犬のステロイド治療と副作用|脱投薬のカギは腸内環境の改善

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消化器疾患・椎間板ヘルニア・皮膚病などの愛犬に、動物病院でステロイドを処方された経験をお持ちのかたもいらっしゃることでしょう。

 

特に、愛犬の下痢や軟便の原因が炎症性腸疾患(IBD)と結論付けられた場合、第一選択療法※としてステロイドを用いるのは一般的です。(※ある疾患に対し最初に選択される治療法)

 

ステロイドの抗炎症作用や免疫抑制作用は強力なため、劇的に症状が改善することは珍しくありません。

 

しかし、絶対に忘れてはいけないこと。それは、ステロイドは一時的に症状を抑える薬ではあっても、病気を完治させる魔法の薬ではない、という事実です。

病院で処方されたから、ではなく今行っている治療を正しく知るべき

 

獣医師は動物医療のプロフェッショナルです。そしてほとんどの飼い主さんは動物医療の素人ですよね。だから治療のことはプロにお任せしておけばいい。素人が余計な口を出すものではない――。

 

果たして、本当にそうでしょうか?

 

もちろん、愛犬を苦しめている病気のことを、獣医師は飼い主さんよりよく知っています。しかし、それは病気の原因や一般的な治療法について詳しいのであって、愛犬のことを飼い主さんより理解しているわけではありません

 

ステロイド治療に関しても、どのような病気にどの種類のステロイドを使えばいいのかを判断するのは獣医師の役割です。しかし、実際にステロイドを処方された愛犬の日々の体調を、目の前でつぶさに観察できるのは飼い主さんを置いて他にはいません

 

であれば、いま愛犬の治療に用いられているステロイドと呼ばれる薬剤がどのような性質のものなのか?なんのために使われているのか?使わなくなったらどうなるのか?やめ時についてはどう判断すべきか?といった詳細を、きちんと理解したうえで使うべきではないでしょうか。

 

獣医師に処方してもらったから……という漫然とした捉え方のままでは、そのステロイドが本当に効いているのか?病気ではなく副作用で体調不良が起きている可能性はないか?といったことを正しく判断することはできません。

 

治療に関して獣医師に事細かにたずねたところでよくわからないし、治療方針を疑っていると思われそうで…、と気兼ねしてしまう飼い主さんもいらっしゃることでしょう。

 

しかし、大切な愛犬の命を本当の意味で守ってあげられるのは、飼い主さんだけです

 

治療内容がよくわからなかったとしたら、わかるまでたずねる必要があります。質問に対する回答を面倒がるような獣医師だとしたら、今後も大切な愛犬の治療をゆだねてよいのか判断するべきではないでしょうか。

 

なんとなく聞きにくい――その気持ちは理解できますが、大事な愛犬の健康と天秤にかけることはできないはずです

 

>『犬の腸内環境は現代の犬の生態を知る事が鍵となる

 

 

ステロイドは病気治癒(改善)に向けて時間稼ぎするための薬

 

長々と前置きをしてしまいましたが、ステロイドについて話を戻しましょう

 

ステロイドとは、体温・血糖・免疫といった体の状態を一定に保つうえで、重要な働きを持った副腎皮質ホルモンの一つです。つまり、ステロイド剤というのはその働きを持ったホルモンを、お薬の形にしたもののことですね。

 

かなり即効性が期待できる薬であり、特に皮膚病などは「あれほど痒がっていたのに、こんなに劇的に良くなるなんて…」と飼い主さんがびっくりするほどの改善を見せることがあります。だからこそ、第一選択療法として用いられるわけですが…。

 

問題は、劇的に良くなったように見えたとしても、それは一時的な効果であって「病気の原因がなくなったわけではない」=「再発の可能性が高い」ということです。

 

これはなにも、ステロイドを否定したくて言っているのではありません

 

