愛犬の仕草の意味に気づいてる?犬のカーミングシグナルを理解しよう
当たり前のことですが、犬と人間は別の生き物です。……とわかっているはずなのに、私たち飼い主は、犬の行動をつい人間の尺度で捉えてしまいます。
イタズラをした愛犬を叱っている最中に、犬があくびをした――。人間的な解釈をするならば、話をまともに聞いていないように見えるでしょう。しかし、犬にしてみれば飼い主に叱られている緊張状態をやわらげようと必死です。
というわけで、今回は犬の仕草の意味「カーミングシグナル」を考えてみたいと思います。
目次
カーミングシグナルは犬がストレスをやわらげようとする非音声言語
カーミングシグナルは、犬が本能的に備えている非音声言語(言葉以外の意思伝達方法)です。犬は人間のように言葉を話すことはできないものの、だからといって自分の感情や置かれている立場を相手に伝えられないわけではありません。
犬は犬なりのボディーランゲージや行動によって、相手に何かを伝えようとしているんです。その中でも、犬が緊張やストレスをやわらげようとして示す行動を「カーミングシグナル」といいます。
英語の<Calm>には「穏やかな、落ち着いた、冷静な」などの意味がありますから、カーミングシグナルは「落ち着こうしている合図」と解釈すれば、わかりやすいのではないでしょうか。
ちなみに、興奮している相手に英語で「落ち着け」と言うときは「Calm down」といいます。「Relax」だと「くつろいでくれ」というニュアンスになってしまうため、状況に合いません。
つまり、犬のカーミングシグナルとは、犬が自分自身または相手に対して「Calm down(落ち着け、冷静に)」と言いたい場面で示す行動というわけですね。
愛犬の行動に心当たりはない?代表的な犬のカーミングシグナル3つ
私たち飼い主は、思っている以上に犬の出すカーミングシグナルを見逃しているのかもしれません。
もしもあなたの愛犬が次のようなカーミングシグナルを示しているなら、なんらかのストレスにさらされている可能性があります。
犬のカーミングシグナル:あくび
眠いときに出るあくびと、カーミングシグナルとしてのあくびはまったくの別物です。
次のような時にあくびをしたら、カーミングシグナルを出していると理解し、少しでもストレスが緩和できるように対処をしてあげましょう。
- 飼い主に長々と叱られているとき
- 散歩の途中で知らない犬と遭遇したとき
- 見知らぬ人に触られそうになったとき
YouTubeなどには、イタズラをした犬を延々と叱る動画がたくさんアップされています。人間が見る分には面白い動画かもしれませんが、犬があくびをしている様子を見るにつけ、可哀そうでなりません。
カーミングシグナルとしてのあくびは、犬が「もうやめて、許して」と言っているのと同じです。その気持ちを無視して犬が嫌がる行動を続けることは、ストレスを大きくする以外のなにものでもありません。
犬のカーミングシグナル:視線をそらす
犬が相手から視線をそらす行動には、次のような意味があります。
- 相手に対して敵意がない
- 相手を信頼している
- しつこいのでもうそろそろやめてほしい
愛犬に説教をしているときに視線をそらされると、「ちゃんと目を見なさい!」と叱る飼い主さんがいます。まさしく犬のカーミングシグナルを理解していない例ですね。
目をみないことで「ごめんなさい、敵意はありません」と謝っているのに「ちゃんと目を見なさい!」と叱られたら、犬が混乱するのは間違いありません。
くどいようですが、もう一度言います。犬と人間は異なる生き物です。人間的な解釈で犬の行動を捉えようとすると、愛犬との信頼関係を失ってしまうかもしれませんよ!
犬のカーミングシグナル:体をブルブル振る
犬にとって体をブルブル振ることは、筋肉をほぐすストレッチの意味があります。しかし、もしも次のような場面でブルブル体を振ったとしたら、強いストレスを感じている可能性を考えるべきでしょう。
- あまり親しくない人に触られたり抱っこをされた直後
- ブラッシングの時間が長くなったとき
- いつもより長い時間ケージや車の中にいるとき
飼い主との信頼関係が正しく築けていない犬は、飼い主に抱っこをされたり触られた直後に体をブルブル振ることがあります。
また、飼い主のことは信頼しているものの、性格的に体を触られること自体が苦手な犬も、体をブルブル振る傾向にあるため注意が必要です。
「犬=無条件に飼い主からベタベタ触られたい」わけではありません。犬に余計なストレスをかけないためにも、自分の愛犬の性格や性質を正しく理解して接することが大切です。
愛犬のカーミングシグナルに気づくことがストレスを軽減する
抱っこされることを苦手としている愛犬を、可愛いからという理由だけでギュウギュウ抱きしめる…。抱きしめたくなる気持ちはわからなくもありませんが、犬にしてみればそれは一種の虐待と同じではないでしょうか。
私たち人間は自分自身のストレスには敏感なのに、愛犬のストレスに対しては、ときにとても鈍感な行動をとりがちです。
愛犬が何に対してストレスを感じやすいのか、何を嫌がっているのか。これらをカーミングシグナルから正しく読み取ることができるようになることは、愛犬の健康長寿に必ずや役に立つはずです。
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
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