犬は豆苗を食べても大丈夫!リボベジするなら栄養を考えると2回まで

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このところ、ありとあらゆる食品が値上がりしています。家計のことを考えると、なんとも頭の痛い問題ですよね。だからこそ、以前にも増してリボベジにいそしんでいる飼い主さんもいらっしゃるはず。

 

リボベジとは、「リボーンベジタブル」の略で、要するに購入した野菜から切り落とした根やヘタを水に浸けて、再生させる栽培方法のことです。

 

中でも代表格ともいえるのが「豆苗」のリボベジ。豆苗は犬が食べても大丈夫な野菜なので、リボベジできるのはありがたいですよね。

犬も食べられる豆苗は物価高騰でも価格が安定しているありがたい野菜

 

このところ、いろいろな場面で目にする「サスティナブル(sustainable)」というワード。直訳すると「持続可能な」という意味です。

 

世界共通の取り組みうんぬん…、というややこしいことはとりあえず抜きにして、1回しか食べられないと思っていた野菜が、水だけで2回以上食べられるようになるのは、単純にありがたいことではないでしょうか。

 

このところ愛犬の手作りご飯の食材が高くなってきたよなぁ、と頭を悩ませている飼い主さんにとっても、これは見逃せない話題ですよね。

 

今回取り上げる豆苗は、あらゆる野菜が値上がりしている中でも、比較的価格が安定している、とてもありがたい野菜です。その豆苗を一度購入してリボベジすれば、買わずしてもう一度食べられます。

 

おまけに豆苗は、犬が食べても大丈夫な野菜。これはもう、リボベジにトライしない理由はないと思いませんか?

 

 

愛犬の食事に加えたい豆苗はエンドウ豆の若菜で栄養豊富

 

ところで、豆苗とはつまり何なのかご存知ですか?見た目は豆から伸びた茎と葉と根ですよね。豆の部分はモヤシに比べると妙にガッチリしているので、「これ、何の豆だろう?」と思ったかたもいらっしゃるはず。

 

色味から「大豆かな?」と思われたかもしれませんが、豆苗はエンドウ豆の若菜です。では、そもそもエンドウ豆とは何なのかといえば、私たちがよく知るところではグリンピースのことですね。未熟なエンドウ豆のことを、グリンピースと呼んでいます。

 

豆苗はエンドウ豆の若菜ですから、もうこの時点で栄養満点であることがわかるはず。ビタミン・ミネラル・食物繊維など様々な栄養がバランスよく含まれている豆苗ですが、その中でも犬の健康に役立つ成分をいくつかご紹介します。

 

犬の体に良い豆苗の栄養β-カロテン(ベータカロテン)

β-カロテンは犬の体内でビタミンAに変換されます。免疫力向上・目の健康維持・呼吸器系の維持・抗酸化作用による活性酸素の抑制・皮膚と粘膜のバリア機能向上など、様々な効果が期待できます。

 

犬の体に良い豆苗の栄養ビタミンK

ビタミンKは犬の体内で骨を丈夫にし、貧血予防に重要な役割をもつ脂溶性ビタミンです。ビタミンKが不足すると血が止まりにくくなり、内臓出血や脳内出血を引き起こす原因になります。

 

犬の体に良い豆苗の栄養葉酸

葉酸はビタミンB群の一種で、水溶性のビタミンです。DNAの合成に関わり、細胞の正常な増殖に欠かすことのできないビタミンです。また、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助ける働きがあるので、欠乏すると貧血の原因になります。

 

上記以外にも、豆苗にはビタミンC・ビタミンEなどが含まれています。また、エンドウ豆の若菜だけあって、植物性タンパク質も野菜の中では比較的多く含まれています。

 

とはいえ、豆苗に含まれている植物性タンパク質だけでは、犬の必須アミノ酸すべてをカバーすることはできません。愛犬の手作りご飯に豆苗を使うときは、タンパク質の食材としてではなく、ビタミン摂取のための食材と考えましょう。

 

>『【犬の手作りご飯】オメガ3脂肪酸|DHA・EPA・αリノレン酸の違い

 