ステロイドとは病気を根本から治癒するためのお薬ではなく、いま目の前で起きている症状を一時的に鎮める目的で使うお薬です。だからステロイドには効果がない、と断罪しているわけでもありません。

 

ステロイドは、ある種の時間稼ぎです。症状が静まっている間に、なんとかして根本治療につなげられないか本格的に取り組んでいく――これこそが、ステロイドを用いるうえでの正しい考え方なのではないでしょうか。

 

>『犬の痒みは腸の乱れが原因!愛犬が足の裏を頻繁に気にするなら排泄の不調が原因かも

 

ステロイドの即効性はまるで麻薬のよう…

 

ステロイドは副作用が怖いから使いたくない」と、ただ闇雲に忌避するような意見を見かけることもあります。

 

確かにステロイドの投与によって副作用が起きることはありますが、これはどの薬品であろうと同じこと。なにもステロイドに限ったことではありません。

 

ではなぜ、ステロイドの副作用がこれほどまでに怖がられてしまうのでしょうか

 

それはおそらく「一時的に症状が劇的に改善することと投与をやめたら再発したことの落差があまりにも激しいからです。

 

つまり、「あの劇的に良くなった状態をもう一度取り戻したい」と飼い主さんも期待してしまうからこそ、ステロイドの連用・多用を許容してしまうのではないでしょうか。

 

ところが再びステロイドを使ったのに、以前ほど症状が改善しない。だから投与量を増やしてでも症状を抑えたい――この負のスパイラルが、本来であれば顕在化しなくてもよかったステロイドの副作用を、どんどん前面に押し出してしまうのです。

 

また、「ステロイドでの治療以外には打つ手がない、投与しないと危険」といった獣医師による説明も、ステロイドを「副作用が強い薬だけど、これにすがるしかない」といった印象を飼い主さんに植え付けているような気がしてなりません。

 

だからこそ、飼い主さん自身による判断や決断が重要になるのです。そのためには、治療方針や薬剤のことを正しく知る必要があるのは間違いありません。

 

>『犬は「寒さ」には強くても「冷え」には弱い

 

 

ステロイドから卒業するには腸内環境を改善する必要あり!

 

愛犬の下痢や軟便が続いたからといって、必ずしもステロイドを用いるとは限りません。とはいえ、動物病院を受診した場合、下痢止めや整腸剤での改善がみられなかった場合、多くのケースでステロイドが選択されています。

 

もしもステロイドを投与することになったとしたら、症状の改善と悪化に一喜一憂している場合ではありません。並行して考えるべきは、腸内環境の改善です。

 

皮膚病にしろ消化器疾患にしろ、ステロイドの使用が検討される犬の腸内環境は間違いなく悪化しています。腸には免疫細胞の約7割が集中しているため、ステロイドが必要な犬の免疫力は、病気と闘えないほど低下している、と言い換えることができるんですね。

 

そして、免疫力が低下したままの状態では、どのような治療を施したところで、病気の快癒を目指すことはできません。ステロイドを投与しようがしまいが、症状を改善させるには絶対的に腸内環境の改善が欠かせないのです

 

愛犬の下痢が改善しないけれど、ステロイドを使うのは不安…。

 

そう思うのであれば、なおのことまずは腸の基礎力を取り戻すことが先決です。先送りにしても良いことは一つもありません。いますぐにでも取り組むことが、一日でも早い回復につながります。

 

現代を生きる犬達は、体調が悪くなると当たり前のように投薬治療を受けますよね。また、体調が悪くなくてもワクチン接種やフィラリア予防は欠かせません。

 

健康な日常生活を送るのはもちろん、ワクチンや投薬の効果を高めるためにも、すべては腸の健康がカギを握っています。

 

>『犬の腸内環境が汚れるメカニズム

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。

 

 原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D

 

原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

賞味期限:開封後10日以内にお使いください。

消費量:小型犬で約4~5回分(目安)

お支払い方法:クレジット/代引き/銀行振込【2日以内】

同包物:レシピ

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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