犬が生肉を食べたら嘔吐・下痢をした!生肉は扱いが難しい食材

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愛犬の体に良さそうな食材を探している飼い主さんは、「生肉」に目を留めたことがあるのではないでしょうか。

 

生肉は犬の胃腸が消化しやすく、酵素が摂取でき、歯垢がつきにくく歯周病のリスクが減らせ、さらには食物アレルギーが改善できて免疫力も上がり――と、まるで夢の食材のような宣伝文句が並んでいるのを見かけたこともありますが…。

 

犬に生肉を与えることにはメリットだけではなく、当然のことながらデメリットもあります。そして、思った以上にそのデメリットは大きいのです。

 

犬が獲物を狩って生で食べていたのは遥か昔の話し

 

犬に食べさせる食事の動物性タンパク質は「生肉」にするべきだ、という意見の元になっているのは「犬が野性で生きていた時代は、獲物を捕らえて生のまま食べていた」という理屈によるものです。だから本来犬が食べる肉は「生」こそが自然、という考え方ですね。

 

現代も多くの犬が野生動物(野良犬・野犬)として暮らしている国はありますが、日本において野犬の存在はすでに一般的ではありません。もちろんゼロではありませんが、少なくとも都市部で野犬を見かける機会はほとんどありませんよね。

 

日本においても、その昔犬は当たり前のように獲物を狩って生のまま食べていたのでしょう。しかし、それはいったいいつの時代の話しでしょうか。

 

日本人と犬が暮らし始めた歴史を紐解くと、今から1万年以上も前の縄文時代にまでさかのぼります。さすがにそれは極端な話しとしても、令和の世となった今は昭和から数えてすでに95年以上が経過しているのです。

 

その間に犬は「家畜(番犬)」→「ペット」と変遷し、今では「家族の一員」となりました。その犬に「昔は獲物を狩って生のまま食べていた」と理由付けするのは、少々無理があるのではないでしょうか。

 

なぜなら犬の体は人間と暮らす中で多くのことを人間社会に適合させ、そこには食生活の変化も含まれているからです。

 

愛犬の下痢に悩んだら知ってほしいことがあります。

>『下痢の改善は3つのポイントと現代の犬の生態を知る事が鍵となる。

 

 

市販されている犬用生肉ドッグフードの細菌・寄生虫を調査した結果

 

犬は人間社会の中で暮らすようになってから、動物性・植物性を問わず加熱した食材を多く食べるようになりました。

 

しかし、だからと言って「生肉」が食べれなくなったわけではありません。肉食動物に近い胃腸の作りをしている犬にとって、生肉がいまだ消化しやすい食材であることは事実なのでしょう。

 

しかし問題は、「犬に食べさせても安全な生肉を日常的に飼い主さんが用意するのが難しいこと」と、「安全な生肉を安全なまま家庭で保管し安全に扱うことが難しいこと」です。

 

実際に、犬の先進国であるヨーロッパでは、犬の食事に生肉を選択すべきではないと獣医学者が警告しています。もちろん、根拠もなくそのような意見を公表しているわけではありません。

 

オランダ・ユトレヒト大学の検証結果

オランダのユトレヒト大学の研究チームが市販されている「ペット用生肉フード(冷凍)」に、人間と動物どちらにも感染する人畜共通細菌」や「寄生虫」が見つかるか調査しました。

 

そしてオランダ国内で流通している8ブランド35製品を検査したところ、全体の25%の製品から大腸菌、20%からサルモネラ菌、43%からリステリア菌が検出されたのです。

 

さらに4製品からはクルーズ肉胞子虫と羊肉胞子虫が発見され、2製品からトキソプラズマ原虫が発見される結果となりました。

 

もちろん、これはオランダ国内だけの実験結果であり、日本で同様の調査を行えば違う結果が出るのかもしれません。しかし、少なくともオランダは日本と同じ先進国に分類されている国です。違う国の話しだから…、で片付けるにしては、あまりにも深刻な実験結果ではないでしょうか。

 

 

健康のために食べさせた生肉が嘔吐や下痢の原因になったら元も子もない

 

そもそもなぜ愛犬に生肉を食べさせたいかといえば、ひとえに愛犬の体に良さそうだからではないでしょうか。しかし、現代を生きる犬達は野犬として生きていた頃とは違い、衛生的な環境に体を適合させています。

 

犬だからという理由だけで、細菌や寄生虫感染のリスクがなくなるわけではありません。細菌や寄生虫の付着した生肉を食べてしまった場合、人間と同じように嘔吐・下痢などを引き起こし、場合によっては重篤な状態に陥ることもありえるのです。

 

もちろん、犬用として販売されている「生肉」は、人間も食べられる(という前提)の衛生的に処理されたものなのでしょう。しかし、どんなに衛生的に処理してから流通させた生肉であろうと、家庭に届いてからの扱い方次第では、いとも簡単に安全ではなくなります。

 

「生肉を食べさせると免疫力が上がって病気をしにくくなるから」という理由で家庭での扱いが難しい生肉を選ぶぐらいなら、腸を温める食事で腸内環境の改善を図った方が、安全で確実に愛犬の免疫力を上げられるのは間違いありません。

 

犬の下痢の改善についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

>『犬の下痢は解毒作用!効かない下痢止めより腸を温める方が回復の早道』

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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現時点で食欲が全くない場合は、こちらのトライアルでお試しください。

 

トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。

 

 原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D

 

原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

賞味期限:開封後10日以内にお使いください。

消費量:小型犬で約4~5回分(目安)

お支払い方法:クレジット/代引き

同包物:レシピ

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先ずは、下痢を止めてはいけない理由

肛門から下痢が出てくる理由を知ることから。

 

・なぜ、薬で腸が冷えるのか?

・なぜ、腸を温める必要があるのか?

・なぜ、トロトロスープが良いのか?

・なぜ、乳酸菌生産物質が必要なのか?徹底解説

この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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