犬の低タンパク血症と低アルブミン血症は何が違うの?

血液検査の結果、愛犬のアルブミン値(Alb)や総タンパク(TP)が低いと判明したら、飼い主さんとしては不安になりますよね。
下痢や血便といった症状が表れている状態での血液検査なら、「やはりそうだったのか」と思うかもしれません。
しかし、一見するとどこにも悪いところがないような普通の状態であっても、アルブミン値や総タンパクの値が正常値を下回ることがあります。
目次
犬の低タンパク血症と低アルブミン血症はほぼ同じ
体調不良は起きていないのに、愛犬のアルブミン値や総タンパク値が正常値より低いと判明したら、次は原因やこれから起こるかもしれない体調不良のことが気になりますよね。
そこでいろいろ調べると、必ず「低タンパク血症」や「低アルブミン血症」という言葉に行き当たるはずです。そしてこの二つにどのような違いがあるのか混乱するかもしれません。
「低タンパク血症」とは、血液中に含まれているタンパク質が、正常値を下回っている状態のことをいいます。そして血液中に含まれているタンパク質とは、「アルブミン」と「グロブリン」という成分が主だったもの。
つまり、「低アルブミン血症」とは血液中のタンパク質の主成分のうち「アルブミン」の値が低くなっている状態のことです。
というわけで、「低タンパク血症」と「低アルブミン血症」は、ほとんど同じ状態を表しています。
アルブミン低下と食事についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

犬の蛋白漏出性腸症は低タンパク血症を引き起こす原因の一つ
犬の低タンパク血症と低アルブミン血症について調べていると、「蛋白漏出性腸症」という言葉にも行き当たるはずです。
なにやらズラズラ難しげな漢字が並んでいますが、実は病名ではありません。
蛋白漏出性腸症(たんぱくろうしゅつせいちょうしょう)というのは、タンパク質が消化管のどこかで漏れ出した結果、血液に含まれているタンパク質の量が低下している状態のことを表しています。
要するに、低タンパク血症や低アルブミン血症の原因となる状態のことなんですね。
低タンパク血症または低アルブミン血症を引き起こす原因には、その他にも「栄養不良」「重度の肝疾患」「腎臓病」「腸の腫瘍」などが考えられます。
蛋白漏出性腸症はそのうちの一つであり、低タンパク血症を引き起こす原因としてある意味最も確定しにくい状態ともいえるでしょうか。
その結果、原因不明の場合は蛋白漏出性腸症(であろう)と診断されることも珍しくありません。
犬の蛋白漏出性腸症の症状は下痢――とは限らない
低タンパク血症や低アルブミン血症、あるいは蛋白漏出性腸症について調べると、必ずといっていいほど「下痢」「血便」「嘔吐」といった言葉が目につくはずです。
確かに低タンパク血症や低アルブミン血症の症状として、下痢や嘔吐は筆頭にあげられますが、だからと言って必ず下痢や嘔吐をするとは限りません。
つまり、総タンパクやアルブミンの値が正常値より低いけれど、下痢も嘔吐もしていないから大丈夫――と安心するわけにはいかないのです。
蛋白漏出性腸症の症状には腹水や胸水などもあり、呼吸困難を起こしてしまうとあっという間に重症化することもあります。
また、血栓が肺に移動すると肺血栓塞栓症を起こし、最悪は死亡することも…。
愛犬の総タンパクやアルブミン値が低いと判明したら、たとえこれといった症状が見られなくても、数値が改善するように食事内容と生活環境を整えましょう。
犬の下痢についてはこちらの記事でも詳しく説明しています。

犬の低タンパク血症改善の手作り食は減塩してはダメ!
犬の低タンパク血症や低アルブミン血症は、手作り食で改善できるケースが往々にしてあります。
下痢や嘔吐などの症状が出てから慌てて食事内容を変えるより、何も不調が表れていないうちに手作り食にトライするのが一番です。
初めて犬の手作り食に挑戦する飼い主さんは、栄養バランスの整え方などに不安を覚えるかもしれません。
ドッグフードは袋を開けてお皿に盛るだけでOKのお手軽さが魅力ですが、本気で愛犬の血液検査の数値を改善したいなら、犬個々の体調に合わせた手作り食は、数値改善への確実な第一歩です。ここは一つ、愛犬のためにも頑張ってみましょう。
肉類や野菜などに何を使うか、どの程度入れるのかはレシピに従えばいいですが、「塩分」の扱い方にはくれぐれも注意してください。
総タンパクやアルブミン値改善において、塩分摂取は悪ではありません。むしろ塩分が不足してしまうと、せっかくタンパク質を摂取したのに体に吸収されず、低タンパク状態から抜け出せない原因となります。
せっかく手作り食に挑戦したのに、なんとなく人間的な感覚から「塩分控えめのほうが健康によさそう」などと塩の量を加減してしまうと、手作り食の効果があがりません。
犬の塩分不足についてはこちらの記事でも詳しく説明しています。
>『犬の手作り食は塩分不足に注意!気になる症状は無塩ご飯が原因』
体調が悪くなってから改善するより体調不良を招かない早めの対策が大事
愛犬の血液検査の数値が正常値より低くても、目に見える症状が表れないとピンとこないものです。
しかし、総タンパクやアルブミンの値が正常値より低いということは、普通に見えても愛犬の体は栄養不足に陥っています。
栄養が足りない体は新陳代謝が活発に行われなくなるため、いずれ体調不良は顕在化することになるでしょう。
栄養不足の犬は長生きできません。愛犬の健康長寿のためにも、総タンパクやアルブミンの値が低いと判明したら、今すぐ改善の一歩を踏み出しましょう。
犬の食事の見直しについてはこちらの記事でも詳しく説明しています。
>『犬の腸は冷えている!アルブミン値改善の切り札は腸の温活』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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