【犬の手作りご飯】穀物は悪者じゃない!犬の大切な栄養源

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グレインフリー穀物不使用)のドッグフードが台頭してきたあたりから、犬の食事における「穀物」は、なんだか悪者のような扱いを受けることが多くなりました。

 

犬は雑食だけど肉食獣寄りだから、犬の胃腸は穀物を消化できない!」「穀物は犬のアレルギーの原因になる!」といったあたりが穀物反対派の言い分なわけですが……。

 

まず結論から申し上げてしまいましょう。穀物は犬にとって大切な栄養源です!

 

というわけで、今回は犬の食事における穀物に関する誤解を解いていきたいと思います。

穀物はイネ科の種子のこと

 

穀物とは、イネ科の植物の種子をさします。イネ科という広いくくりでは700属8000種類にものぼるため、わかりやすいように私たちが食用の穀物として認識している種類をざっとあげてみると――

 

米・小麦・大麦・ライ麦・ハト麦・きび・あわ・ひえ・トウモロコシ……

 

「え、トウモロコシってイネ科なの⁉」と思われたかたも多いのではないでしょうか。

 

人間の食べ物の世界ではとかく「米VS小麦」の構図を描きたがりますが、実際はどちらもイネ科の植物なんですよね。

 

犬は正しく加熱した穀物を消化できる!

 

冒頭でも申し上げましたが、穀物犬にとって大切な栄養源です。当然のことながら、犬は穀物を消化することができます

 

「犬が野生で生きていた時代は、穀物なんて食べていなかったはず。だから犬の胃腸は、穀物を消化するようにはできていない」という反論が飛んできそうですが――。

 

こういったことを声高に叫ぶ人は、大切なことを見落としています。

 

そもそも穀物に含まれているでんぷんは、加熱しない状態のままでは人間だってまともに消化することはできません

 

だから私たちは米や麦を生のままでは食べず、当たり前のように加熱調理しているんですよね。

 

犬が野生動物だった時代に穀物を食べなかったのも、おそらくは同じ理由なのでしょう。生のままでは消化できないから、食べ物ではなかったのです

 

しかし、人間と暮らすようになった犬は、加熱した穀物を食べることができるようになりました。きちんと消化性がアップした状態の穀物だからこそ、犬の栄養源の一つとなりえたわけですね。

 

 

犬の食物アレルギーは穀物ではなくタンパク質に反応している

 

次に、穀物アレルギーの原因になるから避けたほうがいい、という意見ですが――。

 

こういったことをグレインフリーの根拠にあげる人は、穀物をやり玉にあげるためだけに食物アレルギーを持ち出しているような気がしてなりません。

 

そもそも食物アレルギーの原因となるのは、そのほとんどがタンパク質です。もちろん穀物にも含まれていますが、肉類や乳製品と比較するとタンパク質の量は多いとはいえません

 

もちろん、わずかな量でもタンパク質が含まれていればアレルゲンになる可能性はあるわけですが、それを言ったら野菜にも果物にもタンパク質は含まれています

 

それなのに穀物だけを悪者のように扱うのは、損得にかかわるような思惑があるのだろうか、などと勘ぐらずにはいられないような…。

 

とはいえ、粗悪なドッグフードに大量に使われることの多いトウモロコシ・小麦・大豆などの穀類(広義の意味では豆類も穀物に含まれる)が、犬の体調に悪影響を及ぼしている事実を否定しようとは思いません。

 

しかし、それをそのまま「犬の食事に穀物はダメ」と受け取ってしまうのは、少々短絡的な考え方ではないでしょうか。

 

犬の食物アレルギーの原因は穀物より肉類の方が多いという事実

 

実際のところ、犬の食物アレルギーの原因となる食材を調査した結果牛肉・鶏肉といった肉類と比較して、穀物が原因となっているケースは少ないことが判明しています。

 

犬の食物アレルギーの原因となっている食材を多い順にあげると、

牛肉→乳製品→鶏肉→小麦→大豆→羊肉→卵→トウモロコシ→豚肉→魚肉→米→大麦→ウサギ肉

となります。

 

穀物の中でもとりわけ悪の権化のように扱われているトウモロコシですが、なんとアレルギー用のドッグフードに使われることの多い羊肉より、実は発生件数が低いという驚きの事実が。

 

もちろん、だからといって肉類よりトウモロコシなどの穀物をバンバン食べさせたほうがいいと言っているわけではありません。

 

犬の食べ物の栄養バランスを考えるうえで、穀物だからという理由だけで過度に避ける必要はないことを、知ってほしいのです。

 

 

犬の食事におけるグレインフリーとグルテンフリー

 

グレインというのは穀物のことで、グレインフリーとは「穀物を使っていない」という意味です。

 

グレインフリーのドッグフードは穀物を一切使わず、その分野菜やハーブを多く配合して栄養バランスをとっているわけですね。

 

これに対し、グルテンとは小麦・大麦・ライ麦などを製粉して得られる麦類のタンパク質のことです。

 

つまり、グルテンフリーのドッグフードとは、こういった「麦由来のタンパク質を含んでいない」という意味なんですね。

 

この違いを正しく理解することには大きな意味があります。なぜなら、私たちが主食にしている白米にはグルテンは含まれていないため、グルテンにアレルギーのある犬が食べてもなんら問題はないからです。

 

穀物にアレルギーがあると思い込んでしまうと、本来であれば良い栄養源となるはずの穀物まで排除することになりかねません。

 

これは犬の健康を考えた食事を用意するうえで、とてももったいないことではないでしょうか。

 

正しく調理した穀類は犬の大切な栄養源

 

犬は肉食獣に近い雑食動物だからと肉ばかりを食べさせていたら、腎臓を疲弊させた結果、腎機能を低下させてしまうことになるでしょう。

 

水とともに加熱した穀物はでんぷんが糊化(こか)されているため、犬の胃腸でも十分に消化吸収することができます。

(※糊化/でんぷんを水と加熱することででんぷんの分子が規則性を失い、糊状にな ること)

 

断片だけをとらえた真偽のわからない情報に振り回されるのではなく、正しい知識を得ることこそが、愛犬の健康長寿につながるのではないでしょうか。

 

>『【犬の手作りご飯】葉物野菜|犬の体調に合わせた選び方

 

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今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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 原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D

 

原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

賞味期限:開封後10日以内にお使いください。

消費量:小型犬で約4~5回分(目安)

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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