犬が咳をしている!呼吸器を元気にする咳止め効果が期待できる食べ物

犬も人間と同様に、咳をすることがあります。その原因は様々で、まったく問題のないただの生理現象ということもあれば、なんらかの体調不良や病気が隠れている深刻なケースも。
私たち飼い主は、自分自身が多少咳をしたところで「風邪かな?」程度で済ませてしまうことがあります。しかし、とかく愛犬の咳は気になりますよね。
目次
犬が咳をする原因①たんなる生理現象
愛犬が一日のうちに1~2回程度単発的に咳をするとしたら、ただの生理現象の可能性が高いと考えられます。こういった咳は、過度に心配する必要はありません。
- たまたまホコリを吸い込んだ。
- ごはんを早食いしている最中にむせた。
- 勢いよく水を飲んでいる最中にむせた。
- 暖かい場所から寒い場所へ移動した際に冷たい空気を吸い込んだ。
- 空気がものすごく乾燥している。
これらは食道や気道(気管)になんらかの異物、または体が刺激と判断したものが入り込んだことにより、体の外へ出そうとする体の正常な防御反応です。
そのため異常というわけではありませんが、あまりにも頻発する場合は要注意。食道や気道を守るためにも、できるだけ咳が出るような要素は取り除くことが大切です。
- 部屋の掃除をこまめにしてホコリを除去。
- 早食い防止の食器を使う。
- 水は少量ずつ飲ませるようにする。
- 室温より少し温度の低い場所でウォーミングアップをしてから外へ出る。
- 加湿器をつけて室内の湿度を50%前後に調節する。
散歩の際にリードを引っ張った時に出る咳も、一時的な咳の範疇(はんちゅう)といえるでしょう。ただし、グイグイ引っ張る犬を制御するためにリードを力任せに引っ張り返すことは、犬の気道を痛める原因になるため、褒められたことではありません。
また、興奮して吠えたてたあとに出る咳も、生理現象の範疇です。とはいえ、こちらも手を打たずに放置するのは考えもの。マナーやシツケにきちんと向き合うことは、飼い主としての責任ですよ!

犬が咳をする原因➁病気・感染症
犬が咳をしている場合、なんらかの病気や感染症の症状ということもありえます。ここでは、犬が咳をする原因として比較的多くみられる病気と感染症をご紹介しますので、愛犬の様子をしっかり観察してみましょう。
ケンネルコフ
伝染性の呼吸器疾患で、ボルデテラ菌・犬パラインフルエンザウイルス・犬アデノウイルス2型・犬呼吸器コロナウイルス・マイコプラズマなどによる感染が原因です。
生後6ヶ月以下の子犬がかかりやすいため、子犬が咳をしている場合はすぐに動物病院を受診して治療を開始しましょう。重症化すると肺炎などを引き起こすことがあり危険です。
咳のタイプ
感染初期は乾いた咳、重症化してくると湿った咳へと変化
気管虚脱
気管が潰れて粘膜が擦れることで、咳の症状が引き起こされる病気。気管の細い小型犬や短頭犬種がかかりやすく、はっきりとした原因は不明ですが、遺伝・肥満・老化などが要因として指摘されています。
咳のタイプ
「ガーガー」というアヒルやガチョウが鳴いているような呼吸音
心臓病
小型犬に多くみられる僧帽弁閉鎖不全症や、大型犬に多くみられる拡張型心筋症など、心臓の疾患が進行するにつれて、咳をすることがあります。
- 肥大した心臓が気管を圧迫することで咳がでる
- 肺に血液がうっ血することによる肺水腫が原因で咳がでる
心臓病の初期段階では無症状のことが多いため、咳をするようになったとしたら、心臓病がかなり進行していると考えるべきです。
咳のタイプ
気管が圧迫されている場合は、カハッ、カハッというような、何かを吐き出そうとするかのような乾いた咳。肺水腫が進行するとゴボゴボというような湿った音の咳をすることがあります。
>『犬の風邪はウイルス感染症!腸ケアで免疫力をアップして予防しよう』

犬の呼吸器を元気にする咳止め効果が期待できそうな食材
病気が原因で咳をしている場合は、的確な治療を開始することが必要です。しかし、病気が原因ではない咳は、呼吸器を元気にすることで改善できることもあります。
毎日の食事に上手に食材を取り入れて、愛犬の呼吸器の活力を取り戻してあげましょう。
- ココナッツオイル → 含まれている中鎖脂肪酸には抗ウイルス・抗真菌・抗菌作用が期待できます。
- オメガ3脂肪酸 → サーモンオイル・亜麻仁油・エゴマ油などに含まれているオメガ3脂肪酸は、粘膜を元気にする作用が期待できます。
- 小松菜 → 新陳代謝を促し、血行促進による冷え防止効果が期待できます。
- アスパラガス → 肺を潤す効果があるとされ、咳止め効果が期待できます。
- にんじん → 含まれているβカロチンには粘膜強化の効果が期待できます。ただし下痢をしやすい犬には食物繊維が強すぎるため、注意して与えてください。
咳止め効果が期待できる食材をご紹介しましたが、何を置いても大切なのは食事の栄養バランスが整っていることです。
また、腸内環境が整っていればおのずと免疫力が高くなることは、もはや言うまでもありませんよね。しっかり腸活に励むことが、呼吸器を含めた愛犬の全身を守ってくれることにつながります。
>『犬の「腸活」基礎知識|腸の温度を上げないと腸内環境は改善しない』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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