【犬の手作りご飯】緑黄色野菜|犬の体調に合わせた選び方
犬の手作りご飯にチャレンジしたい気持ちはあるものの、食材選びが難しそうで二の足を踏んでいる飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
とりわけ野菜は種類が豊富な分、どれを選べばいいのか、かえってわかりにくいですよね。
犬の体に良い効果をもたらす野菜を選ぶことは大切です。しかし、絶対NGの野菜(タマネギ・ネギ類など)をのぞけば、意外なほど多くの野菜が犬の手作りご飯の食材に使えます。
もちろん、体調によっては避けたほうがよい野菜もあり、そこだけは注意が必要。とはいえ、そういった部分を差し引いても、愛犬の手作りご飯に使える野菜は種類が豊富です。
というわけで、今回は手作りご飯に使う「緑黄色野菜」について詳しく見ていきましょう。
目次
トマト:低カロリーで栄養豊富!
【調理の仕方】加熱・生
見るからに栄養のありそうなトマトは、犬に生でも加熱でも食べさせられる、貴重な緑黄色野菜です。
トマトの約94%は水分なので、暑い時期は水分補給を兼ねて生のまま、寒い時期は加熱をするという使い方もいいのではないでしょうか。
ただし、下痢や軟便をしがちなお腹が敏感な犬は、必ず加熱してから食べさせたほうが安全なのは間違いありません。
また、トマトにはβカロテンが多く含まれているため、ビタミンAの過剰摂取(※)によって肝臓に負担をかけないよう、毎日ではなく時々食べさせる程度が犬の適量。これは、βカロテンを含む野菜全般にいえることです。
※βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換されるが、犬は他の動物と比較して、ビタミンAへの変換率が高いと考えられるため。
犬の健康に効果的なトマトの栄養素
- カリウム → 過剰な塩分の排出・血圧安定
- βカロテン → 免疫力向上・被毛や視力の健康維持
- ビタミンC → 免疫力向上・抗酸化作用・アンチエイジング
- リコピン → 抗酸化作用・がん予防
- 13-oxo-ODA → 脂質代謝異常の改善・がん予防
犬の手作りご飯にトマトを使うときの注意点
熟していないトマト・葉・茎などにはトマチンという毒性の糖アルカロイドが含まれています。
大量に食べると下痢・嘔吐・血便などの原因となるため、犬に食べさせるトマトは真っ赤に熟したものだけにしておきましょう。
ミニトマトのヘタを一つ飲み込んでしまった程度で体調を崩すことはまずありませんが、消化に悪いヘタは取り除くのが基本です。
また、皮部分も犬の胃腸では消化しにくいため、ジューサーでしっかりすり潰す、あるいは湯むきをしてから食材に加えましょう。
トマトが適している犬の体調
- 体調に何も問題がない時の通常食として
- 夏バテや疲労で元気がないとき
ブロッコリー:健康な犬だけに最適な緑黄色野菜
【調理の仕方】加熱
ブロッコリーは栄養豊富ではあるものの、犬の食事に加える際には少し制限の多い緑黄色野菜です。
まず第一に、生でも食べさせることはできますが、犬の胃腸の負担を考えたら加熱一択が安全といえるでしょう。ただし水溶性のビタミンを多く含んでいるため、加熱のし過ぎには注意が必要です。
また、犬の手作りご飯に加える際は、細かく刻んでください。芯の部分は加熱後に皮をむいてから細かく刻むと、犬の胃腸に負担をかけにくくなります。
ブロッコリーには食物繊維が豊富に含まれていますが、不溶性食物繊維の割合が多いため、食べさせすぎると下痢や軟便の原因になることも。また、便秘の犬に食べさせると便が硬くなりすぎる恐れがあるため、いずれにしても注意が必要です。
犬の健康に効果的なブロッコリーの栄養素
- ビタミンC → 免疫力向上・抗酸化作用・アンチエイジング
- βカロテン → 免疫力向上・被毛や視力の健康維持
- ビタミンE → 抗酸化作用・細胞膜の酸化防止
