犬の消化器不調は春の寒暖差が原因かも|下痢・嘔吐・便秘・食欲不振
例年より気温の高い日が続くと思っていたら、いきなり真冬日に戻ってしまった……。春はまさに三寒四温の季節です。三寒四温とは本来冬に使う言葉ではありますが、春のほうがなんとなくピンときませんか?
さて、そんな春は犬が体調不良を起こしやすい時期。なぜなら、気温の変化に加えて気圧の変化も激しくなり、自律神経が疲れてしまうからです。また、入学・卒業・引越といった飼い主の環境変化も、犬にとってはかなりのストレス要因なんですよね。
目次
春の寒暖差が愛犬の自律神経をヘトヘトにしている
そもそも、なぜ春の寒暖差が原因で犬が体調不良を起こすのでしょうか。それは、暑さや寒さに対応して体の恒常性を保とうと奮闘するあまり、自律神経がヘトヘトに疲れてしまうからです。
恒常性(ホメオスタシス)とは、外気温など外部からの環境因子の変化に関わらず、体の生理機能が一定に保たれる性質のことをいいます。簡単に言うなら、外気温が暑くても寒くても、体を一定の体温や状態に保とうとする働きのことですね。
その働きをしているのは自律神経です。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキで例えられることが多いでしょうか。
交感神経の働き
- 血管 → 収縮
- 血圧 → 上昇
- 心拍 → 速める
- 筋肉 → 緊張
- 血糖値 → 上昇
- 腸の動き → 蠕動運動の抑制
副交感神経の働き
- 血管 → 拡張
- 血圧 → 下降
- 心拍 → ゆっくり
- 筋肉 → 弛緩
- 血糖値 → 下降
- 腸の動き → 蠕動運動の促進
交感神経は戦闘や逃走に関する反応を調節するのが役目であり、ストレス反応や興奮状態に大きく関わっています。
一方、副交感神経は安静や消化に関する反応を調節するのが役目であり、リラックスや休息状態に大きく関わっているんですね。
つまり、交感神経が優位なときに腸の蠕動運動が抑制されるのは、逃げたり闘ったりするパワーを優先させるために、消化を後回しにしているからなんです。敵に襲われたとき、消化を後回しにしてでも、まずは逃げなければお話になりませんから。
反対に、副交感神経が優位になるリラックス状態では、消化機能をしっかりまわすことで丈夫な体を作ろうとしています。食べたものをきっちりと消化吸収し、全身の細胞を入れ替えなければ体は衰えていく一方になりますから。
このように、自律神経は私たち人間や犬が生きていくうえで、とても重要な役割を担っています。ところが、春の寒暖差のように目まぐるしく外部因子が変化する状況においては、体の機能を一定に保とうとするあまり、自律神経を酷使することになるんですね。
寒暖差による自律神経の疲労が犬の下痢・嘔吐・食欲不振の原因に
春の寒暖差が原因で自律神経の働きが目まぐるしくなればなるほど、交感神経と副交感神経のバランスは崩れやすくなります。
すると、本来であれば副交感神経が優位とならなければいけないタイミングにまで、交感神経が活発に働いてしまうことも。その結果、体がまともに休息をとれない事態に陥ってしまうことにつながってしまうのです。
アクセルを踏みっぱなしにしているわけですから、それはもう、さぞかしヘトヘトになってしまうことでしょう。
体と心の両方を休めるためには、適切なタイミングでブレーキを踏まなければなりません。しかし、交感神経優位の状態から副交感神経優位に切り替えることができないわけですから、腸の蠕動運動は抑制され続けることになります。
すると消化機能そのものが低下することになり、当然の結果として食欲不振や下痢・嘔吐・便秘などを引き起こしてしまうわけですね。
暑かったり寒かったりすることが、なぜ体調不良につながるのか不思議に思っていた飼い主さんもいらっしゃることでしょう。そうなんです、暑かったら洋服を脱ぎ、寒かったら着込めばいいというような、そんな単純な話ではなかったんですね。
自律神経おそるべし!
老犬は季節の変わり目に体調を崩しやすいので要注意!
老犬は消化器をはじめとして、関節や内臓など、体のいろいろな部分が衰えています。若い頃は、冬の寒さも夏の暑さもへっちゃらだったかもしれません。しかし、10歳以上のハイシニアともなれば、悲しいかな暖かくても寒くても体調不良の原因になってしまうのです。
気温の低い冬季は年老いた愛犬の関節に痛みが出やすく、飼い主さんとしては「早く暖かくならないかなぁ」と春を待ち遠しく感じますよね。
ところが、いざ春になればなったで、寒暖差が老犬の消化機能に悪影響を及ぼしてしまうとは…。なんだかやるせない気持ちになりますが、こればかりはどうしようもありません。
私たち飼い主にできるのは、寒暖差による愛犬の自律神経の疲労を、どうにかして少しでもやわらげることです。
- 消化しやすい食事 → 胃腸に負担をかけない
- 腸を温める食事 → 免疫力を向上させてストレスに強い体を作る
- いつも以上に愛犬と過ごす → 精神的なストレスの軽減
やれることは、全部やりましょう。なぜなら、犬達は私たち人間より寿命の短い生き物であり、うかうかしているうちに駆け抜けていってしまうからです。
>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
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原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)
与え方:腸内リセットレシピ参照
賞味期限:開封後10日以内にお使いください。
消費量:小型犬で約4~5回分(目安)
お支払い方法:クレジット/代引き
同包物:レシピ
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