犬の手作りご飯の大事なポイント|失敗しやすい栄養バランスとは?

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大切な愛犬のために添加物の少ない食事を選びたい――

 

下痢や軟便が続いているのでお腹にやさしいご飯を食べさせてあげたい――

 

こんな思いから、手作りご飯を選ぶ飼い主さんが増えています。とりわけ、下痢や軟便がずっと続いている犬や、アルブミン値が低いと診断された犬の飼い主さんは、食事内容を見直したいと切実に考えてしまうのではないでしょうか。

 

犬の手作りご飯は、間違いなくとても良い選択です。とはいえ、おさえておくべきポイントがあり、それは栄養バランスを特定の栄養素に偏らせないことです。

脂質は犬にとって悪じゃない!タンパク質に次ぐ大事なエネルギー源

 

犬の手作りご飯で見落とされがちなのは「脂質」です。タンパク質やカロリーのことばかり考えてしまい、ついつい脂質は不足しがち。また、人間の食事のイメージから、なんとなく脂質は少なめのほうが良いと考えてしまうこともあるでしょう。

 

しかし、犬に必要な五大栄養素の中で、脂質はタンパク質に次いで2番目に数えられています。なぜなら、犬と人間は同じく雑食動物ではありますが、犬の胃腸はどちらかといえば肉食獣に寄っているからです。

 

脂質は犬にとってタンパク質に次ぐエネルギー源であり、皮膚や被毛の健康維持に必須の栄養素。脂質が不足すると皮膚病にかかりやすくなったり、被毛がパサパサになってしまうのです。

 

だからといって、過剰に与えればよいわけでもありません。過剰な脂質は肥満の原因になるだけではなく、膵炎のリスクを高めてしまいます。要するに、脂質は少な過ぎても多過ぎても体調不良の原因になるのです。

 

>『愛犬の薬膳ごはん|①体を温める動物性タンパク質の食材

 

 

手作りご飯で失敗しやすいのは「脂質不足」「脂質過多」「タンパク質過多」

 

犬の手作りご飯で失敗しやすい栄養バランスには次のようなものがあります。

 

脂質が足りない

下痢や軟便が心配だから脂質は控えめにしよう

肉類は鶏のササミを中心にすればヘルシーな手作りご飯になるはず

 

この考え方は、必ずしも間違いではありません。しかし、脂質を極端に減らしてしまうと愛犬の体はエネルギー不足により、次のような状態に陥る可能性があります。

 

  • 体重減少
  • 筋肉量の減少
  • 活動量の低下(元気がなくなる)
  • 血糖
  • 免疫力の低下
  • 回復力の低下
  • 皮膚や被毛の乾燥

 

脂質が足りないと上記のような状態になってしまうのは、単にカロリーが不足しているからではありません。脂質が不足すると脂溶性ビタミンの吸収にも影響が出てしまい、体にとって必要な栄養素が足りなくなるからです。(脂溶性ビタミン/ビタミンADEK

 

脂質が多すぎる

では逆に、脂質が多過ぎる手作りご飯について考えてみましょう。脂質が過多になりやすいのは、次のようなケースです。

 

  • 動物性タンパク質の食材にひき肉を多用する
  • 調理をする時に使う油の量が多い
  • 脂身の多い肉を使う

 

こうしたケースでは、どうしても脂質過多になりがちです。そして、脂質が多過ぎると次のような体調不良を引き起こすリスクが高まってしまいます。

  • 下痢や軟便
  • 嘔吐
  • 肥満
  • 膵臓への負担

 

何度も申し上げますが、脂質は犬にとってとても重要な栄養素。不足しても多過ぎても体調不良の原因になってしまうのです。

 

タンパク質が多すぎる

犬にとって最も重要な栄養素はタンパク質です。このことは犬の飼い主さんの間ではかなり周知されていますが、だからこそ逆に多過ぎてしまうケースが発生しています。

 

特に、愛犬のアルブミン値が低下していると、「とにかくタンパク質を増やしてアルブミン値を上げなければ!」と頑張ってしまう飼い主さんは少なくありません。

 

しかし、消化力が低下している犬に高タンパク食を与えると、未消化物が増えてしまい、結果として腸内環境のさらなる悪化を招いてしまうことになるのです。

 

タンパク質は確かに犬にとって最も重要な栄養素です。しかし、栄養は単体で考えるべきではなく、バランスで考えなければ最良の結果を得ることはできません。

 

これは何も手作りご飯に限ったことではなく、総合栄養食のドッグフードを食べさせていたとしても、オヤツやトッピングでタンパク質過多になれば、栄養バランスは崩れてしまいます。

 

>『現代の犬に最も多い下痢とアルブミン低下の原因は腸の冷え!

