犬にヴィーガン生活をさせる飼い主が欧米で急増中!でもそれ、人間の都合では?

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2020年から続くコロナ禍が影響し、世界的にヴィーガン完全菜食主義者)が増えています。特にヨーロッパではその傾向が顕著。ヴィーガン人口世界一のイギリスでは、コロナ禍以降イギリス人の5人に1人という高い割合で、食生活にヴィーガンを取り入れているそうです。もしかしたら、世界で最初に動物愛護団体が誕生したお国柄が影響しているのかもしれません。

 

なんにせよ、何を食べて何を食べないかは個人の自由。しかし、ヴィーガンをより徹底させようとするあまり、飼い犬にまでヴィーガン生活をさせる人が増えている事態には、疑問を感じずにはいられません。

 

ヴィーガン生活を取り入れる理由に犬は関係ない?

 

ロンドンに本部を置く情報サービス企業が行ったコロナ禍での食生活調査によると、イギリス人ヴィーガン食を取り入れた理由は次の通りです。

 

1位 肉の衛生環境が不安だから

2位 動物福祉が気になる

3位 健康のために

4位 畜産がもたらす環境問題が心配

 

なるほど、1位~4位までのすべてにおいて、人間は真剣に取り組む必要がありそうですね。しかし、これらの事情はすべて人間が引き起こしている人間側の都合。犬には関係ないことばかりではないでしょうか。

 

ヴィーガンのドッグフードを作っているメーカーによると、ペットフードに使われている肉の量を減らすことにより、大量生産の食肉を減らすことができるそうです。しかし、そもそも食肉という概念を作ったのも、ペットフードを作ったのも人間側の事情。となると、犬をヴィーガンにすることは、人間の作ったツケを犬に肩代わりさせているような…。

 

犬のベジタリアン食についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

>『犬の食事をベジタリアンにすると、栄養は摂取できても満足度が低い』

 

 

犬に必要な栄養はヴィーガン食でも満たせるが、満足感までは満たせない

 

犬の食事をヴィーガンにすることに肯定的な意見としては、以下のような内容をよく目にします。

 

・犬に毎食高タンパクな食事は必要ない

植物性の食材だけでも、犬に必要な栄養素は摂取できる

・犬の食生活をヴィーガンにすると、犬が長生きする

 

犬の食事を毎食高タンパクにする必要がないことは、確かにその通りでしょう。しかし、だからといって「動物性タンパク質」をそっくりそのまま「植物性タンパク質」に置き換えればいい理由にはなりません。

 

特に、犬は雑食動物とはいっても、胃腸の作りは今も肉食獣に近いままです。確かに植物性の食べ物も消化できますが、腸の長さを見れば一目瞭然。「タンパク質」を摂取するための原料は、肉類である方がより自然なはずです。

 

また、植物性の原材料だけでは足りない栄養素をサプリメントで補えば、犬に必要な栄養素を完璧に満たすことは理論上できるのでしょう。しかし、ヴィーガン食で長年育てられた犬に肉と野菜を同時に与えたところ、犬は野菜には目もくれず、一直線に肉を食べたという実験結果があります。

 

ここからわかるのは、犬は本能的に肉類を食べたがる生き物だという事実。植物性の食事だけでも体を維持するための栄養は満たせるかもしれません。しかし、肉類を犬から奪うことは、食べる喜びを奪うことにならないでしょうか。

 

犬のベジタリアンと大豆肉についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

>『犬をベジタリアンにするなら大豆肉を使えばいい、という考え方は危険』

 

 

犬をヴィーガンにしても長生きするとは限らない

 

ちなみに、ヴィーガンにした方が犬が長生きするかについては、まったくの不明です。たまたまとても長生きした犬の食べていた物がヴィーガンだったというだけで、きちんと科学的に証明されているわけではありません。

 

そして犬の食事をヴィーガンにしてみたら、栄養バランスがきちんととれず、犬の健康を損ねてしまった――。こういった犬ヴィーガン化の失敗例は、成功例ほど声高に語られていないのが現状です。

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

これまでに6,000人以上の飼い主様からご相談をいただき、現在も日々ご相談をお受けしています。下痢・軟便・アルブミン低下など、繰り返す不調の多くは「原因の見極め」で方向性が変わります。ご相談はすべて、坂田が直接対応しています。今の状態を一緒に整理し、今日からできる具体的な対策をお伝えしています。

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