犬の食べムラはわがまま?それ、もしかしたら体調悪化のサインかも

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昨日は完食したからこれで一安心と思ったのに、今日はほとんど食べてくれない

 

大好物のフードだったはずなのに、突然口をつけなくなった

 

こうした愛犬の食べムラに悩んでいる飼い主さんは、思いのほか少なくありません。そんな愛犬の食べムラはわがままや好き嫌いと思われがちですが、本当にそうなのでしょうか?

 

というわけで、今回は犬の食べムラの原因と、やってはいけない対応について考えてみたいと思います。

ご飯を食べないからといって即わがままと決めつけるのはNG

 

わがままや好き嫌いと思われがちな犬の食べムラ。しかし、実際のところはいくつかの原因が考えられるのです。

 

もちろん、本当にただのわがままや好き嫌い――いわゆる嗜好の問題というケースもあります。しかし、見逃してほしくないのは体調の変化が関係している場合の食べムラです。

 

特に、頻繁に下痢や軟便をしている犬、あるいは血液検査でアルブミン値が低い犬にとって、食欲の変化は重要な体調悪化のサイン!

 

だからこそ、愛犬の食べムラが気になったらわがままと決めつけず、まずはその理由をしっかり突き止めることが大切です。

 

>『愛犬の寿命が気になりますか?それならやるべきは免疫力アップです!

 

 

犬に食べムラが起きる主な理由

 

犬がご飯を食べなくなる理由は、大きく分けて次の3が考えられます。

 

単に食事に飽きてしまっただけ

毎日同じドッグフードを食べていると、香りや味に慣れてしまいます。その結果として、食いつきが悪くなることは珍しくありません。

 

とはいえ、犬は人間が考えているほど味のバリエーションを求める動物ではないのです。ということは、少し食べないからといって即フードを変える必要はないはずなんですよね。

 

単に食事に飽きてしまったことで起きる食べムラに関しては、有体な言い方をすればわがまま、あるいは好き嫌いということになるでしょうか。まあ、要するにあまり心配し過ぎることのない食べムラというわけですね。

 

環境の変化や精神的なストレス

犬は私たち人間が考えている以上に、実はとても繊細な生き物。「え、まさか!」という理由でストレスを感じてしまい、その結果として食べムラを起こしてしまうことがあります。

 

  • 引っ越しで環境が変わった
  • 家族構成に変化が起きた
  • 来客
  • 散歩が足りていない

 

上記のような理由から、犬が食べムラを起こしてしまうことは珍しくありません。引っ越しの時は飼い主もバタバタしているので、なかなか愛犬の様子を細かく見ている暇がありませんよね。

 

飼い主さんに子どもができた時も、愛犬にかまう時間は減ってしまいがちです。人間の子どもではなく、新たな犬を家族に迎えた時も同様に、犬にとっては大きな環境の変化が起きています。

 

また、意外に思われるかもしれませんが、来客は犬にとってストレスの原因になりやすいのです。とても人懐っこい性格の子であれば、来客はウェルカムかもしれません。しかし、人見知り、あるいは神経質な犬の場合は家族以外の人が自分のテリトリー内にいるだけで、神経をピリピリさせてしまうのです。

 

そして、散歩不足も犬に大きなストレスを与える原因になります。散歩不足はただの運動不足ではありません。飼い主さんとの触れ合いの時間が少ないことが、犬の気持ちを不安定にさせてしまうのです。

 

食べムラという言い方をすると「わがまま」のイメージが強くなりますが、要は精神的な要因によって食欲不振の状態に陥っているわけですね。

 

体調になんらかの異変が起きている

最も見落としてはいけないのが、体調不良による食べムラ――食欲低下です。

 

  • 胃腸になんらかの問題が起きている
  • 軽い吐き気(気持ちが悪い)
  • 消化不良を起こしている

 

体がこのような状態になっているとき、犬は本能的に食事の量を減らすことがあります。これを「わがまま」「好き嫌い」と決めつけてしまえば、体が発している不調のサインを見逃すことになるでしょう。

 

ひどい下痢をしたり嘔吐が続いた後で、「そういえばもっと前からなんとなく食いつきが悪かったよなぁ」と気づくことがありますよね。

 

体調不良に気づくまでのあいだ「もう、わがままなんだから!」「好き嫌いするなら食べなくていい!」などと強い言い方をしていたとしたら、きっとあなたの愛犬の心は傷ついていたはずです。

 

食べムラがわがままなのか、体調不良なのかを見分けるポイント

 

愛犬に食べムラが起きたとき、それがただの嗜好なのか、あるいは体調不良なのかを見分けるにはいくつかのポイントがあります。

 

元気や行動で気になるところはありませんか?

