犬の肥満が腸内フローラを乱している!太った犬の腸内細菌

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肥満腸内細菌のあいだには深い関係がある――ここ最近、よくいわれることですよね。これはなにも、人間の肥満に限った話ではありません。

 

犬の肥満も犬の腸内フローラを乱す原因になっていることが指摘されています。もっとぶっちゃけた言い方をするなら、太った犬の腸内にはデブ菌が多いんですね。

 

というわけで、今回は肥満の犬の乱れた腸内フローラには「デブ菌」と呼ばれる腸内細菌が多いことについて、考えてみたいと思います。

肥満の犬の腸内には脂肪ためこもうとする腸内細菌が多い

 

犬が適正な体型を逸脱して肥満になる原因には、次のようなものがあります。

 

  • 食べ過ぎ(摂取カロリーが多すぎる)
  • 運動不足(消費カロリーの不足)
  • 加齢による基礎代謝の低下

 

その他にもホルモンの乱れ(去勢・避妊・疾患)・遺伝的要因心臓疾患肝臓疾患などがありますが、ホルモン異常や病気が原因の肥満についてはちょっとややこしくなるので、今回は割愛させていただきます。

 

いわゆる、病気ではないのに太ってしまう――その主な原因は「摂取カロリーより消費カロリーが少ない」ことです。簡単に言い換えるなら、「食べた量に見合うだけの運動ができていない」状況なんですね。

 

加齢による基礎代謝の低下も同じことです。基礎代謝が低下しているのに今までと同じように食べていたら、いつの間にかカロリーオーバーになってしまうのは当たり前。正直なところ、自身にとっても耳の痛い話ではありますが…。

 

 

肥満の犬の腸内には脂肪ためこむ腸内細菌が多いという事実

 

複数の犬の便をサンプルとして調べた結果、肥満の犬の腸内フローラ(腸内細菌叢)には、脂肪をためこもうとする性質の腸内細菌が多くみられることが判明しています。

 

これ、とても怖いことだと思いませんか?

 

後先考えずに犬が喜ぶものばかりを食べさせていると、腸内細菌に脂肪をためこむタイプの菌が増えていくのです。要するに、食べれば食べるほど体に脂肪を溜め込んでいく、肥満仕様の腸内フローラが確立されてしまうわけですね。

 

こうなると、ちょっと食事を減らしたり多少運動を増やした程度では、焼け石に水であまり効果は期待できない可能性があります。

 

もちろん、多少であっても食事制限や運動はしたほうが良いに決まっていますが、結果が出なければ続かないのは犬も人も同じ。頑固な肥満仕様の腸内フローラを改善するには、それなりに気合をいれた腸内環境改善が必要ということになるわけです。

 

>『愛犬に与えるおやつを断ち切る勇気

 

犬の肥満を招く高脂肪食が腸管のバリア機能を低下させる

 

犬は脂肪の多い食べ物が大好きです。犬にとって脂肪は三大栄養素の一つなので、もちろん摂取する必要があります。しかし、それはあくまでも適正な量が大前提

 

摂り過ぎた脂肪は当然のことながら肥満の原因になりますし、同時に腸内フローラを乱す原因にもなってしまいます。

 

というのも、脂肪を過剰に摂取すると分解するための胆汁酸が多く分泌されますが、こういった状態が続くと腸内細菌の中に胆汁酸耐性を持つものが増えるからです。そのせいで、腸内フローラが乱されてしまうんですね。

 

しかも恐ろしいのは、それだけではありません。なんと、腸内フローラが乱れることによって腸管のバリア機能が低下するという、悪循環に陥ってしまうのです。

 

腸管のバリア機能が低下すれば免疫力の低下は避けられず、さらには炎症性腸疾患(IBD)や食物抗原への免疫過剰反応など、腸の状態はどんどん悪い方へと転がってしまう可能性が考えられます。想像するだけでゾッとしませんか?

 

>『IBDの大きな原因はこれまでの食生活と腸内環境の冷えにある

 

 

愛犬の腸からデブ菌を追い出すには、短鎖脂肪酸を生成する菌を育てることが大事

 

脂肪をためこむデブ菌を追い出してヤセ菌を増やす――すなわち腸内環境を改善するには、短鎖脂肪酸を生成する菌を増やす必要があります。

 

(※短鎖脂肪酸…酢酸・プロピオン酸・酪酸などの有機酸)

 

そのためにはオリゴ糖や食物繊維をしっかり摂取して、ビフィズス菌などの善玉菌を増殖させなければなりません。

 

短鎖脂肪酸が多く生成されると、大腸内は悪玉菌が住みやすいアルカリ性の環境から、善玉菌が喜ぶ酸性へと傾いていきます。今度は好循環が回り始めるわけですね。

 

愛犬の腸内環境改善は毎日の食事から

 

食事内容と運動不足が原因の愛犬の肥満は、はっきり言って飼い主の責任です。大好きなオヤツばかりをあげていたら、それはもう愛犬は喜ぶことでしょう。しかし、健康長寿からはどんどん遠ざかることになります。

 

愛犬の腸内環境改善は、今日やったら明日結果が出る、というようなものではありません。毎日コツコツと積み上げていくことだけが、犬の腸内環境を良好なものに整えてくれるのです。

 

愛犬の腸内環境改善を本気で目指すなら、毎日の食事内容をしっかり見直さなければなりません。

 

  • 腸の冷えを取り除いて腸の温度を上げる
  • 消化しやすく栄養バランスの整った食事を続ける

 

この二本柱が、遠回りに見えても腸内環境改善への近道なんです。

 

>『犬の「腸活」基礎知識|腸の温度を上げないと腸内環境は改善しない

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。

 

 原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D

 

原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

賞味期限:開封後10日以内にお使いください。

消費量:小型犬で約4~5回分(目安)

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同包物:レシピ

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先ずは、下痢を止めてはいけない理由

肛門から下痢が出てくる理由を知ることから。

 

・なぜ、薬で腸が冷えるのか?

・なぜ、腸を温める必要があるのか?

・なぜ、トロトロスープが良いのか?

・なぜ、乳酸菌生産物質が必要なのか?徹底解説

この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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