トイ・プードルのブラッシング|嫌がる子への対策も

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ブラッシングされているグレーのトイプードル

トイ・プードルのブラッシング方法を解説

この記事を読むための時間:3分

 

トイ・プードルは抜け毛が少なくて飼いやすいと聞いたのに、ブラッシングを毎日やるのは少し面倒…そんなことを感じている人はいませんか?トイ・プードルへのブラッシングは、見た目を美しくするだけではなく、健康面にも大きな影響をもたらします。

 

その他、コミュニケーションやスキンシップの時間にもなるため、しっかりと愛情をこめてお手入れをすることで、愛犬との絆が一層深まることにもなるでしょう。ここでは、ブラッシングをすることの大切さや道具、手順など、ブラッシングについてわかりやすくお伝えします。

毎日のブラッシング、その重要性とメリットとは?

 

 

トイ・プードルの被毛は2種類あり、緩やかなウェーブのコーデットタイプとくるくるとした巻き毛のカーリータイプがあります。生後1年前後で成犬になると同時に大人の毛に生え変わり、カールやウェーブが顕著に表れます。

 

犬の被毛は、太くしっかりとした上毛(オーバーコート)が肌を保護し、こしのない柔らかい下毛(アンダーコート)には保湿・保温作用があります。その両方を併せ持つ「ダブルコート」の犬は春と秋には下毛が生え変わりますが、トイ・プードルは上毛のみの「シングルコート」。寒さには弱いのですが毛が抜けにくいというメリットも。

 

しかし被毛が絡まったり毛玉ができやすいため、ノミやダニが住み着いてしまったり、皮膚が蒸れて湿疹や皮膚炎などの病気を招いてしまうことがあります。毎日のブラッシングは、トイ・プードルの見た目を美しく整えるだけでなく、皮膚や被毛を衛生的に保ち、血行が促進されるなど、健康を維持するためには欠かせないものなのです。

トイ・プードルへのブラッシングはいつから始める?

 

子犬の毛は毛玉になりにくいのですが、成犬になってからいきなりブラッシングを始めると、嫌がってやらせてくれない子も。生後数カ月程度からスリッカーやコームで体を撫でるなど、定期的に道具に触れさせることで徐々に慣れさせるようにしましょう。

揃えたいケアグッズとブラッシングの手順

ブラッシングをするにあたって、もつれや毛玉をほどいたり、抜け毛やゴミなどを取り除くことのできるスリッカーブラシや、もつれをほぐしたり毛の流れを整えるコームを準備しましょう。

 

  1. ブラッシングの前にテーブルなどの安定した場所に座らせ、ワンちゃんが落ち着いた状態になったら始めます
  2. 絡んだり毛玉になっている部位を探し、指やスリッカーブラシでやさしくほぐしましょう。
  3. 背中などの嫌がらない場所から始め、毛の流れとは逆方向に。トイ・プードルは毛が多いので、片方の手で毛をかき分けて根本から、皮膚と並行にスリッカーブラシを動かしていきます。背中→お尻周辺→顔周辺→お腹周辺の順にブラッシングをします。
  4. お尻周辺は尻尾を持ち上げて、放射線状に。オスの場合は、睾丸に触れないよう注意しましょう。顔周りは危険なので、あご下あたりの毛を軽くつまんで動かないようにします。
  5. 耳の内側や尻尾、あごの下付近など、見落としがちな部分も忘れずに。
  6. 最後に毛の流れに沿ってコームで全体を整えたら終了です。ご褒美におやつをあげましょう。

 

>『トイ・プードルのトリミングやカットスタイルなど』を併せてご覧ください。

 

 

ブラッシングを嫌がるワンちゃんには

  1. ダイニングテーブルなど、ある程度高さのある台に乗せてみましょう。落ち着かないようであれば、おやつを与えるなどして様子を見ます。それでも嫌がるようであれば危険ですので、台から下ろしましょう。
  2. ブラシを見せてみて、嫌がらなければ体にブラシを軽く当ててみます。
  3. 数回ブラッシングをして様子を見ます。じっとしていれば褒めてあげて、また数回ブラッシング。これを繰り返して慣れさせます。

 

毎日のブラッシングは、健康を保つ上でも重要な日課です。トイ・プードルは学習能力が高いので、ブラッシングをすると「撫でてもらえる」「おやつがもらえる」などの体験をさせ慣れさせましょう

 

>『トイ・プードルの性格や飼い方などを解説』を併せてご覧ください。

 

今後の愛犬の健康にお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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