いつもと変わらず元気よく遊び、散歩も楽しんでいるとしたら、深刻な体調不良の可能性は低そうです。とはいえ、油断せずに引き続き様子を観察しましょう。

 

便の状態に変化はありませんか?

下痢を繰り返している、軟便が続いている、便の量が少ないなど、便の状態になんらかの気になる変化があるとしたら、消化器の調子が落ちている可能性があります。

 

食べムラをわがままと決めつけず、お腹に優しい消化しやすい食事に変えて体調の変化と便の状態をしっかり確認してください。

 

体重に変化はありませんか?

食べムラを起こしているときは、食事量も減っているはずです。この場合、体重も減少傾向にあるとしたら放置してはいけません。消化器の不調を疑ってしっかり原因を突き止めましょう。

 

ただし、オヤツを食べすぎている場合は食べムラがあっても体重はそう簡単には減りません。愛犬が何をどのくらい食べているのかをしっかり管理するのは、飼い主としての重要な役割の一つです。

 

食後の様子で気になるところはありませんか?

食後に気持ち悪そうにしている、やたらと伸びをしている、最近草をよく食べるようになった――もしもこのようなことに心当たりがある時は、体調不良を疑いましょう。

 

こうした行動は胃腸に違和感があるときによく見られるものです。

 

>『犬がしょっちゅう伸びをしたり草を食べる!もしかして不調のサイン?

 

 

愛犬がご飯を食べないときに、やってはいけない対応とは?

 

愛犬が食べムラを起こしてしまうと、飼い主さんは「なんとかして食べさせなければ!」と焦ってしまいがち。そんな時、次のような対応をしてしまうと食べムラを悪化させてしまうことがあります。

 

よくない対応①すぐに別のフードを与える

これがダメなら別のもの」「それもダメなら次はこれ……というように、次々にフードを変えていると、犬は「食べなければもっと良いものが出てくる」と学習してしまいます。

 

愛犬のわがままや好き嫌いは、意外に飼い主さんの対応が招いている結果だったりするんですよね。

 

よくない対応②食べないよりマシだからとおやつを多く与える

これ、食べムラに悩む飼い主さんがよくやりがちな失敗です。用意した食事を食べてくれないと、飼い主さんとしては心配になりますよね。

 

しかし、食事を食べないからといって好物のオヤツばかり与えてしまうと、間違いなく栄養バランスは崩れてしまいます。おまけに、ますます食事を食べなくなる原因にもなるので良いことは一つもありません。

 

よくない対応③長時間ご飯を置きっぱなしにする

いまは食べないけれど、置いておけばそのうち食べるだろう――この対応は良くありません。なぜなら、犬は「いつでも食べられる」と学習してしまい、結果的に食事のリズムそのものが崩れてしまうからです。

 

食べなかったら10分程度で片付けてしまいましょう。なんだったら5分くらいでもかまいません。体調不良ではない食べムラであれば、必ず空腹に負けて食べるようになります。

 

このあたりは、ある意味愛犬との闘いなので負けないでください。くどいようですが、あくまでも体調不良ではない食べムラの場合ではありますが

 

>『犬のご飯を食べない原因と対策法:腸の冷えに注目!

 

消化器の不調で食べムラが起きているなら、まずは胃腸を整えることが大切

 

慢性的に下痢や軟便が続いている犬は、消化器の不調によって食欲が不安定になることは珍しくありません。

 

・消化がうまくいかない

  

・栄養吸収がうまくいかない

  

・軽い吐き気が起きて気持ちが悪い

 

上記のような状態では、食欲がわかなくても不思議ではありませんよね。このような時は、無理に食べさせるより消化しやすい食事に変えることが必要です。

 

そして、通常通りの量を食べさせることより、まずは胃腸に負担の少ない食事量にすることも大切。消化に良いこと+食事量を調節することで腸内環境を整えることが、食べムラの解消にもつながるのです。

 

>『犬の腸内環境が悪化すると食欲が低下してしまうのはなぜ?

 

 

食欲の変化は腸の状態や体調の変化を表す重要なサイン

 

犬の食欲は、体調を知るうえではとても重要なサインです。多少の食べムラは健康な犬にも起こることですが、便の状態が安定しない、あるいは体重が落ちているなど良くない変化がある場合は、消化器の不調を疑ってください。

 

愛犬の食べムラで悩んだら、「どうやって食べさせようか」の前に、まずは「なぜ食べないのか?」を考えることが大切です。

 

食欲の変化は腸の状態や体調の変化を教えてくれる重要なサイン。毎日の食事と体調をしっかり観察することが、異変をいち早く察知することにつながるのです。

 

>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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