【犬が下痢を繰り返す原因を探れ!】②小腸性と大腸性の違い

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犬のうんちは消化器に何も問題がなければ、通常は水分量75%前後の柔らかなバナナ状をしています。健康な犬のうんち適度にツヤがあり、ニオイ自体も顔をしかめるような悪臭を放つことはありません

 

下痢は正常時に比べて水分含有量が多いのは一目瞭然ですが、原因によっては形状と色にかなりの違いが見られます。

 

今回は下痢の形状症状などに着目し、消化器のどの部位にトラブルが起きているのかを考えてみましょう。

犬の下痢の種類「軟便」「泥状便」「水様便」

 

犬の下痢は水分含有量による形状の違いにより、次の3つに分類することができます。

 

犬の下痢:軟便

正常時のうんちより少し水分含有量が多く、なんとか形は保っているものの、ペットシーツや地面にベタっと跡が残るような状態の便です。

 

犬の下痢:泥状便

正常時のうんちに比べてかなり水分含有量が多く、便が泥状、あるいは液状になっている状態です。

 

犬の下痢:水様便

便の90%以上が水分であり、肛門からシャーっと水のように排出される、形のまったくない便です。

 

>『愛犬の下痢に混ざったゼリーの正体は腸の粘膜

 

犬の下痢の色から推測できる消化器トラブルの部位

 

犬の下痢は形状だけではなくを観察することでも、消化器のどの部位にトラブルが起きているのかを推測できることがあります。

 

犬の下痢が赤い:鮮血便

下痢便が全体的に赤く染まっている、あるいは赤い血液がところどころ混ざっている → 大腸からの出血が疑われます。血液の色が鮮やかであればあるほど、大腸内の肛門に近い直腸付近で出血している可能性が高いといえるでしょう。

 

犬の下痢が黒い:タール

下痢便がタールのように真っ黒な色をしている → 血液が時間経過とともに黒く変色したと考えられるため、口・食道・胃・小腸など消化器の前半部分での出血が疑われます。

 

犬の下痢が白い、または灰色:脂肪便

下痢便の色が白っぽい、あるいは灰色味を帯びている → 胆汁が正常に分泌されていない、あるいは膵臓での脂肪分解酵素分泌に異常が生じ、分解されなかった脂肪分を多く含んだ便を排出している可能性があります。

 

(※正常な便が茶色系の色をしているのは、胆汁に含まれているビリルビンが腸内細菌の作用で変化したウロビリンの色が茶色だから)

 

>『愛犬の下痢が続く時の原因と対処法

 

 

犬の下痢の症状から小腸性と大腸性を推測する

 

犬の下痢は大きく分けて「小腸性十二指腸・空腸・回腸)」と「大腸性盲腸・結腸・直腸)」に分類することができます。

 

犬の小腸性の下痢の症状

犬の小腸性の下痢の主な症状は、次のとおりです。

 

  • 排便の回数は通常時と変わらない、あるいは少し増える程度
  • 1回の便の量通常時より増える傾向にある
  • 目で見てわかるような血液(鮮血)は混入していない
  • 便の色が全体的に黒っぽい
  • 便に粘膜(ゼリー)は混ざっていない
  • 体重はやや減少傾向にある
  • 食欲はいつもと変わらない、あるいは少しだけ減退気味
  • 下痢をするが、何度もいきむようなしぶり腹ではない
  • 嘔吐をすることがある

 

これらは小腸性の下痢によくみられる症状です。しかし、必ずしもすべてがあてはまるわけではありません。中には食欲が増加する犬もいるため、慎重に見極める必要があります。

 

犬の大腸性の下痢の症状

犬の大腸性の下痢の主な症状は、次のとおりです。

 

  • 排便の回数が通常時に比べて明らかに多い
  • 1回の便の量は通常時より減少傾向にある
  • 便に目で見てわかるような血液が混ざっている(赤黒い、あるいは鮮血)
  • 便の色が全体的に赤っぽい
  • 便に粘膜(ゼリー)が混ざっていることがある
  • 脂肪や未消化の食べ物は混ざっていない
  • 体重は通常時と比べて大きな変化はない
  • 食欲はいつもとあまり変わらない
  • 下痢をするときに、何度もいきむしぶり腹になる
  • 嘔吐をすることがある

 

しぶり腹や排便回数の増加など、私たちが下痢と聞いて真っ先に思い浮かべるタイプの症状が、大腸性の下痢の特徴といえるでしょう。

 

 

犬の下痢改善には小腸と大腸の両方を元気にする必要あり!

 

愛犬の下痢や軟便が思うように改善しないとき、「薬で下痢を止めればいい」「乳酸菌サプリを飲ませれば下痢は良くなるはず」などと、私たちはつい狭い範囲に気を取られてしまいがちです。

 

しかし、犬の消化器は口 → 食道 → 胃 → 小腸 → 大腸 → 肛門に至る一本道。食べ物の消化と栄養の吸収という生命維持に必要な全過程を健全なものにするには、道中の始めから終わりまでをくまなく整備することが求められます。

 

腸内環境の改善は間違いなく必要ですが、大腸のことばかり考えていたのでは少々足りません。

 

消化しやすい食事に変えることで胃腸に負担をかけることなく消化を促進させ、小腸の働きを活発にすることで栄養の吸収率を高める――これらが同時に行われてこそ、根本から下痢を改善することにつながるのではないでしょうか。

 

愛犬の下痢に悩んだら知ってほしいことがあります。

>『下痢の改善は3つのポイントと現代の犬の生態を知る事が鍵となる。

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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