犬は生姜(しょうが)を食べても大丈夫!ただし、量はほんの少しだけ

犬は生姜を食べても大丈夫です。「えっ!ニンニクやネギと同じくダメなのでは…?」と思われたかたもいらっしゃることでしょう。
確かに生姜はニンニクやネギと同じく薬味として扱われることが多いので、なんとなく警戒したくなりますよね。しかし、生姜には犬が食べると危険な成分は含まれていません。
とはいえ、辛味があるので食べさせてよいのはほんの少しだけ。適量を超えて食べさせれば、体調不良の原因になります。まあ、それは生姜に限った話ではありませんが…。
目次
生姜は健康効果抜群の食材!ただし愛犬の食事に加えるならほんの少しだけ
生姜といえば、私たち人間にとっては薬味としてはもちろんのこと、健康食材としても馴染み深いものがありますよね。
生姜には血行促進による体温上昇・食欲増進・消化促進、殺菌作用・免疫力向上・抗炎症作用などなど、驚くほどたくさんの健康効果が確認されています。
そして、そんな生姜の効果は犬の食事にも取り入れることができるのです。ただし!しつこいようですが、あくまでも適量はほんの少しだけ。なにせ辛味がありますから、適量を超えてしまえば嘔吐まっしぐらになりかねないのでご注意ください。
まあ、私たち人間にしても、生姜はモリモリ食べるようなものではありませんよね。中には生姜をどんぶり一杯食べるかたもいるかもしれませんが、それは間違いなく少数派のはず。
ほとんどのかたは薬味や肉の臭み消し、あるいは料理の風味付けとして味わっているのではないでしょうか。寿司のガリにしても、口の中をさっぱりさせる口直しとしての役目ですよね。
というわけで、犬のご飯においても生姜は薬味と考えたほうが、その役割がわかりやすくなるのではないかと思います。
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犬は寒さには強いが冷えには弱い生き物です
きちんと適量さえ守れれば、生姜は人間の場合と同じく、犬の体を内側からポカポカに温めてくれる健康食材です。
「でも、犬って暑さには弱くても寒さには強い生き物のはずでは?」と思われたかたもいらっしゃることでしょう。それは半分正しくて、半分間違っています。
実のところ、犬は確かに寒さに強い生き物ではありますが、冷えには弱い生き物です。そして寒さに強くいられるのは、あくまでも内臓の温度が高くてしっかり体を守れる犬だけなのです。
現代を生きる犬達の多くは内臓――とりわけ腸の温度が下がりやすく、そのせいで腸内環境が悪化しやすい状態にあります。
腸内環境が悪化するとどうなるのかといえば、そう、免疫力が低下してしまうんですね。免疫力が低下している体は、侵入してくるウイルス・細菌・寄生虫などの外敵とまともに闘うことができません。だからこそ、免疫力低下は万病の引き金を引いてしまうのです。
そうなんです、体を内側からしっかり温めて免疫力を高めることは、犬の健康を守ることに見事なまでに直結しているわけですね。
シベリアやアラスカなどの極寒の地で暮らしている犬達の中には、-20℃の中でも屋外で当たり前のように眠っているものもいます。全身カチンコチンに凍ってしまいそうな土地で元気いっぱいに暮らしていけるのは、カロリーの高い食事をしっかり食べ、自ら熱を作り出しているからです。要するに、内臓がホカホカなんですね。
内臓(特に腸)がホカホカであれば、極北の地でも元気いっぱいに生きることができるのです。いかに犬の腸の温度を上げることが重要なのか、わかるのではないでしょうか。犬の健康は腸の温度に左右されると言っても過言ではありません。
>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる』
犬の健康に良い効果が期待できる生姜の成分
生姜には辛味の成分が3種類ふくまれています。この辛味の成分こそが、犬の体を内側から温めてくれるのです。
- ジンゲロール……ショウガに最も多く含まれている辛味成分で、血流促進作用・抗菌作用・抗酸化作用が期待できる。
- ショウガオール……ジンゲロールを加熱、あるいは乾燥させることでショウガオールに変化する。辛味が強く体を温める作用が強力。
- ジンゲロン……ジンゲロールが分解することでジンゲロンに変化する。血流促進作用・抗菌作用・抗酸化作用だけではなく、脂肪燃焼促進効果も期待できる。
生姜に含まれている成分のうち、健康効果が強いものはすべて辛味の成分なんですね。だからこそ、犬に与える際には量に気をつけなければいけないのです。せっかくの生姜が嘔吐や下痢の原因になってしまったら、元も子もありません。
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犬に生姜を与える時の目安の量
生姜はありがたいことに、生のままでも加熱をしても体を温める成分を摂取することができます。皮の部分には栄養がたっぷり詰まっているので、せっかく愛犬の食事に加えるのであれば、皮ごとすりおろすのが一番かもしれません。
犬に与える目安の量(1日分)
- 体重5kg前後の小型犬 → 小さじ1/4杯程度
- 体重10~15kgくらいの中型犬 → 小さじ1/2杯程度
- 体重20kg以上の中・大型犬 → 小さじ1杯程度
上記の量は、あくまでも1日分の目安です。言うまでもありませんが、初めて生姜を与える際はこれより少ない量で試しつつ、体調に問題がないかを確認しなければなりません。
また、いくら生姜が血行促進に効果があるからといって、たっぷり食べさせればいいわけではありません。辛み成分が胃腸の刺激となり、嘔吐や下痢の原因になるので過剰は絶対に厳禁です。
目安の量より少ない分には良いですが、くれぐれも多めに与えるのはやめておきましょう。
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今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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