愛犬の健康管理|免疫力アップで寒い季節に負けない体をつくろう

しつこい!と叫びたくなるほど延々と残暑が続いていましたが、ようやく晩秋から初冬の気配が訪れました。となると、本格的に寒い季節はもうすぐそこまで来ています。
一般的に、多くのウイルスは低温になると安定しやすくなります。要するに感染力が持続するようになり、感染する確率が上がってしまうわけですね。
もしも愛犬の体内にウイルスが侵入したら、必要なのは薬ではありません。愛犬の体に備わった「免疫力」こそが、ウイルスと戦える唯一の武器。そして、免疫力をアップさせる最善の方法は、腸内環境を整えることです。
目次
♪雪やこんこ、犬は喜び庭駆けまわり♪…はもう古い?
童謡「雪やこんこ」の歌詞に「犬は喜び庭駆け回り、猫はコタツで丸くなる」とあります。犬といえば、一般的に暑さには弱くても寒さには強いというイメージがありますよね。
本来であれば、それは間違いではないのでしょう。たくましかった一昔前までの犬であれば、雪が積もった真冬の庭を、それは元気に駆け回ったものです。
しかし現代を生きる犬達、とりわけ人気犬種と呼ばれる小型犬の多くは生まれつき腸の温度が低く、キンキンに冷えた真冬の庭を好き放題に駆けまわれるほどタフではありません。
特に下痢や軟便をしがちな犬にとって、真冬の冷えは大敵!なぜなら、ただでさえ冷えている犬のお腹がさらに冷えてしまうからです。
では、冬になったら厚着をさせ、温かい室内だけで過ごさせればいいのでしょうか?
それでは、いつまでたっても丈夫な体を手に入れることはできません。体の内側からホカホカしていれば、厚着なんてしなくても冬の屋外を元気いっぱい駆け回れるはず。そのために必要なのは、「腸内環境をしっかり整える=腸の温度をホカホカな状態にまで上げる」ことなんです。

腸が冷えた犬の腸内環境は悪玉菌優勢!まずは腸を温めないと話にならない
腸内環境を整えるとは、すなわち腸内を善玉菌優勢の状態にすることです。乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌の多くは、40℃前後で活発に働くことができます。
一方、悪玉菌と呼ばれる大腸菌、ウェルシュ菌、黄色ブドウ球菌などは、37℃以下になると増殖スピードが速くなるんですね。
つまり、下痢や軟便が続いている犬の腸は、悪玉菌が活発に働いてしまう温度帯にまで冷えていることがわかります。となると、まずはこの腸の温度を上げないことには、いつまでたっても善玉菌優勢の良い腸内環境にはならないわけですね。
犬の腸には免疫細胞のおよそ7割が集中していますが、悪玉菌が優勢になってしまっているヨレヨレの腸では、免疫細胞が活性化するはずもありません。
愛犬の免疫力を高めるためにせっせと乳酸菌サプリを飲ませたとしても、腸が冷えたままではほとんど役に立たないのです。
腸内環境改善に必要な最初の一歩目は、冷えてしまった腸をしっかり温めて温度を上げること。そのために必要なのは、毎日の食事でしっかり腸を温め続け、腸の持つ基礎的な力を根底から引き上げてやることです。

本格的に寒くなる前に腸を温めて免疫力アップ!それが健康長寿につながります
愛犬が下痢や軟便をしていると、心配で一刻も早くなんとかしたくなりますよね。だからこそ、下痢止めや抗生物質の力を借りて、今すぐウンチを固まらせようとするわけですが…。
下痢止めや抗生物質を飲ませると、一時的にウンチの状態は改善することでしょう。しかし、腸の温度が上がったわけではないので、またしばらくするとお腹の調子が崩れてくるはずです。それはそうですよね、そもそも腸が冷えているから下痢をしているわけですから。
するとまた下痢止めを飲ませ、抗生物質を飲ませ…。こんなことを続けていても、愛犬の腸の温度はいつまでたっても上がらず、腸内環境が改善するはずもありません。そして、腸内環境が悪化した状態のままでは、免疫細胞だってまともに働くことができないのです。
免疫力が低いということは、愛犬の体内に侵入してくる外敵――ウイルス、細菌、寄生虫などと闘う力が弱いということです。おまけに、日々体内で発生するがん細胞を抑制する力まで脆弱になってしまいます。
本格的に寒い季節が到来する前に、愛犬の腸を内側からしっかり温めることは、免疫力を高めてウイルス感染に強い体を作るのはもちろんのこと、その先の未来を見据えた健康づくりの第一歩目でもあるわけです。
>『犬の下痢が改善しない!それは、薬で腸が冷やされるからです。』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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