 

豆苗のリボベジは2回まで!3回目以降は栄養価が急降下

 

豆苗を一回買えば、何度も何度もリボベジして愛犬のご飯に加えられる……とはなりません。なぜなら、豆苗の栄養源である豆の部分の養分が1回目の収穫で減少し、2回目ともなるとほぼすべてを使い切ってしまうからです。

 

もちろん、3回目以降も収穫できないわけではありません。しかし1回目2回目に比べると成長はかなり遅くなり、含まれている栄養も乏しくなってしまいます。

 

おまけに栽培している水には雑菌やカビが繁殖しやすくなりますから、豆苗のリボベジは2回目まで、としておくのがよさそうです。

 

犬に食べさせてもよい豆苗の

 

豆苗に限らずすべての食材に言えることですが、どんなに栄養豊富であろうと、適量を守ってこそ愛犬の健康な体作りに役立ちます

 

とりわけ豆苗のような植物性の食材は、基本的には肉食獣に寄っている雑食動物の犬にとっては、消化が得意とはいえません。

 

豆苗には食物繊維の中でも不溶性食物繊維が多く含まれているので、下痢や軟便をしがちな犬に食べさせる際は、適量より少なめにしたほうが安全です。

 

また、便秘がちな犬の場合は適量であれば排便を促す効果が期待できますが、多すぎると便秘を悪化させてしまう可能性があるので注意してください。

 

  • 体重5kg程度の小型犬……1日分の量は30g程度
  • 体重15kg程度の中型犬……1日分の量は70g程度
  • 体重30kg程度の大型犬……1日分の量は120g程度

 

ちなみに、豆苗1パックの可食部分はだいたい85g前後です。食べさせる際は、消化しやすくなるようにしっかりと細かく刻みましょう。

 

また、豆苗は生と加熱どちらも犬は食べられますが、消化のことを考えると加熱して柔らかくすることをおすすめします。大切なのはしっかり消化して栄養を吸収することです。

 

>『【犬の手作りご飯】緑黄色野菜|犬の体調に合わせた選び方

 

 

犬が食べられるのは豆苗だけじゃない!カイワレ大根ブロッコリースプラウトも食べられる

 

豆苗だけではなく、カイワレ大根やブロッコリースプラウトも犬が食べられる野菜です。ただし豆苗とは違い、カイワレ大根ブロッコリースプラウトはリボベジができません

 

まあ、リボベジはできなくても栄養豊富な野菜であり、かつ比較的安価に購入できるので、愛犬の手作りご飯の食材に使いやすい野菜であることは間違いないわけですが…。

 

豆苗・カイワレ大根・ブロッコリースプラウトのどれを愛犬の食事に加えるにしても、とにかくすべてに共通しているのは、消化しやすくなるように必ず切り刻むことです。また、どれも生で食べさせられますが、消化のことを考えると加熱がおすすめです。

 

見栄えが良いからという理由で、出来上がった食事の上にパラパラふりかけるような加え方はやめておきましょう。まったく消化されずに排出されるだけならまだマシで、場合によっては愛犬の胃腸に負担をかける恐れがあります。

 

豆苗のリボベジを楽しみながら、愛犬のご飯に栄養をプラスしよう

 

リボベジは、本来であれば捨てるはずだった部分を再利用するわけですから、まさしくサスティナブルです。おまけに、水と容器さえあればできる手軽さもいいですよね。

 

自分が育てているという感覚に加えて、スクスク成長していく葉や茎を見ていると、なんとなく嬉しくなるのが人間の性質(さが)というものです。

 

豆苗のリボベジを存分に楽しみながら、愛犬のために栄養バランスのとれた良い食事を用意してあげましょう!

 

>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

これまでに6,000人以上の飼い主様からご相談をいただき、現在も日々ご相談をお受けしています。下痢・軟便・アルブミン低下など、繰り返す不調の多くは「原因の見極め」で方向性が変わります。ご相談はすべて、坂田が直接対応しています。今の状態を一緒に整理し、今日からできる具体的な対策をお伝えしています。

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