- 葉酸 → 細胞分裂促進・造血
- カリウム → 過剰な塩分の排出・血圧安定
- スルフォラファン → がん予防・糖尿病予防・肥満予防・神経疾患改善
犬の手作りご飯にブロッコリーを使うときの注意
ブロッコリーはアブラナ科の植物のため、ゴイトロゲンが含まれています。甲状腺に問題がある犬は、避けたほうが無難といえるでしょう。
また、量が多いわけではないものの、シュウ酸も含まれています。そのため、尿路に問題を抱えた犬に食べさせる場合はしっかり下茹でをし、量も少なめが安全です。
ブロッコリーが適している犬の体調
•体調に何も問題がない時の通常食として
アスパラガス:疲労回復が期待できる栄養と旨味のハイブリッド
【調理の仕方】加熱
ビタミンやミネラルをバランス良く含んでいるアスパラガスは、生で犬に食べさせてもよいとされていますが、基本的には加熱をしたほうがよいでしょう。
またしても加熱か!せっかくのビタミンが台無しだ…、という心配は無用。なぜならアスパラガスに含まれているビタミン類は、茹でても栄養成分があまり失われないという、ありがたい特徴があるからです。
となると、無理してまで生で食べさせる必要はありません。
アスパラガスに含まれている旨味成分のアスパラギン酸は、疲労回復効果が高いとされているアミノ酸の一種で、穂先にたくさん含まれています。
犬の健康に効果的なアスパラガスの栄養素
- アスパラギン酸 → 疲労回復・新陳代謝アップ・免疫力アップ・利尿作用
- ルチン → 抗酸化作用・アスパラギン酸の吸収アップ
- βカロテン → 免疫力向上・被毛や視力の健康維持
- カリウム → 過剰な塩分の排出・血圧安定
- 葉酸 → 細胞分裂促進・造血
犬の手作りご飯にアスパラガスを使うときの注意点
アスパラガスは硬いものから柔らかいものまで千差万別です。食べさせるときは食道に詰まらせたり胃腸の刺激にならないよう、細かく刻んだり薄切りにするといったひと手間を必ず加えましょう。
また、根元やはかま(三角形の葉のような部分)が硬い場合は包丁で削り取る、あるいはピーラーで皮を剥いてしまえば、柔らかい部分だけを食べさせることができます。
アスパラガスが適している犬の体調
- 体調に何も問題がない時の通常食として
- イライラしている、あるいは神経過敏になっているとき
- 膀胱炎になりやすい
- 体にむくみがあるとき
オクラ:胃腸の働きを助けるネバネバ成分たっぷり
【調理の仕方】加熱・生
オクラにはなぜかシュウ酸が多いというイメージがありますが、実際はそうでもありません。犬の手作りご飯に使われる頻度が高いキャベツと比べても、シュウ酸の含有量は半分程度です。
オクラにはとにかく胃腸系にまつわる栄養素が満載。食物繊維の含有量はブロッコリーより多く、胃腸の粘膜保護に効果が期待できるネバネバ成分のペクチンとムチンが豊富に含まれています。
お腹に問題のある犬におすすめしたいと言いたいところですが、水溶性食物繊維の2.5倍不溶性食物繊維が含まれているため、食べさせすぎには注意が必要。腸の蠕動運動を刺激しすぎてしまうと、下痢や軟便の原因になることがあります。
どちらかといえば、便秘気味の犬のほうがオクラの恩恵を受けやすいのではないでしょうか。もちろん、与え過ぎると便秘を悪化させてしまうため、食べさせる量には注意が必要です。
犬の健康に効果的なオクラの栄養素
- ペクチン → 整腸作用・便秘改善
- ムチン → 胃の粘膜保護・タンパク質の消化吸収サポート
- カルシウム → 骨や歯の形成・細胞分裂促進・神経興奮の抑制
- カリウム → 過剰な塩分の排出・血圧安定
- βカロテン → 免疫力向上・被毛や視力の健康維持
- ビタミンC → 免疫力向上・抗酸化作用・アンチエイジング
犬の手作りご飯にオクラを使うときの注意点
オクラのヘタは硬いため、必ず取り除いてください。種はそのままで大丈夫ですが、細かく刻む際に種も粉砕してしまいましょう。
