【犬のお腹のキュルキュル音】その原因は腸の冷えだと知っていましたか?

お腹のキュルキュル音は病気になる前の予兆
お腹のキュルキュル音は何かと心配になると思いますが、殆どの場合は、愛犬からのSOSのメッセージです。病気の予兆(特に蛋白漏出性腸症、アルブミン低下には注意が必要ですので念の為に血液検査をおすすめします)でもありますので、まずは愛犬の聞こえない声を聞いていただき対処してあげましょう。今回はお腹のキュルキュル音でお悩みの飼い主様からご相談を受けていますので、聞こえない声、対処法の参考になれば嬉しく思います。
目次
愛犬のお腹からキュルキュル鳴り不安です。
6歳の愛犬と暮らしています。1週間ほど前からお腹がキュルキュル言い出して昨日からいつもの半分くらいしかご飯を食べなくなりました。また散歩に行くと草をよく食べる様にもなって来ました。
特に朝方と夕方に言い出します。元気はいつもと変わらずありますが元気までなくなってくると流石に心配なので病院に連れていく前にご相談させていただきました。と言うご連絡をいただきました。
>『愛犬を大切な家族の一員にする為の絶対条件とは?ここに大きな秘密が・・・』

お腹のキュルキュル音は腸の冷えによる排泄困難です。
お腹のキュルキュル音は、これまでにもたくさんご相談を受けて来ましたが、実際に病院い行っても憶測での回答しか得られなかったケースがとても多く、フードの変更、食事の量、回数を増やす、絶食、嘔吐があれば吐き気止、ストレスなどなど。
要は対処療法です。対処なのでもちろん原因はわからないと言うことになります。今回の飼い主さんはお腹のキュルキュル音ももちろん心配でしたが、それ以上に原因がわからず薬など処方されることを心配されていました。
その後6つの質問をすることで原因は腸の冷えによる排泄困難だと分かりました。
お腹のキュルキュル音の原因を探る6つの質問
❶キュルキュル言い出す前と後のうんちの状態は?
この子は元々お腹が弱くいつも緩めのうんちをしていました。お腹がキュルキュル言い出してからは緩めのうんちは変わらないのですが、粘液っぽい物がうんちを覆う様なうんちをするようになりました。
❷キュルキュル言い出して吐いていませんか?
少しえずく感じはありましたが吐いてはいません。
❸キュルキュル言い出して目ヤニが多くなっていませんか?
多少増えたように思いますが、この子は以前からも目ヤニは多い方でした。
❹キュルキュル言い出して足や手を舐めていませんか?
3日前あたりから少し舐めています。
❺キュルキュル言い出して毛が抜けたりしていませんか?
特に抜けている感じはありません。
❻今現在のお腹と足の裏は触ると冷たくないですか?
お腹がキュルキュル鳴る前からも冷たかったです。当然今も冷たいです。
>『夜中に犬のお腹がギュルギュル鳴る理由は?老廃物排泄の準備かも!』を併せてご覧ください。

お腹のキュルキュル音は絶対に軽く見て行けません。
今回のご相談で詳しくお話を聞かせていただき結果的に腸の冷えによる排泄困難であることがわかりました。
現在はお腹の音は無くなり、しっかりしたうんちもするようになり元々お腹が弱いことも、そうでは無かったと気づかれ腸の冷えによる排泄困難であると改めて納得されました。
薬も使わずこの子自身の力で回復したことにとても嬉しそうでした。
上記の6つの質問ですが、これは全て排泄が上手く出来なくなってくると症状として現れてくるんです。
この子の場合は4つに該当しましたが全てに該当していたとすれば、そのままにしていると蛋白漏出性腸症、アルブミン低下となっていた可能性が高かったと思います。
これは治らない病気と病院では言われています。どれかひとつでも当てはまる事があれば後々可能性がありますので注意が必要ですね。
上記の質問にはありませんでしたが、実は草を食べ始めていたことも大きな要因の一つです。これも排泄がスムーズに出来ない時に症状として現れてきます。草を食べることで排泄しようとしているからです。
犬のお腹のキュルキュル音は様々理由と原因が憶測、予想として飛び交っていますが、答えは全てこの子自身が知っています。
どんな症状であれ病気であれ健康の基本は【出さないと入らない】と言う事なんです。なので出せない分だけ食べ物を受け付けてくれ無く食欲も落ちて来ていたのです。
是非、愛犬のお腹がキュルキュルっと鳴り出したらこれらのポ6つのポイントを確認されてみてください。
※ このような状態の時に無理に薬を飲ませる事で、音や下痢は止まるかも知れませんが、薬によって更に腸を冷やし排泄を止めてしまうので余計に愛犬を苦しめる方向へ向かっていきます。音や下痢が止まって安心するのは飼い主様だけです。再度同じ様な症状が出た時には徐々に薬が効かなくなっている場合が多いので注意が必要です。
食欲がある内にご相談ください。
どんな症状であれ、どんな病状であれ、犬にとって一番重要なのは「 食欲 」なんです。食欲が奪われた後に、ご相談を受けましてもどうする事も出来ません。
この14年間、私自身とても辛い思いをしてきました。
是非、食欲がある内に、ご相談ください。
下痢、血便、アルブミン低下でステロイド治療に不安な方はこちらをご覧ください。
>『 犬のステロイド治療と副作用|脱投薬のカギは腸内環境の改善』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

【 個別無料電話相談 】

■同じ下痢であっても、同じアルブミン低下であってもその子のこれまでの生活環境、食事、薬の経歴によって全くアドバイスが変わってきます。この子に合わせた個別アドバイスを受けられてはいかがでしょうか?
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