犬の蛋白漏出性腸症で手作り食にしたい時に|脂肪だけでなく体重と栄養不足も一緒に考える

療法食を出しても、匂いをかいで顔をそむける。元気はあるし、手作りのご飯なら喜んで食べてくれそう。せめて食べる楽しみだけでも残してあげたいと、「蛋白漏出性腸症 手作り」と検索された方へ。
毎日ご飯を前にして悩むつらさは、経験した方にしか分からないものだと思います。
先にお伝えすると、蛋白漏出性腸症の手作り食に、どの犬にも合う決まったレシピはありません。ですからこの記事では分量の決まったレシピを載せず、始める前に何を確かめ、何を見ながら続けるかをお話しします。
目次
手作りは選択肢になりますが、近道ではありません
手作りを選んではいけないわけではありません。獣医学の総説でも、食事の選択は実際には食欲や好みに左右されることが多いとされています。どれほど理想的な配合でも、食べなければ栄養になりません。
難しいのは、脂肪を減らすと、同じ量でもカロリーが大きく下がることです。必須脂肪酸や脂溶性ビタミンも足りなくなりやすくなります。
「よく食べているのに痩せていく」という状況を、手作り食で強めてしまわないように。最初の設計が肝心なのはそのためです。
「低脂肪」は、数字で確認してください
「低脂肪にしてください」と言われても、どの程度なのかは言葉だけでは決まりません。獣医師向けの栄養資料では、100kcalあたり脂肪4g未満を低脂肪、2g未満を超低脂肪としています。
どの数字を目指すかは、想定される原因や体の状態で変わります。主治医に、脂肪の目標、1日のカロリー、避けたいタンパク質を尋ねてみてください。作ろうとしている食材と量を書いたメモを持っていくと、具体的に見てもらいやすくなります。
食材は、この子の便を見ながら考える
タンパク質では、皮や脂身を除いた鶏むね肉やささみ、脂肪の少ない白身魚などがよく候補に挙がります。ただ、食物アレルギーなどが疑われる場合は別の視点が必要で、ここは一頭ごとに答えが変わります。
カロリーの中心には、加熱した白米やじゃがいもなどがよく使われます。体によさそうだからと野菜を増やす前に、便の状態を考えてください。リンパ管拡張症についての栄養資料では、小腸性の下痢がある場合は不溶性の食物繊維を減らすよう説明されています。
与え方は、少量を1日3〜4回に分ける方法が紹介されています。1回にたくさん食べられない子でも、カロリーを確保しやすくなります。
「全部手作り」にしなくてもいい
手作りか療法食か、どちらかに決める必要はありません。療法食を中心に少しだけ手作りを加える。期間を区切って試し、体重と検査で振り返る。そんな進め方も主治医と相談できます。
変えるものは、一度に一つにしてください。いくつも同時に変えると、便が変わったときに理由が分からなくなります。材料の重さ、残した量、週ごとの体重を書き留めておくと、主治医にも伝えやすくなります。
工夫を止めて、先に相談してほしいとき
食べているのに体重が落ち続ける、お腹が張ってきた、便に血が混じる、吐くことが増えた。そんなときは、工夫を続けるより先に主治医へ相談してください。
ぐったりしている、呼吸が苦しそう、水しか飲めないといった様子があれば、すぐに動物病院へ連絡してください。
この子のご飯を、一人で決めなくていい
同じ手作り食でも、よく食べるのに痩せていく子と、食べむらの強い子では、最初に見直す場所が違います。ステロイドで食欲が強い時期と、減らしていく時期でも工夫は変わります。ご家族の生活によって、続けられる形も違います。
手作りのご飯に何かを足すときも同じです。ナノワンを加えれば口にするものが増えます。買って混ぜるだけでは、便が変わった理由が食事なのか、薬なのか、ナノワンなのか、分からなくなることがあります。
レシピを探し続ける前に、今作っているご飯のことを私、坂田に聞かせてください。なぜ与えるのか、何を観察しながら続けるのかを一緒に整理します。処方や治療の判断は主治医にお任せしたうえで、毎日のご飯という家庭の部分を支えたいと考えています。
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今、この子に何ができるのか。
私に一度、話を聞かせてください。
療法食を食べてくれない不安。手作りにしてよいのかという迷い。
元気はあるのに、毎日のご飯に悩んでしまう。
そんな飼い主様のお悩みに、私は14年以上、6,000件以上のご相談を通じて向き合ってきました。
同じ病名でも、一頭一頭、状態も経過も違います。
だからこそ、まず直接お話を伺い、今のこの子にできる家庭でのケアや、日々の観察について具体的にお伝えしたいのです。
「これだけのお話を、本当に無料でいいのですか?」
そう言われることも少なくありません。
私自身も16年間、愛犬と暮らし、最後は見送った一人の飼い主だからです。
愛犬を想う気持ちが分かるからこそ、今も無料相談を続けています。
現在は無料ですが、いつまでこの形で続けられるかは未定です。
このご縁を大切に、ぜひ一度お話を聞かせてください。
代表 坂田剛が直接対応
完全予約制・1日3名様・相談無料・購入義務なし
※無料相談は獣医師による診断・治療の代わりではありません。薬の変更や検査の判断は主治医にご相談ください。