生でも加熱でも犬に食べさせられる貴重な緑黄色野菜ですが、下痢や軟便などお腹が敏感な犬の食事に加える場合は、加熱のほうがより安心です。
オクラが適している犬の体調
- 体調に何も問題がない時の栄養補給として
- 便秘気味で食物繊維をしっかり摂取させたいとき
- 消化不良が気になるとき
かぼちゃ:栄養たっぷりだがカロリーが高い
【調理の仕方】加熱
甘味のあるかぼちゃは、犬が喜んで食べる野菜です。これでもか!というほど栄養がたっぷりと詰まっており、中でもビタミンEは数ある野菜の中でも、モロヘイヤに次ぐ含有量を誇ります。
手作りご飯の材料、おやつ、トッピングと大活躍してくれるかぼちゃですが、当然のことながら適量を守らなければ意味がありません。
大喜びで食べるからといって与え過ぎれば、せっかくのかぼちゃの栄養素がアダになるので注意が必要です。
犬の健康に効果的なかぼちゃの栄養素
- βカロテン → 免疫力向上・被毛や視力の健康維持
- ビタミンE → 抗酸化作用・細胞膜の酸化防止
- ビタミンB1 → 神経系の機能維持
- ビタミンB2 → 皮膚や被毛の健康維持
- ビタミンB6 → 皮膚や粘膜の健康維持
- ビタミンC → 免疫力向上・抗酸化作用・アンチエイジング
- カリウム → 過剰な塩分の排出・血圧安定
犬の手作りご飯にかぼちゃを使うときの注意点
かぼちゃの種やワタは消化管を詰まらせる原因になるため、取り除いてから調理をはじめてください。柔らかく茹でてあってもサイズによっては食道などに詰まる危険性があるため、必ず細かく切るか、あるいはペースト状にして食事に加えたほうがよいでしょう。
皮はかなり硬いため取り除いたほうが無難ですが、栄養が豊富に含まれています。柔らかく茹でてからすり潰す、あるいはミルサーで細かく砕いてから調理するなどし、消化しやすくなるひと手間を加えましょう。
ただし、皮部分には不溶性食物繊維が多く含まれています。下痢や便秘をしている犬に与える場合は、取り除いたほうが無難です。
また、かぼちゃはカロリーの高い野菜です。肥満の犬やダイエット中の犬にはカロリーオーバーとなりやすいため、食べさせる量には充分に注意してください。
かぼちゃが適している犬の体調
- 体調に何も問題がない時の通常食として
- 下痢や軟便でお腹がやや敏感なとき
- 便秘気味で食物繊維をしっかり摂取させたいとき
- 咳がでるとき
- 疲労などで元気がないとき
- シニア犬の関節炎予防に
緑黄色野菜は栄養豊富だが食べさせすぎはNG!
緑黄色野菜はビタミンやミネラルを豊富に含み、犬の体にも良い効果が期待できます。
しかし、それはあくまでも適量を摂取している場合に限られ、食べさせすぎればデメリットが前面に出てきてしまうことになるでしょう。
淡色野菜、根菜、イモ類、穀物などとともにバランス良く食事に取り入れることが、犬の手作りご飯を健康的な食事に仕立ててくれるのです。
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
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商品紹介
トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。
原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D
原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)
与え方:腸内リセットレシピ参照
賞味期限:開封後10日以内にお使いください。
消費量:小型犬で約4~5回分(目安)
お支払い方法:クレジット/代引き
同包物:レシピ
下痢、血便、アルブミン低下を
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