老犬がご飯を食べない!余命や最期を考える前に試してみたいこと

年老いた愛犬の食欲が日に日に低下していくのを見ていると、多くの飼い主さんは考えるはずです。
――もしかして、最期の時が近づいているのだろうか?
食べることは命に直結しています。だからこそ、食べないことは残されている余命や最期の瞬間を思い起こさせてしまうわけですが…。
老犬となった愛犬の食欲が落ちているのは、本当に最期の時が近いからなのかもしれません。しかし、食欲がある程度回復しさえすれば、余命が延びる可能性は充分にあるはずです。
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犬が亡くなる前は「こうなる」という情報にとらわれないで!
大切な愛犬がいつか寿命を迎える時がくる――これは犬が命ある存在である以上、絶対に避けることはできません。
やんちゃで手が付けられなかった子犬時代や、元気いっぱいにモリモリご飯を食べていた成犬時代には、愛犬の寿命について実感する機会はそうは多くなかったはずです。
しかし、愛犬が老犬期に突入し、体の衰えや反応の鈍さを実感するようになるにつれ、寝顔を見ているだけで考えてしまうのではないでしょうか。――この子に残されている余命は、あとどのぐらいなのだろう、と。
だからこそ、あまり考えたくないとは思いつつ、つい犬が亡くなる前は「こうなる」という情報を検索してしまうこともあるでしょう。
すると、このような情報を多く目にするはずです。
- 亡くなる一週間ほど前からご飯を食べなくなりました。
- 散歩に行きたがらなくなり、ご飯もお水もあまり口にしなくなりました。
- ずっと寝たきりになり、食欲は日に日に落ちていきました。
- どんどん体温が低くなり、四肢の先が冷たく感じるようになりました。
- 目やにが多く出るようになり、目力が失われていきました。
こういった情報を見ていると、目の前にいる食欲と元気を失った愛犬の状態が、あまりにもぴったり当てはまってしまうような気がしますよね。
しかし、ここで声を大にして言いたいこと。それは、犬が亡くなる前には前兆と呼べるような劇的な変化はこれといってなく、旅立ちの数時間前までいつも通りに過ごしていることも珍しくない、という事実です。
確かに「亡くなる前兆としてご飯を食べなくなる」ことはあるでしょう。しかし、「ご飯を食べなくなることが亡くなる前兆」と同じであるとは限らないのです。
>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる』

強制給餌で老犬の体が復活することは珍しくない
老犬の体は加齢による機能低下によって、消化能力・味覚・嗅覚などが総じて衰えていきます。そのため、「食べたい」という欲そのものが低下してしまうことになり、その結果として新陳代謝に必要なだけの栄養素や水分を充分に確保できなくなることも。
すると、どうしても筋肉・骨・体液など生命維持に必要な体の器官が衰えることになり、その結果として体重減少を招くことになるのです。
老犬にとって、必要な体重を維持できないことは、間違いなく体調悪化の原因になります。加えて被毛はパサパサになり、目やにが増えて鼻は渇き気味、見るからに最期の時が近そうな見た目になってしまうんですよね。
しかし、もしかしたらこれは栄養と水分不足によるものであり、それを解消できさえすれば、まだ元気を取り戻せる可能性は充分にあるのです。
であれば、もしも老犬となった愛犬がご飯を食べなくなったとしたら――。最期の時が近づいているのだと覚悟をする前に、現在の状態を脱する方法がないか、ダメ元で試してみてもいいのではないでしょうか。
強制給餌で水分や栄養を摂取させた結果、少しずつ体重が増え始め、どんどん元気を取り戻すことができた犬は少なくありません。
14歳で慢性腎臓病(腎不全)のステージ3・末期手前と診断された犬であっても、強制給餌によってしっかり水分と栄養を摂取をさせ続けた結果、尿毒症等の症状で苦しむことなく、16歳の誕生日を迎えたあと、穏やかに旅立っていった犬もいます。
>『犬の強制給餌はメリットあり!体力を回復させる有効な手段』

そう遠くない未来に老犬は旅立つけれど、少しだけ抗えるかもしれない
もちろん、ご飯を食べなくなった老犬の全てが、強制給餌で回復するとは限りません。痙攣が始まる、呼吸が浅くなる、寝たまま排尿・排便するといったように、呼吸と心臓が止まる直前の兆候に抗うことはかなり困難といえるでしょう。
しかし、もしも復活する可能性がまだあるとしたら、あきらめるのはすべてを試し尽くしてからでも遅くないとは思いませんか?
重ねて申し上げますが、老犬がご飯を食べなくなったからといって、それがそのままイコール亡くなる前兆とは限りません。どうかそのことを心にとめておいてください。
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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