【犬の蛋白漏出性腸症】は年々、低年齢化してきている。
目次
低年齢化していく蛋白漏出性腸症
今年に入り犬の蛋白漏出性腸症でのご相談がとても増えてきています。昨年のこの時期と比べますとほぼ2倍になっています。更に深刻なのがこれまでは犬の蛋白漏出腸症は10歳前後が多かったのですが去年、今年と5歳前後の犬が多くなってきています。低年齢化ですね!でもこれは納得できることでもあります。
ひとつは遺伝によるものですので子孫に行けば行くほど凝縮され酷くなって行きますから低年齢化するのは理解できます。この遺伝については後で触れて行きます。
非常に多くなってきた犬の蛋白漏出性腸症ですが、現在私のLINEには1,000名を超える飼い主様が登録されております。連日便の写真を送ってもらい便の状態、食欲、元気を見ながらアドバイスを行っていますが、実にその半分500頭が蛋白漏出性腸症の犬達なんです。そしてその殆どがナノワンを使う前に事前にお電話でご相談された方々です。
※現在ステロイド治療をしている又は可能性がある方はこちらも合わせてご覧ください。
>『 犬のステロイド治療と副作用|脱投薬のカギは腸内環境の改善』
蛋白漏出腸症と発覚するまでの経緯が殆ど同じ
お電話でのご相談では、蛋白漏出性腸症と診断されるまでの経緯をしっかり伺いますが、やはり下痢から始まっている場合がとても多いのです。そして長年かけて下痢になると薬で止め、を繰り返し数年後に下痢が止まらなくなって病院で血液検査をした時に蛋白漏出性腸症と診断されています。
酷い子は既に腹水も溜まりアルブミンは1.0前後まで下がってしまった子もいます。最初の蛋白漏出性腸症と診断された時にご相談があれば良いのですが、それは稀でして、しばらくは蛋白漏出性腸症によるアルブミンを上げる為にステロイドを飲んでいきます。
初めはアルブミンも上がるのですがそのうちにアルブミンは下がって行き薬の量は増えて行きます。この時点でのご相談が一番多いのです。なので残念な結果になってしまった子も多く存在します。中には奇跡的に回復した子もいますが本当に少数です。
血液検査をしてアルブミンが低下していたら至急、ご相談ください。
ワクチン、狂犬、フィラリアにより冷やされた腸内環境が遺伝する
犬の世界にワクチンが入ってきて数十年経ちます。一年でワクチン、狂犬、フィラリア、その他の薬で冷やされた犬達から生まれてきた子孫にあたります。これは放射能と同じで子孫に行けば行くほど凝縮され酷くなって行きます。これが低年齢化になってきた理由の一つです。
そのハンディを持ってこの世に生まれてきて更に追い討ちをかける様に薬を打って行きます。この遺伝による冷えでどんな影響が出るのかと言いますと命を守るとても大切な【 排泄 】が困難になってしまうのです。
命を守る最も大切な事は、食べることではなく、お尻から老廃物を排泄させることが大切・・だということを犬は知っています。
これが長年かけて出来なくなる事で犬達は必死でお尻から排泄しようと頑張りますが腸が冷えて思う様に排泄できないのです。なので排泄したい長年蓄積している老廃物の隙間からしか出せない水分、粘膜、粘液を多く含んだ物をお尻から排泄しているんです。それを下痢と言っているんです。その下痢を再度止めに入りますから余計に排泄出来なくなってしまい腸に大きな負担をかけてしまいます。
アルブミン低下の改善方法についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
>『アルブミン値が低い!投薬に行き詰まる前に試してほしい改善方法』
蛋白漏出性腸症の改善方法を間違えると行く末は八方塞がりとなる
犬は苦しみ、逆効果になりその結果、治らない病気と言われる蛋白漏出性腸症へと繋がってしまいます。更に更に蛋白漏出性腸症になる事でアルブミンがどんどん低下していきますのでステロイドで数値を上げにかかりますね。
この薬は下痢が止まらない子にも処方される薬ですのでアルブミンを上げるために飲ませた薬は同時にお尻からの排泄も止めてしまいます。
蛋白漏出性腸症はこれまでの積み重ねにより起こった事で今始まった事ではないわけです。それをこれまでの積み重ねの部分はそのままにして数値だけ無理やりを上げようとし、同時にお尻からの排泄も止められるのですから犬達からするととても迷惑な話となります。なのでやがて八方塞がりになってしまうのです。
では、現代治らない病気と言われています蛋白漏出性腸症は絶対に治らない病気なのでしょうか?私の実体験からしますと絶対ではないと確信しています。ただご相談いただいた時点での状態で大きく変わってきます。
アルブミン低下と手作りご飯についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
>『犬のアルブミン低下は「腸を温める手作りご飯」が解決の糸口』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
【 個別無料電話相談 】
■同じ下痢であっても、同じアルブミン低下であってもその子のこれまでの生活環境、食事、薬の経歴によって全くアドバイスが変わってきます。この子に合わせた個別アドバイスを受けられてはいかがでしょうか?
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