犬の腸内環境を改善したい!善玉菌の重要な役割は腸内の酸性化

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愛犬の健康と長寿には、腸内環境良し悪しが大きく影響しています。だからこそ、毎日の食事で腸をしっかり温めて、善玉菌優勢の腸内環境に整えてあげたいものですよね。

 

ところで、犬の腸内細菌の中で善玉菌として広く知れ渡っているのは、ビフィズス菌や乳酸菌などです。これらの腸内細菌は、なぜ「善玉菌」と呼ばれているのでしょうか?

 

その理由は、善玉菌が産生する物質によって腸内が酸性化することで、悪玉菌の増殖を抑えることができるからです。

善玉菌は酸性物質を産生して腸内環境を悪玉菌の嫌いな酸性にする!

 

ビフィズス菌・乳酸菌・酪酸菌などの善玉菌は、水溶性食物繊維・オリゴ糖・ムチンなどの高分子糖たんぱく質などをエサにして、酢酸・酪酸・プロピオン酸などの酸性物質を作り出しています。

 

すると、これらの酸性物質によって腸内が酸性化されるため、悪玉菌の増殖を抑え込むことができるんですね。悪玉菌の代表格ウエルシュ菌が最もよく増殖するpHは7.2とされており、発育できるpHは5.5~9.0です。

 

ちなみに、悪玉菌として知られているブドウ球菌や緑膿菌もアルカリ性の環境を好みます。大腸菌はさすがにしぶとく酸性の環境にも強いですが、一番好きなのは中性から弱アルカリ性。つまり、善玉菌による酸性化は大腸菌ですらあまり喜ばない、というわけですね。

 

犬の「腸活」基礎知識|腸の温度を上げないと腸内環境は改善しない

 

 

乳酸菌とビフィズス菌は何が違うの?

 

ところで、善玉菌の代表格といえば乳酸菌とビフィズス菌を思い浮かべると思いますが、この二つの菌は何が違うのでしょうか?実はこの二つの菌は似て非なるものです。

 

乳酸菌の特徴

腸内細菌として有名ですが、肉類・乳製品・塩辛などの動物性食品だけではなく、キムチ・味噌・納豆といった植物性の発酵食品にも生息しています。

 

そんな乳酸菌が多く生息している消化器の部位は「小腸」です。小腸で乳酸を産生することで腸内環境を酸性化し、さらには腸の運動を促すことで消化吸収能力を高めてくれるわけですね。

 

便通といえば大腸を思い浮かべますが、実は小腸の段階でいかに腸をしっかり動かせるかも重要なポイントです。小腸と大腸はつながっているのですから、当たり前といえば当たり前のことですが…。

 

ビフィズス菌の特徴

ビフィズス菌は主に腸内と、ぬか漬けやキムチなどの発酵食品に生息しています。

 

そんなビフィズス菌が多く生息している消化器の部位は「大腸」です。食物繊維を分解して乳酸と酢酸を作り出すのですが、この二つの酸が実に良い働きをするんですね。

 

どちらも強い殺菌力があることから、大腸内で大腸菌などの悪玉菌の増殖を抑えて大腸の粘膜を保護してくれるのです。悪玉菌の繁殖が抑えられれば有毒物質の産生を防げるわけですから、腸内環境の改善と維持にこれらの酸が欠かせません。

 

ちなみに、大腸内に生息している善玉菌のほとんどはビフィズス菌です。乳酸菌はほぼ生息しておらず、いたとしてもせいぜい0.1%以下程度。いない、と言ったほうがいっそのこと適切なのかもしれませんね。

 

 >『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる

 

 

犬の腸内フローラは加齢によって多様性が低下していく

 

腸内フローラはいろいろな種類の腸内細菌で構成されている――すなわち、多様性が高い状態が望ましいといえます。食事の栄養素だけではなく、腸内フローラもバランスが大切というわけですね。

 

ところが、大手ペット損害保険会社が行った調査によると、犬の腸内フローラは加齢によって低下していくことが判明しています。

 

つまり、子犬期や成犬期は腸の状態が良かったとしても、老犬期に入る頃には腸内フローラの多様性が低下している可能性が高いんですね。だいたい9歳頃までにはかなりの多様性が失われてしまうことが明らかになっています。

 

ということは、愛犬の腸活は高齢になってからあわてて取り組むより、元気な成犬期から始めるのがベスト、ということになるでしょうか。

 

仮にお腹の調子に何も問題がなかったとしても、シニア期と呼ばれる7歳を迎える前に積極的に腸のケアをすることが望ましいのは間違いなさそうです。

 

失ってから取り戻すより、失う前にどんどん増やした方が効率的かつ建設的なのは、失いたくないもの全てに共通する真理なのかもしれませんね。

 

>『犬の「腸活」の基礎知識|腸内フローラについて知りたい!

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。

 

 原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D

 

原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

賞味期限:開封後10日以内にお使いください。

消費量:小型犬で約4~5回分(目安)

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同包物:レシピ

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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