老犬を穏やかに送りたいのに心臓が止まらない!飼い主が語る最期の時

LINEで送る
Pocket

 

少し前に、16歳のミニチュア・シュナウザーのウリちゃんを看取ったKさんのインタビューをまとめた記事の後編です。

 

前編をまだご覧になっていない方は、「愛犬の最期を穏やかなものにしたいのに…。老犬の飼い主が語る終末期」からお読みください。

輸液と昏倒を繰り返す愛犬の姿に治療がだんだん怖くなり…

 

坂 田】ウリちゃんが倒れるたびに辛かったと思いますが、そのような日々はどのぐらいの間続きましたか?

 

Kさん】輸液と昏倒を繰り返していたのは、だいたい20日間ぐらいでしょうか。倒れては意識を取り戻す生活が続いていましたが、徐々に体が弱っている感じはありました。

 

坂 田】その間、輸液をすることにためらいはなかったですか?

 

Kさん】正直に言えば、ありました。これは本当に必要な処置なんだろうか?と…。それに、だんだんと強心剤を服用させることにも恐怖を感じるようになりました。こんなに何種類もの薬を使って延命させることは、本当にウリのためになっているのかな、と。

 

坂 田】最終的には何種類の薬を服用させていたんですか?

 

Kさん】強心剤だけでもアテノロール、ジゴシン、テルミサルタン、ベトメディンの4種類です。それにプラスして腎臓保護のためにラプロスも飲ませていました。あと、尿毒素を排出するためにアゾディルとパンフェノンというサプリメントも。

 

坂 田】強心剤を4種類というのは多いですね。動物心臓外科が専門の獣医師だからできたことなんでしょう。おそらく、獣医師の経験値で使用する強心剤の組み合わせは違ってくるでしょうから。

 

Kさん】そう思います。1日に何度もウリが昏倒したとき、病院で診てもらったら心拍がかなりおかしなことになっていたんですよ。2拍打ったあと次の1拍が無かったんです。3拍子だとしたら、1、2ときて3がお休みしてるんです。それで、アテノロールという強心剤を追加することになり、そうしたらちゃんと拍動が戻りました。その時は薬ってすごいと思ったんですが…。

 

坂 田】なるほど、まさに強心剤という感じですね。

 

Kさん】でも、そこからが地獄のような日々でした。ウリの前にもミニチュア・シュナウザーを僧帽弁閉鎖不全症で亡くしているんですが、あの子は2度目に倒れたあと2時間ぐらいしたら心臓が止まり、あまり苦しむことなく旅立ったんです。でも、ウリは何度倒れても心臓が止まらないんですよ。呼吸が止まっても心臓が動き続けるんです。そうこうしているうちに呼吸が戻って意識を取り戻しますが、明らかに前より弱っている、そんな日々が続きました。

 

坂 田】それはウリちゃんだけではなく、看病しているKさんも辛かったですね。

 

Kさん】倒れるたびに「もう頑張らなくていいよ、先輩犬達が待ってるから旅立ちなさい」と何度言ったことか。でも、どんなに発作を起こして昏倒しても、ウリの心臓が止まらないんです。私はこれまでに6匹の犬を看取ってきましたが、こんなことは初めてでした。これまでは、呼吸が止まってウンチもオシッコも出てしまったのに意識を取り戻した子はいなかったんです。先に亡くなったシュナウザーよりウリの方が心臓の状態は悪いはずなのに、ここまで心臓が止まらないなんて、想像もしませんでした。

 

坂 田】Kさんは、これまで看取った子とウリちゃんの違いは、薬にあるとお考えなんですね?

 

Kさん】引越しをする前に長年診ていただいた獣医さんは、何種類も強心剤を使うかたではありませんでした。多くても2種類ぐらい。私もまさか強心剤を一度に4種類も飲ませることになるとは思っていなかったので、こんなに飲ませて大丈夫?と不安でした。でも、良くも悪くも強心剤の威力は抜群だったと思います。あれだけ何度も倒れたのに心臓が止まらなかったわけですから…。

 

>『「愛犬を長生きさせる」ためにできることは日常の中にある

 

 

自力で立てなくなり、食欲を失ってもなお心臓が止まらない

 

坂 田】でもその結果、ウリちゃんは穏やかに旅立てなかったとお考えなんですね。

 

Kさん】はい。年が明けて2週間が過ぎた頃、ウリはとうとう自力で立ち上がれなくなりました。その時に、もう積極的な治療を受けさせるのはやめようと決心したんです。

 

坂 田】その時点で輸液はやめたんですか?

