愛犬がなんだか疲れているような…?疲労回復に役立つ食べ物とは

なんとなくではあるけれど、我が家のワンコは最近バテ気味のような気がする…。愛犬の様子を見ているうちに、このように感じたことはありませんか?
特定の疾患などのように、はっきりとした原因がなかったとしても、犬の体がバテてしまうことは充分にありえます。私たち人間にしても、日々生活していれば、原因はわからないけれど疲れが抜けないと感じることはありますよね。
もしも愛犬が疲れていると感じたら、いつもの食事にひと手間を加えてパワーを補ってあげましょう。というわけで、今回は愛犬の疲労回復に役立つ食べ物について考えてみたいと思います。
目次
犬が疲労を感じる原因は運動のし過ぎだけじゃない!
私たち人間だけではなく、犬も年齢を重ねるごとに基礎的な体の力は衰えていくものです。ましてや、そもそもが日本の高温多湿な気候と体質が合わないタイプの犬種にいたっては、季節が変わるごとに体調を崩したとしても、不思議ではありません。
一見したところ問題はなさそうに見えても、愛犬の体は蓄積した疲労でヘトヘトという可能性もあります。そして、犬の疲労といえばなんとなく運動のし過ぎを連想しがちですが、実際のところ犬の疲労はそんなに単純な話ではないのです。
犬の体に疲労がたまる原因:運動のし過ぎ
どんなにパワフルな犬であろうと、過度な運動が続けば確実に疲労はたまっていくものです。毎日のようにドッグランで思い切り走らせたり、長距離の散歩を連日続けているような場合は、愛犬の様子を見て時々休養日を設けるようにしたほうがよいでしょう。
運動が足りないのは当然のことながらダメですが、運動のし過ぎにも問題はあるのです。
犬の体に疲労がたまる原因:年齢を考慮していない
毎日愛犬と過ごしていると、愛犬の老いの兆候に気づかないこともあります。これまではガンガン運動させてきたとしても、シニア期に突入したら愛犬の運動強度を一度しっかり見直したほうがよいでしょう。
また、成長期の犬の運動量についても注意が必要です。というのも、成犬になるまでの犬は元気いっぱいに見えても、体のつくりはまだまだ未熟だからです。
過度な疲れは内臓機能の不調につながりやすいので、上手に運動させたあとは上手に休ませることも、しっかり考えてあげましょう。
犬の体に疲労がたまる原因:精神的なストレス
私たち飼い主が思っている以上に、犬は精神的なストレスに弱い生き物です。引っ越し、旅行、留守番、来客、新しい家族の登場等々、これまでの生活と何かが変化した時は要注意!
平気そうに見えても愛犬の精神は、いつの間にかストレスでヘトヘトになっているかもしれません。精神が疲れれば、それはやがて体の不調へとつながっていきます。
犬の体に疲労がたまる原因:未病の状態
未病とは、まだ病気とは診断されていないものの、健康からは離れつつある状態のことをいいます。
愛犬が妙に疲れやすくなったと感じていたら、実は心臓が原因ということもあります。「この程度ならまだ積極的な治療は必要ありません」と診断されたとしても、愛犬の体はすでに万全な状態とはいえません。
心臓病に限らずですが、内分泌系の疾患や貧血など、愛犬が疲れやすいと感じたときに考えられる疾患はいくつもあります。こうしたことからも、犬の疲労を軽く考えてしまうのは禁物なんですよね。

