愛犬の下痢が続く時の原因と対処法
犬のウンチは「きちんと形があり、取り上げてもペットシーツに跡が残らない、あるいはほんのわずかに跡が残る程度」が理想的とされています。だからこそ、愛犬が下痢をすると何か異常なことが起きているように思え、心配でたまらなくなりますよね。
しかし、薬で強引に下痢を止める前に、飼い主としてすべきことがあります。それは、「下痢が続く理由」をきちんと考え、正しく対処することです。
犬の下痢の原因は「食べ物」「病気・感染症」「寄生虫」「ストレス」「冷え」
犬が下痢をした時、その原因にはいろいろなものが考えられます。飼い主があまり気に留めない日常の中に原因があることも珍しくなく、「下痢=病気」と一律に判断するのは少々乱暴です。
大慌てで薬を飲ませる前に、まずは下痢をする原因に心当たりがないか、今一度しっかり考えてみましょう。薬を使わずとも、食べ物や住環境を見直すだけで下痢や軟便が改善することもあります。
犬が下痢や軟便をする原因は、大きく分けると「食べ物」「病気・感染症」「寄生虫」「ストレス」「腸の冷え」の5つです。
愛犬の下痢に悩んだら知ってほしいことがあります。
>『下痢の改善は3つのポイントと現代の犬の生態を知る事が鍵となる。』
目次
1.「食べ物」が原因で下痢をしている
犬の下痢や軟便は、食べ物が原因のことが少なくありません。飼い主としては「体に良い」と思って食べさせたものが、実は犬の体質に合わないこともあります。
食べすぎ
ドッグフードやオヤツの量によっては消化吸収が追いつかず、下痢や軟便の原因になることがあります。
〈対処法〉
・1日分の食事量はオヤツを含め、トータルで考える。
・愛犬がどんなに欲しがっても、適量を超えた食事やオヤツは与えない。
消化酵素の不足
「タンパク質分解酵素」「デンプン分解酵素」「脂肪分解酵素」など、体内の消化酵素が不足している犬は、摂取した食べ物を適切に消化できません。これまでは消化できたとしても、体調や年齢によって酵素が不足すると、下痢や軟便の原因になることも…。
これらは「食物不耐性」と呼ばれる体の防御反応。消化できない異物を体外へ排出するために下痢をしています。
〈対処法〉
・消化できなかった食べ物をすべて排出させるため、脱水に注意しつつ最後まで下痢をさせきる。
・必要に応じて消化酵素(サプリメント)を食事に補給する。
食物アレルギー
食べ物に含まれる特定の成分(主にタンパク質)がアレルゲンの場合、その成分を除去しない限りは下痢や軟便が続きます。下痢や軟便の他に皮膚の痒みや発疹などの症状が表れた場合は、食物アレルギーの可能性を考えましょう。
前項の「食物不耐性」とは似て非なるものであり、消化酵素を補ってもアレルゲンを除去しない限り症状は改善しません。
〈対処法〉
・獣医師の指示のもとでアレルゲン除去食試験を行い、アレルゲンを特定する。
・アレルゲンを含まない食事内容に変更する。
2.「病気・感染症」が原因で下痢をしている
元気・食欲がいつもと同じなら、しばらく様子を見ても大丈夫です。しかし嘔吐やぐったりしているなどの症状が見られたら、なんらかの病気や感染症が原因かもしれません。明らかな体調異変が生じている場合は様子見をせず、すぐに動物病院を受診しましょう。
緊急性が高く一刻を争う病気
腸閉塞(異物誤飲、腫瘍、大量の腸内寄生虫、ヘルニアなどが原因)
子犬や老犬が感染すると危険な病気
パルボウィルス感染症、犬伝染性肝炎(ジステンパー)、犬コロナウイルス感染症、レプトスピラ症
〈対処法〉
・速やかに動物病院を受診し、早急に治療を開始する。
3.「寄生虫」が原因で下痢をしている
犬の体内(主に腸内)に寄生虫が住みつくと、下痢や血便の原因になります。
下痢を引き起こす内部寄生虫
回虫(かいちゅう)、瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)、鉤虫(こうちゅう)、鞭虫(べんちゅう)、糞線虫(ふんせんちゅう)
〈対処法〉
動物病院で検査し、寄生虫を特定したら薬で駆虫する。
4.「ストレス」が原因で下痢をしている
食物が原因の下痢に次いで多いといわれるのが、ストレスによる神経性の下痢です。犬は私たち人間が考えている以上に、実はとてもデリケートな生き物。「まさか、この程度のことで!?」という理由が下痢の原因になることもあります。
・引っ越しをした → 新しい環境に慣れない
・飼い主あるいは世話をする人が変わった
・ 寂しい、新たな人に馴染めていない
・近所で工事が始まった → 聞き慣れない騒音が不快
・花火や雷 → 突発的な音が怖い
・見知らぬ人やペットが家に来た
・緊張でリラックスできない
〈対処法〉
この程度のことでと軽んじることなく犬の気持ちに寄り添い、出来る限り丁寧に対処しましょう。場所や人に慣らす時は、焦らずじっくり見守ることが大切です。
5.「腸の冷え」が原因で下痢をしている
いくら検査をしても悪いところは見つからない。それなのに、しょっちゅう下痢や軟便を繰り返している――こんな時は「腸の冷え」を疑いましょう。
腸が冷えている犬は免疫力が低下しているため、ちょっとしたことで下痢をします。そのような状態で下痢止めを飲ませると、薬を代謝するために体内の代謝酵素が使われてしまい、肝臓を酷使することに。
するとタンパク質を作り出す能力が低下し、栄養不足に陥った体はますます体温を上げることができず、下痢を繰り返すという悪循環に陥ってしまいます。
〈対処法〉
・腸を温める食事で腸内環境を改善し、免疫力を上げる。
『下痢を繰り返す最も多い原因は薬による腸の冷え』を併せてご覧ください。
愛犬が下痢をしたら一時的な対処より根本からの改善を目指そう
下痢止めで一時的に下痢を止めたとしても、それでは根本的な解決になりません。大切なのは腸内環境を改善し、免疫力をアップさせること。免疫力はウィルスや細菌と闘うだけではなく、がん細胞を退治したり、増殖を抑えるためにも必要不可欠です。
愛犬が下痢をしたら免疫力低下のサイン。だからこそ、腸を温めて腸内環境を整えることが最大の対処法です。
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
商品紹介
現時点で食欲が全くない場合は、こちらのトライアルでお試しください。
トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。
原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D
原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)
与え方:腸内リセットレシピ参照
賞味期限:開封後10日以内にお使いください。
消費量:小型犬で約4~5回分(目安)
お支払い方法:クレジット/代引き
同包物:レシピ
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先ずは、下痢を止めてはいけない理由、
肛門から下痢が出てくる理由を知ることから。
・なぜ、薬で腸が冷えるのか?
・なぜ、腸を温める必要があるのか?
・なぜ、トロトロスープが良いのか?
・なぜ、乳酸菌生産物質が必要なのか?徹底解説
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