フレンチブルドッグの膿皮症|薬を使わずに改善させたい!

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フレンチブルドッグのかかりやすい病気第1位は、ペット保険会社の発表によると「皮膚病」だそうです。

 

中でも「膿皮症」は一度発症するとなかなかすっきりとは治らず、長期戦になることも珍しくありません。また、治ったように見えても再発を繰り返すこともあり、なんとも悩ましい皮膚病です。

 

フレンチブルドッグが発症すると治りにくい「膿皮症」とは

 

膿皮症を引き起こす原因は、犬の皮膚の常在菌であるブドウ球菌・緑膿菌・大腸菌等の異常増殖です。(原因の約9割はブドウ球菌)

 

なぜ常在菌が原因で皮膚に炎症が起きるのかといえば、ひとえに免疫力が低下したことで皮膚のバリア機能が低下するからです。

 

膿皮症の症状

  • 皮膚の炎症
  • 湿疹
  • 炎症部分の化膿
  • 大量のフケ
  • 皮膚の痒み
  • かさぶた

 

進行すると症状が全身に広がり、激しい痒みによって掻き壊してしまった皮膚は、色素沈着や苔癬化(たいせんか / 皮膚がゾウのように分厚くなること)といった状態にまで悪化してしまうこともあります。

 

一般的な膿皮症の治療方法

痒み・湿疹・皮膚の赤みといった症状が出ている場合は、抗生物質や消炎剤を投与します。また、痒みがひどい場合はステロイドを投与することも。

 

いずれにしろ、投薬治療は最低でも3週間程度は継続しなければならず、皮膚の状態が落ち着いたからと飼い主さんの判断で早めに投薬治療を切り上げてしまうと、再発する可能性が高くなります。

 

また、膿皮症を発症したフレンチブルドッグにとって重要な治療法の一つは薬浴です。膿皮症を発症する原因となった細菌や、エサになる皮脂や汚れをきれいに洗い落さない限り、症状は改善しません。

 

さらにはシャンプー後の皮膚が乾燥しないようにしっかり保湿することも、膿皮症の改善には欠かせない治療法です。

 

犬の皮膚炎についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

>『犬の皮膚炎は適切なシャンプーで改善できる!頻度と洗い方が大事』

 

 

抗生物質やステロイドを使えば使うほど膿皮症は完治しにくくなる!?

 

前項で述べたように、膿皮症を発症すると一般的な治療法として、投薬治療が選択されます。しかし、薬を飲むと体は新陳代謝に使うはずだった力を薬の代謝にまわすことになり、必然的に体温が上がりにくい状態に。すると、腸の温度も低下してしまうため、腸の冷えが進行します。

 

腸が冷えると腸内環境が悪化することになるため、低い温度を好む悪玉菌が増殖するのは自明の理。こうして、免疫力がどんどん低下していくわけですね。免疫力が低下したことで発症した膿皮症を治療するために服用した薬が、さらなる免疫力の低下を招いていると考えられます。

 

なんとも皮肉なサイクルですが、免疫力が低下することで膿皮症を発症しやすくなるのであれば、要は免疫力を上げれば改善へと導ける、とも考えられるのではないでしょうか。

 

となると、薬を使わずに膿皮症を改善させるカギは、「腸内環境の改善」であると決定づけてもいいはずです。

 

犬の腸の冷えについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

>『犬の腸を冷やす強烈な原因と解決策を解説』

 

フレンチブルの膿皮症改善には「腸の温活食」「オイルクレンジング」「薬浴」「保湿」

 

フレンチブルドッグが膿皮症にかかったら、抗生物質やステロイドを使わずに改善を図る方法は、次の3つが最良の組み合わせではないでしょうか。

 

  1. 毎日の食事は、腸の冷えを取り除いて腸を温められる温活食に変更する。
  2. 定期的に皮膚のオイルクレンジングと薬浴を行い、原因菌と皮脂汚れをしっかり洗い落す。
  3. 洗い終わった皮膚をしっかり保湿し、皮膚のバリア機能を強化する。

 

こういったサイクルを少なくとも4週間以上行うことで、かなり改善が期待できるのではないでしょうか。

 

愛犬のフレンチブルドッグの膿皮症がなかなか治らず、さらには投薬治療による影響で下痢や血便に悩んでいる飼い主さんは、ぜひこういった方法を検討してみてください。

 

フレンチブルドッグの膿皮症を悪化させる前に早めの腸内環境改善を

 

抗生剤やステロイドを使って症状を抑えれば、一時的に膿皮症はよくなるはずです。しかし、投薬治療は腸を冷やしてしまうため、良くなったように見えた膿皮症が再発したとしても、不思議ではありません。

 

本気でフレンチブルドッグの膿皮症を改善させるなら、腸内環境の改善が不可欠です。愛犬を膿皮症の痒みや炎症で長い期間苦しませないためにも、腸内環境が最悪の状態まで落ちてしまう前に、腸の活力を取り戻して皮膚病も下痢もすっきり改善させましょう。

 

犬の腸内環境についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

>『犬の腸内環境が汚れるメカニズム』

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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