【犬の手作りご飯】ブロッコリーの成分スルフォラファンの健康効果!

ブロッコリーに含まれている成分のスルフォラファンといえば、最近はやたらとテレビ番組でも取り上げられていますよね。
バラエティー番組ではスルフォラファンの持つダイエット効果ばかりがクローズアップされがちですが、この成分の持つポテンシャルはそんなものでは終わりません!
解毒作用や抗酸化作用など、犬の手作りご飯の食材としても見逃せない効果が目白押しです。というわけで、今回はブロッコリーの健康効果や、犬の手作りご飯に加える際の注意点などについて考えてみたいと思います。
目次
ブロッコリーは基本的に犬が食べられる緑黄色野菜
そもそもになりますが、ブロッコリーは基本的には犬が食べられる緑黄色野菜です。
ブロッコリーに限らずですが、犬の手作りご飯に加える野菜の話をする時に、必ずといってよいほど「基本的には」と記載されていますよね。これは、野菜の多くにはカリウムやシュウ酸など、腎機能や尿結石などに影響を与える成分が含まれているからです。
また、野菜には食物繊維が大なり小なり含まれていることから、下痢・軟便・便秘に悩む犬や加齢によって体の機能が衰えはじめている老犬にとっては、メリットになることもあれば、かえってデメリットになることもあります。
このあたりのサジ加減が上手に出来るようになると、犬の手作りご飯のグレードがアップすること間違いなし、といったところでしょうか。愛犬の健康づくりのためには欠かせないプロセスですし、飼い主さんの努力が反映するポイントでもあります。
というわけで、ブロッコリーは健康な犬はもちろんのこと、与える量や体調に気を配りながらであれば、基本的には闘病中の犬や老犬にも食べさせることができる緑黄色野菜。上手に活用できるように、情報を共有していければと考えています。

ブロッコリーに含まれている犬の健康に役立つ成分
ブロッコリーには、健康に良い効果が期待できる成分が様々に含まれています。その中でも特に犬の健康に役立つ成分として、以下の3つについて知っておきましょう。
スルフォラファン
スルフォラファンとは、ブロッコリーやブロッコリースプラウトに含まれている有機硫黄化合物で、いわゆるファイトケミカルの一種です。(※ファイトケミカル/植物が紫外線や昆虫から身を守るために作り出した成分)
簡単に言ってしまえば、ブロッコリーやブロッコリースプラウトに含まれている、あのほんのりピリっと辛い成分のことですね。
スルフォラファンが注目されているのは、その強い抗酸化作用によるもの。摂取すると、体内で解毒作用や抗酸化酵素の生成を促進するといった、強力な作用が期待できるというわけですね。
まだまだ人間の体に対する研究が優先していますが、発がん物質を解毒する酵素の働きを促進する作用や、新陳代謝の活性化、神経疾患などの改善効果などが確認されています。
犬の体に対する効果としては、腫瘍の成長抑制効果が報告されており、さらなる健康効果の解明を期待したいところです。
葉酸(ビタミンB9
葉酸は神経組織の発達に関わっているビタミンで、DNAの合成にも必要とされています。犬の体内では腸内細菌によって産生されているビタミンではありますが、腸の温度が低くなりがちな現代の犬達は、葉酸が必要量作られていない可能性大といえるでしょう。
そのため、ブロッコリーなどの緑黄色野菜から葉酸を摂取することは、健康維持に良い効果をもたらすと期待できます。
ビタミンE(トコフェロール
脂溶性のビタミンEには抗酸化作用があります。脂溶性といっても他のビタミンに比べると過剰症になりにくく、犬の手作りご飯に取り入れやすい緑黄色野菜です。熱に強いところもメリットといえるでしょう。
ビタミンEの抗酸化作用最大のメリットは、細胞の表面を覆っている細胞膜のダメージを防ぐ効果が高いことです。細胞膜が活性酸素によってダメージを受けてしまうと、がん・腎臓病・皮膚病・消化器疾患・脳神経疾患などなど、様々な病気を発症させてしまうことに…。
そんなありがたいビタミンEですが、活性酸素と闘った代償として、ビタミンEラジカルという物質へと変化してしまいます。このビタミンEラジカルは犬の体に害がありますが、ビタミンCを同時に摂取することでビタミンEに戻すことが可能です。
ちなみに、ブロッコリーにはビタミンCも含まれています。なんともありがたい緑黄色野菜ですよね。
>『【犬の手作りご飯】緑黄色野菜|犬の体調に合わせた選び方』

犬の手作りご飯にブロッコリーを加える際に注意すること
ブロッコリーは、人間も基本的には加熱して食べることが多いですよね。新鮮なものは生でも食べられるそうですが、これはあくまでも人間の食事での話。犬に食べさせるときは、必ず加熱することが原則と考えましょう。
細かく刻んで消化がしやすくするのは当然のこと、茎や芯などの硬い部位はしっかり加熱して、柔らかくしてからカットするようにしてください。
どの程度刻めばよいのか迷ったときは、ペースト状に擦り潰してしまうのが一番!手作りご飯の常備野菜にするのであれば、ペースト状にしてから小分けにして凍らせておくと便利ですよ。
ブロッコリーを茹でて加熱すると水溶性のビタミンやカリウムなどが溶けだしてしまいますが、少量の湯で煮てペースト状にすると、溶けだした成分も余すことなく取り入れることができます。
反対に、腎臓病の犬や腎機能が衰えはじめた老犬に食べさせる際は、茹で汁を使わずにペースト状にすると安心ですね。愛犬の体調にあわせて、上手にブロッコリーに含まれている健康成分を取り入れていきましょう。
あえて言うまでもありませんが、健康効果を期待するあまりに食べさせ過ぎれば、害を及ぼすことになりかねません。あくまでも少しずつ、体調や便の状態を確認しながら食べさせることが重要です。
>『【犬の手作りご飯】穀物の選び方|犬は白米以外も消化できる』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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