愛犬の噛み癖がつらい!なんでうちの子はこんなに噛みついてくるの?

愛犬のことは可愛くて仕方がないけれど、噛み癖にはほとほと困っているんです…。実は、こんな悩みを持つ飼い主さんは、少なくありません。
噛み癖と一口に言ってもその内容は様々。手を噛まれて生傷が絶えない、家じゅうの家具を噛まれて台無しにされてしまった等々、いずれにしろ頭の痛い問題であることは間違いないでしょう。
そこで、今回は子犬の噛み癖だけではなく、成犬や老犬の噛み癖についても考えてみたいと思います。愛犬の噛み癖に悩んでいる飼い主さん、その原因を本気で考えたことはありますか?
目次
ところで、犬の噛み癖はいつまで続くと考えればいいの?
愛犬の噛み癖に悩む飼い主さんの多くは、「この噛み癖はいったいいつまで続くのだろう?」と考えてしまうのではないでしょうか。
当たり前のことですが、犬の噛み癖と一口に表現しても、子犬期・成犬期・老犬期それぞれで原因が異なります。つまりは、噛み癖がいつまで続くのかは、犬の年齢や噛み癖がついた背景(原因)に大きく左右されてしまうんですね。
まずは愛犬の年齢や育ってきた環境を一から見つめ直す――これこそが、愛犬の噛み癖を直すための第一歩になるんです。
また、子犬期・成犬期・老犬期のすべてにおいて言えることですが、犬の噛み癖は、これをやったら一発で良くなる魔法のような方法はありません。
YouTubeなどには「これをやったら即噛み癖がなおった!」という類の動画が何本もあげられていますが、よくよく観てみると「これを噛むたびにやる」という、継続が前提のものばかりです。
これは動画がウソをついているわけではありません。そもそも犬の噛み癖は、正しい方法を反復しなければ矯正できないことなのです。愛犬の噛み癖を楽してなおそう、などと思っているうちは、噛み癖はいつまでたってもなおりませんよ!
>『愛犬を大切な家族の一員にする為の絶対条件とは?ここに大きな秘密が・・・』

子犬の噛み癖は乳歯がすべて永久歯に生え変わるまでが激しい
子犬期の噛みつきが特に激しくなるのは、生後4~5ヶ月あたりです。そう、乳歯から永久歯に生え変わる時期にあたります。いわゆる歯の生え変わりに伴う歯茎のムズムズ感や違和感などのせいで、ついつい何かに噛みつきたくなってしまうわけですね。
そのため、単純に歯の生え変わりだけが原因で噛みついてくるとしたら、全部の歯が乳歯から永久歯に生え変わる、生後8ヶ月前後ぐらいまでには基本的には噛みたい衝動はおさまってくるはずなんです。
とはいえ、子犬の噛み癖はそんな単純なものばかりでものばかりではなく、甘噛みがエスカレートしているケースも珍しくありません。要するに、かまってほしい、遊んでほしいという要求を通そうとして噛みついてくるわけですね。
子犬を「可愛い、可愛い」と甘やかすばかりで基本のシツケを入れないと、甘噛みがいつしか本気噛みに発展してしまいます。これ、かなりシャレにならない状況ですよ!
子犬期の噛み癖は、単なる甘噛みの段階から「人間の手(皮膚)には絶対に歯を立ててはいけない」と教えることが何よりも大切なんです。
>『犬が人の足を舐める理由とは?愛情表現・ストレスなどの場合も』

成犬の噛み癖を直すには飼い主の自覚が必要、ただしセンシティブな原因の場合は一筋縄ではいかないことも
成犬の噛み癖の原因は、子犬の時ほど単純なものではありません。そのため、まずはなぜ噛み癖がついてしまったのか、その原因を徹底的に考える必要があります。
たとえば、子犬期からの噛み癖を直さないまま成犬になってしまったのなら、これはひとえに飼い主がきちんとシツケをしなかったことが原因です。
ということは、もう一度最初から「噛んではいけない」と犬に教える必要があるわけですが、再トレーニングの前に必要なことがあります。それは、飼い主自身が「自分が子犬に対して正しい態度がとれなかったら、噛み癖がついたまま成犬になってしまった」と自覚することです。
それを踏まえたうえで噛み癖矯正の再トレーニングを始めなければ、結局は同じ轍を踏むことになりかねません。子犬の頃から噛み癖があったけど、そのまま成犬になっちゃって…。と嘆く前に、自分がきちんと子犬をシツケられたかどうかを、今一度振り返ってみる必要があります。
とはいえ、成犬の噛み癖については、シツケ不足だけが原因ではないケースがあることもまた事実です。
成犬から飼い始めた場合、その犬の過去に何があったのかを完全に知るのは難しいこともありますよね。虐待を受けていたり、飼育放棄やなんらかの恐怖を体験していたり…。
こうしたケースの場合は、まずは犬との信頼関係を築くことから始めなければ、噛み癖を直すことはかなり困難です。飼い主ひとりで頑張るより、ドッグトレーナーなどプロの力を借りることをおすすめします。
また、病的な意味で精神面になんらかの問題を抱えているとしたら、噛み癖を直すのは容易ではない、あるいはほぼ不可能と判断しなければいけないかもしれません。
こうしたケースの場合は獣医師に相談し、噛み癖が矯正できるのかをまずは確認しなければならないでしょう。服薬によって攻撃性をおさえることができる場合もありますが、総合的に判断して難しいケースも…。
成犬の噛みつきは、場合によっては大変な事故をまねきかねません。そのまま飼い続けられるのかも含め、よくよく考える必要があります。
>『犬のイライラ|腸内環境悪化によるセロトニン不足が攻撃性の原因かも』

老犬に噛み癖が出たとしたら、そこには必ず原因がある
老犬期に入ってから噛み癖が出始めたとしたら、間違いなくなんらかの原因があります。体のどこかに強い痛みを感じている、認知症が原因で攻撃性が増しているなど、飼い主さんの努力だけで解決することは、かなり困難な状況かもしれません。
まずは、どういう状況になると年老いた愛犬が噛みついてくるのかをしっかりと観察し、そのうえでかかりつけの獣医師に相談しましょう。
適切な治療や鎮痛剤の服用、あるいはサプリメントなどを取り入れることで、老犬の噛み癖を緩和できる可能性があります。
老犬の噛みつきに対処することは、結果として年老いた老犬の痛みや不安感をやわらげることにもつながるため、積極的に対処することで穏やかな老犬生活を送らせてあげることができるかもしれません。
>『老犬の体ケア|室内でできる簡単な運動で、首が下がるのを防ごう』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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