 

Kさん】はい、やめました。それでもまだ食欲はあったので、強心剤だけは服用させていました。いきなりやめると、どんなことになるかわからなかったので。でも、食欲がなくなったら服薬も終わりにしようと思っていました。そこから1週間ぐらいは強制給餌で食べさせていましたが、ある日突然食事を拒否したんです。

 

坂 田】強制給餌でも食べなかったということですか?

 

Kさん】もう、絶対に食べないという意思を感じるほど、頑なに口を開けませんでした。それで、これはもういよいよ旅立つ準備が始まったと実感したんです。

 

坂 田】ウリちゃんの体は、もう食べ物を必要としなくなっていたのでしょうね。

 

Kさん】私もそう思いました。ところが、輸液をしなくなったことで心臓への負担が減ったせいなのか、信じられないことにそこから亡くなるまでに3週間近くかかったんですよ。

 

坂 田】3日くらいかと思いましたが3週間ですか!その間食事はしなかったんですか?

 

Kさん】はい、いっさい食べませんでした。途中何度か少しでも食べないかトライしてみましたが、頑として食べ物は受け付けませんでした。お水だけは飲んでいましたが、体はどんどん痩せて最後は骨と皮だけになりました。被毛のおかげで見た目にはあまりわかりませんでしたが、触ると骨と皮だけという感じで、抱き上げると信じられないぐらい軽くなっていました。さすがに心臓発作を起こすことはありませんでしたが、これではまるで餓死させるような気がして苦しかったです。

 

坂 田】介護しているKさんにとっては、かなり辛い経験でしたね。

 

Kさん】毎日毎日「今日こそは穏やかに旅立って!」と祈りながら寝返りを打たせていました。

 

坂 田】もう一度病院を受診しようと思いませんでしたか?

 

Kさん】何度も迷いましたが、いまここで何か治療をすることが、かえってウリの苦しみを延ばしてしまうのではないかと思い、結局は行きませんでした。でも、私のその選択がウリの最期を穏やかなものとは違うものにしてしまったと思っています。

 

>『愛犬を長生きさせる秘訣

 

 

最期は腹痛に苦しみ、穏やかに旅立つことができなかった

 

坂 田】お辛いとは思いますが、ウリちゃんの最期の様子を教えていただけますか?

 

Kさん】亡くなる前日から、下血がみられるようになりました。これは私の推測ですが、食べなくなってからのウリの体はどんどん弱っていったので、消化器もボロボロになっていったんじゃないでしょうか。きっとお腹が痛かったんですよね。ウリは亡くなる前々日から時々クーンと鳴いていました。最初は寂しさや不安かなと思ったのですが、下血を見て初めて腹痛だったと気付いたんです。最期の時もかなり苦しそうで、「早く心臓止まって!」と祈りながらそばにいました。

 

坂 田】私も聞いていて胸が苦しくなりました。ウリちゃんだけではなく、はたで見ていたKさんも本当に辛かったですね。

 

Kさん】あんなにも「心臓止まってくれ!」と願うとは思いもしませんでした。

 

坂 田】少し酷なことをお伺いしますが…。動物病院での治療について、率直なお気持ちを聞かせてください。

 

Kさん】食欲があるのに、血液検査の数値だけで輸液を開始したことについては後悔しています。でも、動物病院を恨んでいるわけではありません。BUNが140を超えていたら、普通は輸液しますよね。悔やんでいるのは、輸液はウリの食欲が無くなってからにしてください、と言えなかったことです。獣医師から輸液を開始しないと命が危ないと言われたとき、「え、こんなにまだ食欲があるのに必要?」と思った自分の疑問を表に出せなかったことは、これから一生悔み続けると思います。

 

坂 田】いやいや、Kさんは精一杯頑張ったと思いますよ。どんなに頑張っても、必ずいろいろなことを後悔するのが飼い主の性(さが)だと思います。

 

Kさん】そうかもしれませんね。倒れたあと、あっという間に息を引き取った子のときは、もっと何かできたんじゃないかと思いましたし。後悔せずに愛犬を看取ることは、思ったより難しいのかもしれません。もしかしたら穏やかに旅立ったとしても、もしあの時あれをしていれば…、とか考えてしまいそうです。

 

坂 田】どんなワンちゃんも、いつかは最期のときを迎えますよね。いま老犬と暮らしている飼い主さんに、何かアドバイスをいただけますか?

