スムーズな犬連れの引っ越しはストレス軽減のあれやこれやが大事

春は生活に変化が訪れる時期です。転勤や異動などで、近いうちに引っ越しを予定されている飼い主さんもいらっしゃることでしょう。
「犬は人につき、猫は家につく」という言葉がありますが、猫に限らず犬も住み慣れた場所が一番安心できるのは同じです。
もちろん犬は大好きな飼い主とお別れするぐらいなら、どこへでも一緒について行きたいと思う生き物。しかし、だからといって引っ越しがストレスにならないわけではありません。
目次
引っ越しの準備期間から犬は何かを感じてそわそわしている
犬が飼い主の引っ越しでストレスを感じるのは、どのタイミングからでしょうか。慣れない新居に到着した日からでしょうか、それとも新居へ向かう移動中?
実は、犬は飼い主が引っ越しのための準備を始めた瞬間から、大なり小なり変化を感じてそわそわしています。
もちろん、引っ越しの準備中はまだ住み慣れた家で暮らしているわけですから、場所に対する不安を感じているわけではありません。しかし、引っ越しを控えた飼い主は、思った以上に様々な手続きで走り回ることになります。
転居先の家を探したり、電気・ガス・水道の期限をきったりと、通常の生活にはない手続きでかなり忙殺されることになるんですよね。さらには荷造りや不用品の廃棄等々、やらなければいけないことは山積みです。
そのせいで、いつもと同じように愛犬に接する時間がとれなくなったとしても、これは致し方ないことなのでしょう。しかし、その変化を敏感に感じ取ってしまった愛犬にストレスがかかっていることを、どうか心にとめてください。
>『犬の車酔い対策|今は吐くけどそのうち慣れる?それとも治らない?』

愛犬のストレス軽減のために引っ越し前から準備しておくこと
引っ越しが避けられないことならば、せめて愛犬にかかる精神的なストレスは、できるだけ軽減してあげたいもの。そのためにも、次のような準備をしておきましょう。
引っ越し先への移動に使うケージやキャリーに前もって慣れさせておく
普段からケージやキャリーが愛犬の安全地帯になっているのであれば、何も問題はありません。しかし、もしそうでないのであれば、一刻も早く慣れさせることが必要です。
というのも、ただでさえ引っ越しというのは犬にとって不安をかきたてる状況。そんな中、慣れないケージやキャリーにムリヤリ押し込められてしまうことは、犬にとってとてつもなくストレスになってしまうからです。
クレートトレーニングがすでに出来ている犬であれば、ケージやキャリーの中は静かにリラックスできる安息の場所。この状態であれば、引っ越し先への移動中だけではなく、新居に到着してからも、比較的早く新生活に順応することができるでしょう。
しかし、クレートトレーニングがまったくできていないのであれば、とにかく一刻も早く慣れさせることが必要です。
ケージやキャリーの中で大好物のオヤツを与える、一番お気に入りのオモチャで遊ばせるなど、とにかく引っ越し当日に使う予定のケージやキャリーに対して、良いイメージをつけることから始めるしかありません。
多少付け焼刃になろうとも、やらないよりはやるほうが絶対によいのです。
かかりつけの動物病院に挨拶し、必要なものを揃えてもらう
引っ越しが決まったら、なるべく早めにかかりつけの動物病院に挨拶をして、引っ越しすることを伝えておきましょう。
その理由は、お世話になった先生にお礼を伝えるのはもちろんのこと、転居先でこれ
からお世話になる動物病院へスムーズに引き継ぐためでもあります。
- これまでの治療や投薬の記録が記載された紹介状
- 常備しておくと安心な薬の処方
- 酔い止め薬の処方
現在なんらかの病気や体調不良で治療を受けている場合は、これまでの経過と投薬の記録を紹介状に書いてもらいましょう。これがあれば、新しい病院でも比較的スムーズに治療を開始することができます。
日頃から関節に痛みが出やすい、膀胱炎になりやすいなどの不調がある犬は、痛み止めや抗生物質をお守り代わりに処方してもらっておけば、いざという時すぐに対処できて安心です。
また、普段から乗り物酔いしやすい犬の場合は、セレニアなどの良く効いて持続時間の長い酔い止め薬をあらかじめ処方してもらいましょう。
引っ越し先への移動中に、愛犬が車酔いをすると行程がスムーズにいかなくなり、飼い主も犬も余計にヘトヘトになってしまうからです。
>『寂しい愛犬はストレスまみれ!スマホに夢中の飼い主は気づいてほしい』

引っ越し先は愛犬が慣れているものでかためよう
引っ越しを機に、家具などのインテリアを一新したいと考えている飼い主さんもいらっしゃることでしょう。
しかし、犬にとって見知らぬ家は落ち着ける場所ではありません。家具や家電を真新しいものに変えるにしても、犬の寝床や敷物などは、多少汚れていても使い慣れたものが一番です。この際だからときれいなものに変えてしまうより、多少ヨレヨレでもお気に入りのもので犬の居場所をかためてあげましょう。
また、引っ越しに伴ってトイレトレーを新しくする飼い主さんもいるようですが、これはあまりおすすめできません。なぜならこれまで使ってきたトイレにこそ、愛犬のニオイがしっかり染みついているからです。
新居でのトイレ失敗を避けるためにも、使い慣れたトイレを引っ越し先に持っていってあげましょう。
>『愛犬の防災グッズ|必要なものの優先順位を考えた準備が必要』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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