犬を運動だけでダイエットさせるのは無理!基本は食事制限と心得よう

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愛犬を元気で長生きさせるには、適正な体型の維持が欠かせません。ちょっとポッチャリしている位が可愛い?いやいや、そのポッチャリが愛犬の心臓や関節に負担をかけています。

 

さすがにこのままではマズイ、と愛犬のダイエットを決意したものの「うちの子は食いしん坊だから、ダイエットは運動をメインに」と考えたそこの飼い主さん。

 

はっきり申し上げますが、少し運動を増やした程度では焼け石に水。痩せるどころか、かえって関節を痛めてしまうことになるでしょう。

愛犬を適正体型に戻すには正しい食事内容と適度な運動が必要

 

日本では運動やエクササイズでの減量も、「ダイエット」という言葉が使われていますよね。しかしダイエットとは、本来であれば日常的な食べ物の「」や「種類」を見直す、食事療法のことをいいます。

 

太ってしまった愛犬を健康的な体型に戻すのに必要なのは、まさしく語源通りのダイエット。体調や健康状態をしっかり管理したうえで食事制限をする――これこそが、愛犬を健康的な体型に戻すために必要なプロセスです。

 

もちろん、だからといって愛犬をダイエットさせている最中に、運動させなくてよいと言っているわけではありません。正しい食事と適度な運動こそが、適正な体型を目指す犬には必要不可欠です。

 

>『【犬の手作りご飯】葉物野菜|犬の体調に合わせた選び方

 

 

愛犬の肥満を放置していると最悪は突然死する可能性も…

 

毎日愛犬を見ていると、肥満のせいでくびれのないまるまるとした体型になっていても、あまり気にならなくなりますよね。しかし、適正な体型から外れた肥満の犬は、飼い主さんが想像している以上に実は命の危険にさらされています。

 

「なにオーバーなことを言ってるの?」と思われたかもしれませんが、これはオーバーでもなんでもありません。

 

肥満の犬は心臓に負担がかかっているため、正常な血液循環ができなくなることがあります。それが何を意味するかといえば、心不全を引き起こす可能性があるわけですね。そう、まさに突然死です。

 

また、犬の肥満はクッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)の原因となります。筋力の減少はもちろんのこと、血栓ができやすくなることにより、突然死の原因になることが指摘されているんですね。

 

冗談でもオーバーでもなく、犬の肥満には突然死の危険性があるのです。

 

肥満の犬は熱中症にかかりやすく、さらには重症化しやすい

 

適正な体型の犬であれば、屋外で楽しく遊べる陽気だったとしても、肥満の犬にとっては危険な場合があります。

 

というのも、肥満の犬はたっぷりついてしまった脂肪のせいで、呼吸器に負担がかかっているからです。いくらハァハァとパンティングしても、体内にこもった熱を上手に発散できなければ、これはもう熱中症まっしぐら。

 

通常であれば、さほど熱中症の危険性が高くない日にもかかわらず、肥満の犬にとっては体温が上昇してしまう可能性があるのです。そう考えると愛犬が可哀そうになりませんか?

 

脂肪がたっぷりついてしまった犬は、熱中症にかかるリスクが高いだけではなく、重症化しやすいことも忘れるべきではありません。重症化するとどうなるのかといえば…。そう、残念なことに、命を落とす確率が高まってしまうのです。

 

>『愛犬が突然下痢をした!その症状は熱中症の初期症状かもしれません

 

 

愛犬のダイエットは「本気」と「無理なく」を両立させることが成功の秘訣

 

犬が適正な体型を外れて肥満になってしまうのは、「食べすぎ運動不足」が原因のことがほとんどです。もともとは運動が好きだった犬も、体重が増えるにつれて動くことが億劫になり、そのせいで肥満に拍車がかかってしまった、ということもあるでしょう。

 

では、愛犬が「食べすぎ+運動不足」によって肥満になった根本的な原因とはなんでしょうか?それは、飼い主が愛犬の食事を正しくコントロールできなかったことです。

 

つまり、愛犬の健康と長寿を考えて真剣にダイエットさせるには、今度こそ飼い主さんによる本気の食事のコントロールが必要なわけですね。

 

ただし、痩せさせようと考えるあまり、いきなり過度のダイエットに走ってしまうのは厳禁!なぜなら際限なく食いしん坊になった大食いの犬にとって、突然食事の量が減らされてしまうことは、強い精神的なストレスにつながるからです。

 

  • 高カロリーのオヤツを与えていた → 低カロリーのオヤツに変更
  • 欲しがるままオヤツを与えていた → 1日に与えるオヤツの回数を決める

 

まずはこんなところから始めてみましょう。

 

ダイエットに関しては、今日始めたから明日成果をあげようという考え方ではうまくいきません。本気でダイエットさせようという飼い主さんの決意と、無理なく継続していくこと、この両立が大切です。

 

また、人間の食べ物(おかず類など揚げ物)をほいほい与えているうちは、愛犬のダイエットは絶対に成功しません。愛犬の肥満を心配している飼い主さんに話を聞くと、その多くは「おすそわけ」と称して人間の食べ物を与える傾向にあります。

 

これははっきり申し上げますが、悪い習慣です。本気で愛犬の肥満を解消しようと思うなら、人間の食べ物(おかず類など揚げ物)を絶対に与えてはいけません。

 

もちろん家族全員で徹底すべきことであり、こっそり誰かが人間の食べ物を与えているうちは、愛犬のダイエットは成功しないと断言できます。

 

本気で愛犬の健康と長寿を願うなら、家族全員が一致団結して愛犬のダイエットに取り組む必要があります。「ちょっとだけだから」「たまにはいいでしょ」……これが積み重なると、愛犬のダイエットはなし崩しになってしまいますよ!

 

 

ナノワンごはんなら美味しさそのままでダイエットできる!

 

ナノワンの腸活ごはんなら、「美味しい」と「ダイエット」と両立することができます。

 

たとえば、カボチャとサツマイモのどちらを使うか迷ったとしましょう。どちらも栄養豊富で甘味のある野菜ですが、カロリーと糖質量には違いがあります。

 

  • カボチャ(生100g)→カロリー/90kcal 糖質/17g
  • サツマイモ(生100g)→カロリー/135kcal 糖質/29.6g

 

こんな風に、ナノワンごはんであればいつもと量は変わらないのに、さりげなくカロリーを減らすことも難しくありません。

 

さらには腸の冷えを取り除いて温めることで腸内環境が改善し、基礎代謝量が向上することで体脂肪の燃焼効率を高めることが期待できます。

 

>『犬のご飯を食べない原因と対策法:“腸の冷え”に注目!

 

体重が落ち始めたら少しずつ運動量を増やしていくのが理想的

 

愛犬のダイエットを決意したとたん、「来月までに必ず1kg落としてみせる!」と無理な計画をたてる飼い主さんがいます。

 

私たち人間であれば、1ヶ月で1kg落とすことにあまり無理はありません。しかし、犬にとっての1kgは、私たち人間の12kgに相当すると考えられます。

 

愛犬の健康を心配するあまり、一刻も早く痩せさせたいと考える気持ちはわからなくもありません。しかし、過度の食事制限や急激な運動量増加は絶対に禁物です。健康を取り戻すどころか、愛犬は不健康まっしぐらになってしまうことでしょう。

 

まずは毎月100g減れば御の字。体重が減り始めて愛犬の体型が変わり始めたあたりから、少しずつ運動量を増やしていくようにしましょう。地味に感じるかもしれませんが、コツコツ進めることこそが、安全かつ確実に健康を取り戻すことにつながります。

 

>『愛犬を長生きさせる秘訣

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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