 

Kさん】心臓病や腎臓病などなんらかの病気で治療を受けているとしたら、最期のことを考えておいたほうがいいと思います。最後まで治療を受け続けるとしたら、場合によっては入院が必要なこともあると思うんです。その結果、飼い主がいないタイミングで息を引き取ることがあるかもしれません。たとえそうなったとしても、最後まで出来る限りの治療を受けさせるのか、それとも自宅で少しでも楽に旅立てるようにするのか。こういうことを考えるのは正直言ってしんどいですが、でもやはりしっかり考えておくべきじゃないかと思います。

 

坂 田】いろいろ辛い経験をお話いただき、ありがとうございました。

 

>『愛犬を大切な家族の一員にする為の絶対条件とは?ここに大きな秘が・・・

なぜ多くの犬が「腸の問題」を抱えているのか?

 

犬の健康相談を長く受けていると、ある共通点に気づきます。

 

それは・・・多くの犬が「腸の排出力」を失っていることです。

 

本来、犬の体はとてもシンプルです。

体に不要なものが入ると、それを便として外へ出すことで体のバランスを整えます。

 

しかし現代の犬たちは・・・

・ワクチン
・予防薬
・抗生物質
・加工フード

など、昔よりも多くの影響を受けています。

 

その結果、腸の働きが弱まり・・・

・慢性的な下痢
・消化吸収の低下
・アルブミン低下
・食欲不振

といった問題が増えています。

 

こうした犬たちにとってまず大切なのは

「何を入れるか」より
「出せる体を作ること」

です。

 

体が排出できる状態になると腸は本来の働きを取り戻します。

 

そして結果的に・・・

・食欲
・便の安定
・元気

 

といった変化が起こることが多いのです。

 

ナノワンリセットは、この考え方に基づいて腸を温め排出力を整えるための食事として開発されました。

 

健康は出すことから始まる。それが、私たちがたどり着いた結論です。

 

健康は、ある日突然変わるものではありません。

 

体の状態を整えることから少しずつ変わっていきます。

 

ナノワンリセットは入れるためのサプリではありません。

 

出せる体を取り戻すための食事です。

 

もしあなたが愛犬の未来を守りたいと思うなら、まずは一度試してみてください。

 

 

【専門家による電話アドバイスのご案内】

お問い合わせはこちら


愛犬の体調について、こんな疑問はありませんか?

・なぜ薬を飲ませても下痢や軟便が続くのか
・なぜ薬を飲ませてもアルブミンが上がらないのか
・なぜ病院で異常がないのに元気がないのか
・なぜ良いフードを食べているのに回復しないのか

犬の体調不良には、実は多くの場合腸の状態が深く関係しています。

しかし、腸の問題は血液検査や一般的な診察では原因が見えにくいことも少なくありません。

ラクトラボ代表の坂田は、これまで多くの飼い主さんから犬の腸の状態や体調不良について相談を受け、食事や腸の環境を見直すことで改善のきっかけを作ってきました。

この電話相談では・・・

・今の症状から考えられる原因
・見落とされがちな体調悪化のポイント
・腸の状態を整えるための食事やケア
・サプリメントの考え方
・毎日行うたった一つのポイント

などを、できるだけ分かりやすくお伝えします。

「この状態で大丈夫なのか」
「何を変えればいいのか」

その答えが見えるだけでも、飼い主さんの不安は大きく変わります。

愛犬の体調について誰に相談すればいいか分からないときこそ、一度専門家の視点を聞いてみてください。

【ラクトラボ代表 坂田による電話アドバイス】

愛犬の状態に合わせて、今できる具体的なケアをお伝えします。

大切な家族だからこそ、正しい知識で守ってあげてください。

※【 お問合せメールでのアドバイスは行なっておりません。お電話又はLINE電話のみの対応となります。ご了承ください。】

092−334−2068

※ お急ぎの方は今すぐお電話ください。直ぐにコチラからかけ直します。

【電話受付時間】10:00〜16:00
【定休日】土日祝日(臨時休業あり)
     年末年始、GW、夏季休暇

この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

この著者の記事一覧

コメントは受け付けていません。

LINEで送る
Pocket

関連記事RELATED ARTICLE

食生活・生活習慣を見直して、ワンちゃんが健康で元気になるお手伝いをいたします。

092−334−2068 092−334−2068 arrow_right
PAGE TOP