犬の疲労回復に役立つ食べ物3選
病気が原因ではないけれど、なんだか愛犬が疲れているように感じる…。そんな時は、いつもの食事に疲労回復に効果のある食材を加えてパワーを補ってあげましょう。
豚肉のビタミンB群
豚肉には疲労回復に効果のあるビタミンB群(ビタミンB・B2・B6・B12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチンなど)が豊富に含まれています。
ただし、豚肉には体を冷やす作用があるので、下痢や軟便をしがちな犬は注意してください。いきなり鶏肉を豚肉に100%置き換えるのではなく、体調の様子を見ながら少しずつ豚肉の割合を増やしていくことが大切です。
また、ひと口に豚肉といっても、部位によって脂肪の割合は様々。豚肉の脂肪は消化不良の原因になりやすいので、最も脂肪の少ないヒレがおすすめです。
ヒレはロースやモモ肉、バラ肉に比べてカロリーは低く脂質も少ないのに、ビタミンB1やロイシン(アミノ酸の一種)、トリプトファン(アミノ酸の一種)、カリウム、鉄分といった犬の体に良い成分が一番多く含まれています。
豚肉は全国どこでも簡単に手に入る食材なので、ピンポイントの食材として上手に活用し、愛犬の疲労を回復させてあげましょう。
馬肉の鉄分と亜鉛
馬肉には鉄分・亜鉛・カルシウム・カリウム・リン・マグネシウムといった、犬の必須ミネラルが含まれています。さらには、エネルギー源であるグリコーゲン(多糖類の一種)が豊富に含まれている点も見逃せません。
グリコーゲンは体内で素早く吸収されて、速やかにパワーへと変換されます。つまり、疲労回復にはうってつけの食材なんですね。
ただし、馬肉もまた体を冷やす食材として知られています。そのため、下痢や軟便をしがちな犬に食べさせるときは、豚肉と同様に注意が必要です。いきなり馬肉をガンガン食べさせるのではなく、少量を与えながらしっかり体調を観察してください。
また、馬肉は豚肉のように全国どこのスーパーでも手軽に買うことができません。だからこそ、品質がしっかりとした馬肉を選ぶことも、重要なポイントの一つです。
ゴジベリー(クコの実)の豊富な栄養
ゴジベリーなんて知らない!と思われたかたもいらっしゃると思いますが、実はクコの実のことです。そう、あの小さな赤い実のことですね。そんなクコの実はスーパーフードとしても知られています。
クコの実がなぜスーパーフードと呼ばれているのかといえば、驚くほど栄養満点の食材だからです。18種類のアミノ酸に加えて21種類の微量元素(鉄・銅・マンガン・セレン・クロムなど)、全粒小麦より多いタンパク質も含まれています。
さらにはビタミンA・ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEに加えてポリフェノールまで含まれており、可愛らしい見た目からは想像できないほど、見事なまでのスーパーフードなんですね。
そう聞くとたくさん食べさせたくなるかもしれません。しかしクコの実にはごく微量ではあるものの、アルカロイド(有毒な化学物質)が含まれています。そのため、適量を超えて与えてしまった場合、消化不良を引き起こしてしまう可能性も…。
1日の目安としては
- 小型犬 → 1~2粒
- 中型犬 → 3~5粒
- 大型犬 → 5~10粒
もちろん、そのまま乾燥したクコの実を食べさせたところで、消化されずに便に排出されてしまうことになるでしょう。しっかりと水分を含ませることと、消化が良くなるように細かく刻んでからご飯に混ぜる必要があります。
>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる』

愛犬が体調を崩す前に先手を打って疲労回復させることが大切
愛犬が体調を崩してしまってから、大慌てでああでもないこうでもないとあれこれ試みるくらいなら、「なんだかお疲れ気味のように見えるなぁ?」ぐらいの段階で、疲労回復の対策を講じておくのが一番です。
そして、愛犬の疲労を回復させようといろいろ試してみたのに、一向に元気が出ないままだとしたら…。体調になんらかの異変が生じているのかもしれません。
そのようなときは、迷わずにかかりつけの動物病院で診てもらいましょう。仮に、診察した結果がなんでもなかったとしても、それはそれでかまわないのです。
最悪なのは、愛犬がなんだか疲れていそうだと感じていたにも関わらず、何もしないことではないでしょうか。何か変だと感じたら、先手先手で対処していく――これこそが、愛犬の長寿につながる道です。
>『愛犬を大切な家族の一員にする為の絶対条件とは?ここに大きな秘が・・・』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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