犬の腸と肝臓の関係|二つの臓器は連携して体を守っている!
愛犬に下痢や軟便の症状が続いたら、腸内環境を整えるべく食事内容を見直すことが大切です。同様に、肝臓の数値に乱れが生じた場合、どうすれば肝機能を高めることができるのかを考えなければなりません。
さて、そんな腸と肝臓ですが、愛犬の健康長寿を目指すにあたって、腸と肝臓は別々ではなく並行して考えていくことがベストといえるでしょう。
なぜなら、腸と肝臓はそれぞれが独立して働いているのではなく、連携することで体を様々な病気の要因から守っているからです。
目次
腸内環境が悪くなると肝機能が低下する悪循環へまっしぐら!
腸の温度が冷えていると、腸内ではウェルシュ菌・ブドウ球菌・大腸菌(有毒株)・緑膿菌などの悪玉菌が優勢になります。
悪玉菌はタンパク質や脂質を含んだ食べ物を分解する過程で、アンモニア・アミン・硫化水素などの有害物質を産生。これらの物質が腸に良いわけがありませんよね。
そして困ったことに、悪玉菌が作り出した有害物質は門脈(消化管を流れた血液が集まって肝臓に注ぐ部分の血管)を介して肝臓にまで届いてしまうのです。
本来であれば腸で吸収した栄養素を肝臓に届けるための門脈が、毒素の通り道になってしまうわけですから、なんとも皮肉な話ではありますが…。
そんなわけで、腸からダイレクトに送られてしまった毒素で肝臓がダメージを受けると、当然のことながら肝機能を低下させることにつながります。それにより、食欲不振・元気消失・嘔吐などのさらなる体調不良を次から次へと呼び込んでしまうのです。
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肝機能が低下すると腸内環境が悪玉菌優勢となる負のループに突入!
では、逆ルートはどうなるのかといえば――。
肝機能の低下も腸内環境を悪化させる原因になります。なぜなら肝機能が低下すると毒素の分解能力が落ちるため、体内に有害物質が蓄積しやすくなるからです。その結果、腸内細菌のバランスが悪玉菌優勢へと崩れてしまうんですね。
ではなぜ有害物質が体に蓄積すると、腸内環境が悪くなってしまうのでしょうか。ここには、肝臓内で活躍している解毒のための免疫細胞が深く関わっています。
肝機能が低下している状態では、解毒能力が落ちていますよね。すると体をむしばむ有害な物質がどんどん蓄積されてしまうため、免疫細胞はそれらをやっつけようと必要以上に奮起しなければなりません。
すると過剰になってしまった免疫系が原因で腸管内に炎症が起こり、そのせいで腸管バリアに傷がついてしまうのです。その結果、本来であれば必要なものしか通さないはずの腸管から、細菌やウイルス、未消化の食べ物などが体内へと侵入することに。
さらには門脈を介して肝臓に有害物質が届いてしまうのです。そう、肝臓の機能が腸より先に低下したとしても、結局は肝臓も腸も機能がますます低下していくという、恐ろしい悪循環に陥ってしまうわけですね。
愛犬に下痢や軟便が続くなら腸内環境を整えてから肝機能を高める食材も上手に取り入れよう
愛犬に原因不明の下痢や軟便が続いている時は、腸の冷えを疑いましょう。
というのも、腸内細菌の中で善玉菌と呼ばれている乳酸菌やビフィズス菌などは、総じて高めの温度を好むからです。反対に、悪玉菌は低めの温度を喜びますから、腸内環境を本気で改善するには腸を温める必要があるわけですね。
腸を内側から温める食事で冷えを取り除くとともに、肝機能を高める食材も上手に取り入れていきたいところです。ただし、肝機能を高める食材を加えるのは、ある程度下痢や軟便が改善してからにしましょう。
まずは腸の負担にならない消化しやすい食材で腸内環境を徹底的に改善し、しっかり栄養が吸収できる状態になってから肝機能を高める食材を取り入れることで、栄養素がしっかり吸収できるからです。
腸と肝臓は連携しながら愛犬の体を守っています。負のループを好循環に変える第一歩は、腸内環境の改善ですよ!
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今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
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原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D
原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)
与え方:腸内リセットレシピ参照
賞味期限:開封後10日以内にお使いください。
消費量:小型犬で約4~5回分(目安)
お支払い方法:クレジット/代引き
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