犬は水の飲み方が下手くそ!床がビチョビチョになるのは不可抗力です

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愛犬がお水を飲んだあとの床がビチョビチョに濡れているのを見るたびに、「またか!」とため息をつきながら拭き掃除をしている飼い主さんもいらっしゃることでしょう。

 

うちの犬は雑な性格なのかもしれない…、と思われているかもしれませんが、そんなことはありません。犬がお水を飲んだあとの床がビショビショに濡れているのは、犬という生き物は全般的に水の飲み方が下手くそだからです。

 

――そう、つまりは不可抗力だったんですね。

犬の水の飲み方は良く言えば豪快、悪く言えば雑

 

犬のおよそ8割は、水を飲むときマズルや床をビショビショに濡らしてしまうといわれています。

 

では、なぜ犬は水の飲み方が下手くそなのでしょうか――。その理由は、ひとえに水を飲む際の舌の使い方にあります。

 

私たち人間が犬のまねをして水を飲むとしたら、ペロペロと舌を下から上へ動かすような感覚で、水をなめるようにして掬い取ろうとしますよね。しかし、実際の犬達はそんな飲み方はしていません。

 

犬は舌先を裏側にまるめ、Jの字のような形にした状態で水を掬い上げているのです。と言っても、裏側にまるめた舌をスプーンのような使い方をして水を掬い取っているわけではありません。

 

わかりやすくするためにちょっとオーバーな表現をしますが、Jの字型にまるめた舌をエイ!とばかりに水の中に突っ込み、勢いよく舌を戻す際にできる水柱をパクリと口に入れているのです。

 

よく言えば豪快、悪く言えば雑な飲み方をしているわけですから、当然のことながら水柱の多くは口から零れてしまうことになるでしょう。なんせ、完全に勢い任せですから。

 

おまけに、豪快な水の飲み方になってしまう舌の動きを1秒間に3回程度繰り返しているのです。そりゃあ、水の器の周囲がビチョビチョに濡れても不思議はないですよね。

 

>『犬が人の足を舐める理由とは?愛情表現・ストレスなどの場合も

 

 

の水の飲み方は似てるように見えて実はけっこう違っている

 

猫も犬と同じように舌を裏側にまるめて水柱を口に入れる形式で水を飲んでいます。しかし、犬のように顔や床をビショビショに濡らしてしまうことはあまりありません。

 

その理由は、犬のように舌を水の中に勢いよく突っ込むのではなく、水面にあてるような位置で止めているからです。要するに、舌で表面張力を作り出した後で、水柱を吸い上げているわけですね。

 

加えて、犬は水柱を口に入れた後も口が開いたままなのに対し、猫は口を閉じています。このような違いにより、同じような舌の使い方をしても犬が水を飲むとマズルも床もビショビショになるのに対し、猫はあまり濡れないのです。

 

猫がお上品といわれるのは、このあたりが大いに影響しているのではないでしょうか。

 

>『犬が顔をなめるのはなぜ?愛情表現や服従心だけじゃない

 

 

愛犬がお水で床をビショビショにしても絶対にらないで!

 

愛犬がお水を飲むたびにマズルや床がビショビショになったとしても、がっかりした素振りを見せないでください。ましてや、叱るなんてことは絶対にNGです。

 

犬は飼い主の気持ちを敏感に察知しますから、水を飲むたびに飼い主ががっかりしてしまうと、水を飲むと飼い主が不機嫌になることに気づいてしまいます。

 

また、「もう、すぐビショビショにして!!」などと怒りをあらわにすれば、犬は水を飲むこと自体を悪いことだと考えるようになります。

 

本当はもっと水を飲まなければいけないのに、飼い主が不機嫌になるからあまり飲まなくなってしまった――これは明らかに愛犬の健康を害することになるでしょう。

 

愛犬がお水を飲むたびに顔や床をビショビショにすることにイライラするぐらいなら、ビショビショになりにくい工夫をしたほうがずっと建設的です。

 

  • お水がこぼれにくい容器に変える。
  • 床に吸水マットを敷く。

 

たったこの程度の工夫でも、ビショビショのストレスはかなり減らせるはずです。

 

ちなみに、給水機を使うと顔や床がビショビショになるのを防ぐことはできますが、必要な量のお水を飲む前に飲水をやめてしまうことがあるため、あまりおすすめできません。

 

熱中症の危険性が高まる時期はもちろんのこと、冬場の暖房と乾燥にも要注意!いつでも飲みたいだけのお水をしっかり飲めることは、犬の健康維持にとても大切なことなのです。

 

>『犬の「腸活」基礎知識|腸の温度を上げないと腸内環境は改善しない

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

これまでに6,000人以上の飼い主様からご相談をいただき、現在も日々ご相談をお受けしています。下痢・軟便・アルブミン低下など、繰り返す不調の多くは「原因の見極め」で方向性が変わります。ご相談はすべて、坂田が直接対応しています。今の状態を一緒に整理し、今日からできる具体的な対策をお伝えしています。

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