愛犬が下痢や軟便をしがちなら腸は間違いなく冷えています
私たち人間と犬はどちらも哺乳類です。さらには動物性と植物性両方を食べられる雑食動物という共通点もあります。ただし、食べられるものが完全に一致しているわけではありません。人間が当たり前のように食べているものが、犬の体に害を及ぼすこともあります。
とはいえ、人間の体に良いとされている食材の多くは、犬の体にも良い効果が期待できるのは事実。しかし、排泄にトラブルを抱えた犬の食事を栄養だけで考えるのはNG!なぜなら、本来なら犬の体に良い食材も、時には消化に負担をかけることがあるからです。
目次
犬の腸の温度は善玉菌が活発に活動できる40度前後が理想
犬の腸が最も正常に機能する腸の温度は約40度前後といわれています。これは腸内細菌の中でも善玉菌が好む温度帯です。
つまり、恒常的にこの腸の温度が維持できているのであれば、犬の腸内環境は善玉菌優勢の良い状態を保ちやすく、下痢や軟便とは基本的に無縁でいられるはずなんですね。
「腸の温度が高い=腸内環境が良い」状態であれば、食べたものの消化吸収がしっかりできるはずです。すると、免疫力も高まっていくことになるでしょう。言い換えれば、腸が温まると全身の健康が期待できる好循環を生み出すことができるわけですね。
実際に、元気いっぱいに病気知らずで長生きした犬は、生涯を通じて快便です。愛犬の健康長寿を目指すのであれば、腸の温度を40度前後に保つ必要あり!そのためには、積極的な腸活が必要なのは間違いありません。
>『犬の「腸活」基礎知識|腸の温度を上げないと腸内環境は改善しない』
下痢や軟便をしがちな犬は腸の温度が低い
一方、腸内細菌の中でも悪玉菌が好む腸の温度は36~37度です。つまり、下痢や軟便をしがちな犬の腸は、例外なくと言ってよいほど冷えているわけですね。
悪玉菌が優勢になると、腸内細菌の中では最も数の多い日和見菌までが、悪玉菌の側についてしまいます。そうなると形勢は一気に逆転し、腸内環境は悪化の一途をたどることになるでしょう。善玉菌に勝ち目はありません。
だからこそ、悪玉菌の数を減らして腸内環境を善玉菌優勢の状態に戻すためには、腸を温めつつ善玉菌のエサとなる食物繊維等を食事に取り入れることが必要です。しかし、ここで注意しなければいけないことがあります。
それは、哺乳類は一般的に食物繊維を直接消化することは困難である、という大前提です。
犬の食性は雑食といえども肉食寄り。つまり、どんなに体に良いとされている食材であろうと、食物繊維の量や水溶性・不溶性の割合を考えないと、腸が冷えている犬にとっては消化に負担をかけてしまうことになるわけですね。
ちなみに、余談ではありますが哺乳類の中でも草食動物は食物繊維を消化することができます。しかし、草食動物といえども自身の胃腸で直接消化しているわけではありません。消化管内に生息している微生物が分解してくれるおかげで、消化することができるのです。
>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる』
愛犬が下痢や軟便をしている時にはおすすめできない食材
愛犬が下痢や軟便を繰り返しているとしたら、腸の温度は間違いなく冷えて低い状態になっています。
そのため、犬が生で食べられるとされている食材も、必ず茹でる・蒸すなどしてしっかり加熱してから食事に加えるようにしましょう。
また、お腹の調子に問題があるときは、次の食材を食べさせるのは控えたほうが無難です。
- にんじん
- ごぼう
- れんこん
- 海藻類
上記の食材は、愛犬の健康に何も問題がないときであれば、良い効果が期待できる健康食材といえるでしょう。しかし、排泄に問題を抱えている犬にとっては消化に負担がかかりやすいため、避けておいたほうがよいのです。
腸活は一日にして成らず!毎日腸を温める食事を続けることが大切
愛犬の下痢や軟便を改善するには、腸の冷えを取り除いてしっかり温めることが大切です。しかし、腸の状態を本当の意味で健全な状態に戻そうと思ったら、一朝一夕で出来ることではありません。
栄養バランスの整った毎日の食事でしっかり腸を温めて、善玉菌が優勢になる環境を地道に作り上げていく――なんだか遠回りのように思えるかもしれませんが、これが間違いなく健康長寿への近道です。
>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
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原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D
原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)
与え方:腸内リセットレシピ参照
賞味期限:開封後10日以内にお使いください。
消費量:小型犬で約4~5回分(目安)
お支払い方法:クレジット/代引き
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