愛犬が寝る時におしりや背中をくっつけるのは信頼と安心の表れ

愛犬が眠る時に、わざわざおしりや背中をぴたりとくっつけてくる…。どうせなら可愛らしい寝顔をこちらに向けて眠ればいいのに、と思ったことはありませんか?
実はこの行為は、愛犬があなたを信頼している証拠です。もしも他の家族には顔を向けて寝ているのに、自分だけにはおしりや背中をくっつけてくるとしたら――。これはもう、家族の中で一番信頼されている、と考えて間違いなさそうです。
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犬は最も信頼している人におしりや背中をくっつけて眠りたい生き物
愛犬が自分の腕枕で眠っていたら、とても幸せな気持ちになりますよね。愛犬が自分のことを大好きなのだと実感できる瞬間とは、こういう時なのかもしれません。
しかし、愛犬があなたのことを信頼していればいるほど、実はおしりや背中を飼い主の足元などにくっつけて眠りたがるはずです。なぜなら、背中やおしりは犬にとって無防備になりやすい部位であり、安心して預けられる相手にしか、くっつけて眠れないからですね。
犬達があまりにも人間の生活空間に馴染んでいるのでつい忘れてしまいがちですが、犬という生き物は、私たちが考えている以上に野生時代の習性が体にしみついています。
犬の祖先である狼は、眠るときには無防備になりがちなおしりを隠すような向きで、仲間同士くっつきあって休むそうです。こうした姿勢で眠れば敵の襲来にも備えられますし、不意打ちを食らいやすいおしりや後ろ足をしっかり守れるからですね。
犬の視野は250度から270度とかなり広範囲であり、私たち人間の180度に比べてかなり広い範囲を見渡すことができます。となると、後ろもよく見えるのだから、わざわざ背中やおしりを隠さなくても大丈夫なのでは?と思われるかもしれません。
ところが犬の視野は広くても、優れているのは動体視力だけなんです。つまり、背後からそっと忍び寄ってくるような動きに対しては、実のところあまり得意ではないんですね。
だからこそ、どんなに気をつけていても無防備になりがちな背中やおしりは、本当の意味で信頼できる相手にだけ預けていたいのです。
というわけで、他の家族には顔側を向けて眠るのに、自分にだけはおしりや背中を向けている…、と嘆いていた飼い主さん。むしろ、自分こそが最も愛犬に信頼されている、と喜んでいいのです。良かったですね!
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正しい主従関係が築けていないと犬は飼い主におしりを触られたくない
私たちは、相手に背中を向けられたりそっぽを向かれたりすると、なんだか拒絶されたような気持ちになりますよね。しかし、犬の行動と人間の行動は似て非なるもの。そこに込められている意味に、犬と人間とで明確な違いがあることなんて珍しくありません。
前項で述べた通り、犬がおしりや背中を向けて眠る意味には、人間的な感覚とは真逆の意味が込められています。「そういえば、うちの子は私におしりや背中を向けて寝ないなぁ」などと、軽く考えるべきではないのです。
というのも、愛犬が頑なにあなたにおしりや背中を向けて(あるいはくっつけて)寝ようとしないなら、その理由は飼い主として信頼されていない可能性があるからなんですね。
もちろん、初対面の人やあまり馴染みのない人におしりを触られると嫌がったり緊張したりする犬はたくさんいます。その反応は犬として正しいことであり、まったくもって異常ではありません。
しかし、飼い主が愛犬のおしりを触ったときにも妙に緊張するような素振りを見せたとしたら、そこには必ずなんらかの理由があるはずです。
厳しいことを言いますが、そうした場合は往々にして正しい主従関係が築けていません。この人のそばにいても安心できない、と犬に思われている可能性が高いんですね。
もちろん、病気やケガが原因でおしりや背中を触られることを嫌がるケースはあります。この場合は一刻も早く動物病院で診察してもらい、適切な治療を施す必要がありますが、そうした原因が何もないとしたら――。
自分が愛犬に対していつもどのように接しているのかを、いまいちど振り返る必要があるのではないでしょうか。なぜなら、飼い主におしりや背中をくっつけて安心することができない犬は、緊張と不安という精神的なストレスに、ジワジワ苦しめられている可能性が高いからです。
>『犬へのしつけはいつからすればいい?教える順番についても解説』

犬の言いなりになっている飼い主の愛犬はストレスで疲弊している
もちろん、犬によっては初対面の人に対してでさえ、すぐにおしりやお腹を触らせてしまう警戒心の薄い子もいます。またその反対に、もともとの気質として臆病すぎるため、かなり親しくなってもなかなか体を触らせたがらない子もいることでしょう。
おしりを触らせたがらない=飼い主を信頼していない、と即断定することはできませんが、愛犬がいつまでたってもおしり、背中、後ろ足、しっぽに触られることを嫌がるとしたら、そこには必ず理由があると考えるべきです。
おしりや背中をくっつけて眠らなくても、こんなに可愛がってるんだから何も問題ないのでは?と考える飼い主さんもいらっしゃることでしょう。
しかし、犬にとって安心して急所を預けられる飼い主がいない状態は、かなりのストレスであることを忘れるべきではありません。
なんでもかんでも犬の言いなりになっている飼い主さんの中には、「私は愛犬の下僕で結構です」などと自虐的なジョークで済まそうとする人がいます。しかし、これは勘違いもいいところ。
犬にとって最もストレスなく安心して過ごせる状況は、強いリーダーのもとにいることだからです。何か怖いことがあってもリーダーが守ってくれるから大丈夫!と思えない犬は、実のところはストレスまみれで苦しんでいるのかもしれません。
本当は信頼できるリーダーにおしりや背中をくっつけて寝たいのに、それができないとしたら…。真剣に愛犬のことを考えているのであれば、愛犬が無防備におしりや背中をくっつけて眠れるような飼い主を目指すべきではないでしょうか。
>『愛犬を大切な家族の一員にする為の絶対条件とは?ここに大きな秘が・・・』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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