ミニチュア・ダックスフンドはなぜ太りやすいの?

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ミニチュア・ダックスフンドは、ここ何十年にもわたって人気犬種ランキングの上位を常に獲得し続けています。胴長短足のユーモラスで愛らしい容姿、カラーバリエーション豊富な被毛、加えて陽気で好奇心旺盛な性格の持ち主とくれば、人気があるのも頷けますよね。

 

そんなミニチュア・ダックスフンドですが、他の犬種に比べてぽっちゃりした体型の子を見かけることが多いような気がしませんか?

 

ミニチュア・ダックスフンドは食いしん坊の子が多く、太りやすいのは事実。しかし、それ以外にも実は理由があるのです。

食欲旺盛な犬種と食べムラのある犬種、ダックスは間違いなく前者です

 

犬を飼ったことがない人からすると、「犬=なんでも食べる食いしん坊」のイメージがあるのではないでしょうか。しかし、実際に犬と暮らしてみると、必ずしもそうではないことに気づくはずです。

 

もちろん、イメージの通りに差し出したら小石でも食べてしまいそうな、食欲が旺盛過ぎる犬はたくさんいます。ところが、病気でもないのに突然食べなくなってしまう、食べムラの強い犬もまた少なくありません。

 

これは犬種によってもかなりの違いがあり、ミニチュア・ダックスフンドは総体的に見て「ザ・食欲の塊」と表現してもよいぐらい、食欲旺盛なタイプの犬種です。反対に食べムラの強い犬としては、トイ・プードルあたりが代表としてあげられるでしょうか。

 

ちなみに、ミニチュア・ダックスフンド以外にも、ビーグル、ポメラニアン、パグ、ジャックラッセル・テリアなどは食欲旺盛な犬種としてよく知られています。確かに、これらの犬種のぽっちゃりさんを見かけたのは、二度や三度ではきかないような…。

 

ポメラニアンは被毛がフサフサしているので、一見しただけではわかりにくいこともありますが、「あれ?」と二度見してしまうほど、ぽっちゃりした個体もけっこういたりします。

 

 

ミニチュア・ダックスフンドは足腰の痛みで動きたがらなくなり太る

 

ミニチュア・ダックスフンドが太りやすいのは、旺盛な食欲が影響しているのは間違いありません。しかし、たんに食欲旺盛だけが原因だとしたら、他の犬種だって同じように太りやすいはずですよね。

 

ミニチュア・ダックスフンドがとりわけ太りやすいのは、胴長短足という特有の体型が影響していると考えられます。そう、つまりは足が極端に短いのに胴は長いという無理のある体型のせいで、足腰にかかる負担がとんでもなく大きいわけですね。その結果、関節に痛みを感じたり、違和感を生じやすくなってしまうのです。

 

すると、足腰に感じている痛みや違和感のせいで、体を動かしたがらなくなります。しかし、そのわりに食欲は落ちません。この状況、普通に考えればカロリーオーバーになるのは想像に難くないですよね。

 

そうなんです。「関節に問題が生じる」→「動きたがらなくなる」→「食欲は旺盛なまま」という負のループがぐるぐると回ることにより、ミニチュア・ダックスフンドはどんどん体重が増えてしまうのです。

 

その結果、土管のような体型のミニチュア・ダックスフンドへまっしぐらになってしまいます。これはとても危険な状態!ちょっと太っているぐらいが可愛い、などと言っている場合ではありません。

 

というのも、椎間板ヘルニアのリスクが高まっている(将来的に歩けなくなるかもしれない)だけではなく、肥満によって呼吸器や心臓に深刻なダメージを与えるかもしれないからです。つまりは、健康を脅かす因子が肥満によって爆増している状態なんですね。

 

これでも、抱き枕のような体型になった愛犬を見て、「太っていても可愛いからそのままでいいよ!」などと言えますか?

 

>『ミニチュアダックスのかかりやすい下痢と蛋白漏出性腸症の改善方法!

 

 

ミニチュア・ダックスフンドは甲状腺機能低下症の好発種

 

ミニチュア・ダックスフンドが太りやすい原因の一つには、甲状腺機能低下症の好発種であることが指摘されています。

 

甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌が低下することで起こる内分泌疾患のことです。この病気を発症すると基礎代謝が低下してしまうため、今までと同じ量を食べていたとしても、体重が増加して太りやすくなってしまうんですね。

 

また、そもそもの話として、ダックスフンドは遺伝的傾向として太りやすいとされています。つまり、同じような量(カロリー)の食事をさせていても、他の犬種より太りやすくなってしまうこと自体が、実は珍しくありません。

 

ミニチュア・ダックスフンドの飼い主さんは、このあたりを肝に銘じて愛犬と向き合うべきなのですが、残念なことにあまりこうした事実は取り沙汰されていないような…。愛犬を健康で長生きさせたいなら、本当は絶対に知っておくべきことなんですけどね。

 

>『愛犬を大切な家族の一員にする為の絶対条件とは?ここに大きな秘密が・・・

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

これまでに6,000人以上の飼い主様からご相談をいただき、現在も日々ご相談をお受けしています。下痢・軟便・アルブミン低下など、繰り返す不調の多くは「原因の見極め」で方向性が変わります。ご相談はすべて、坂田が直接対応しています。今の状態を一緒に整理し、今日からできる具体的な対策をお伝えしています。

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