 

 

脂質不足・脂質過多が招く犬の体調不良

 

ダイエットブームが依然として続いている昨今、脂質という言葉にはなんとなく良いイメージがありませんよね。しかし、犬の体にとっては絶対に欠かすことのできない栄養素であり、不足しても多過ぎても良いことは一つもありません。

 

不足した場合、本来ならアルブミンなどの合成に使われるはずのタンパク質が無駄に消費されてしまい、血液検査の数値が改善しにくくなります。つまり、脂質不足は「見えにくい栄養不足」を引き起こしてしまうわけですね。

 

反対に、脂質が多過ぎてもろくなことにはなりません。なぜなら、脂質が多過ぎると間違いなく消化器に負担がかかるからです。ではなぜ脂質が多過ぎると消化器に負担がかかるのかといえば、脂質は消化に時間がかかる栄養素だからです。


特に愛犬に次のような症状が見られる場合は、脂質過多を疑ったほうがよいでしょう。

 

  • 軟便がずっと続いている
  • っぽい便をする
  • 急な嘔吐がみられる

 

脂質は消化に時間がかかるからこそ、消化酵素や胆汁の分泌が十分でない犬の体は上手に処理できません。その結果、腸に多大なる負担をかけてしまうわけですね。

 

また、脂質が多過ぎると膵臓に強い刺激を与えることになり、膵炎のリスクを高めてしまうのです。

 

下痢や軟便が慢性的に続いている犬は、まず間違いなく腸粘膜が弱くなっています。だからこそ、脂質の量だけではなく種類にも注意をしなければなりません。

 

>『犬の下痢や震えは腸が冷えているサイン!お腹を内側と外側から温めて免疫力アップ

 

愛犬にとって最適な脂質の量を見極めることが大切

 

慢性的に下痢や軟便が続いている犬、あるいはアルブミン値が低い犬は、特に脂質バランスに注意しなければなりません。

 

なぜなら、こうした犬は消化吸収力が低下しているため、腸粘膜に炎症が起きていて、さらには傷ができている可能性が高いからです。

 

このような状態で脂質を摂り過ぎると、ただでさえ弱っている腸にさらなる負担をかけることになります。

 

では脂質を徹底的に減らせばいいかといえば、これもまた違います。というのも、極端に脂質を減らすとエネルギー不足に陥ってしまい、体力そのものを低下させてしまいかねないからです。

 

大切なのは、単純に脂質を減らすことではありません。必要なのは適切な脂質の量と質を考えることです。具体的な方法としては

 

  • 脂質は少ないがゼロではない肉類を選ぶ
  • 脂身が多い場合は適度に取り除く
  • 揚げ物は与えない
  • 脂質の量は少量から様子を見て増減を考える

 

こうした工夫をしつつ、便の状態や体重の変化を観察し、愛犬にとっての最適な量を調整することが重要です。

 

>『【犬の手作りご飯】野菜の栄養は強固な壁に守られている

 

 

手作りご飯のメリットを活かすために必要な視点

 

手作りご飯は愛犬の体調に合わせて調整できるという、大きなメリットがあります。しかし、せっかくの手作りご飯のメリットも「手作りご飯に対する思い込み」を捨てないと活かすことができません。

 

  • タンパク質は絶対的に多くなければならない
  • 脂質は少ないほど健康的

 

こうした極端な考え方は、手作りご飯のメリットどころか、かえって不調の原因になることもあります。

 

慢性的に下痢や軟便が続いている犬や、アルブミン値の低い犬が必要としている食事の条件は次のようなものです。

 

  • 消化しやすい
  • に余計な負担をかけない
  • 必要なエネルギーをしっかり確保できる

 

私たちは愛犬の食事内容を考えるとき、ついつい栄養の足し算をしたくなります。しかし、重要なのは足し算でも引き算でもなく、バランスなんです。

 

「これが体に良いはず!」と思い込むのではなく、愛犬の便の状態、体重の増減、被毛や皮膚の変化をしっかり観察しながら調整していくことが、手作りご飯を最高の健康ご飯にしてくれるのです。

 

>『犬のアルブミンはステロイドで上げても必ず下がる。そして薬漬けへ・・

 

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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