていくと、中央に白い部分が見えます。これは、血管の始まりなので、白い血管の始まりが見えたところで、爪を切るのを止めましょう。後は、角ばってとがっている部分をやすりで削って丸くします。
定期的なケアを行い愛犬の健康を維持しよう
爪切りやブラッシングなどの定期的なケアは愛犬にとって大切なことです。ヨークシャーテリアは記憶力の良い犬なので、一度爪切りで嫌な思いをすると、それを忘れずに爪切りをするたびに嫌がってしまうことがあります。爪切りに自信がない、犬が嫌がってじっとしてくれない場合は、無理をしないでトミングサロンにお願いするのもおすすめです。
サロンではプロのやり方を見て学ぶことができます。また、サロンによってはアドバイスをくれることもあります。ヨークシャーテリアが爪切りは怖くないという事を覚えてくれたら、次に飼い主が爪切りをする時に切りやすくなります。定期的に愛犬の必要なケアを行い、健康で楽しい日々を過ごしましょう。
『ヨークシャーテリアの甘噛みを直す方法は?方法や注意点を紹介』を併せてご覧ください。
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
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