犬の皮膚炎は適切なシャンプーで改善できる!頻度と洗い方が大事

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愛犬が皮膚病にかかると、飼い主さんの中には「悪化させたくない」という理由でシャンプーを避ける方がいます。しかし、その選択は逆効果。皮膚疾患のある犬は、健康な犬より頻度高めでシャンプーしたほうが、完治までの時間を短縮できます。

 

皮膚病が慢性化すると、どうしても薬を長期にわたって服用しがち。すると副作用が生じたり薬が効かなくなるなど、悪循環に陥りやすくなります。さらには薬の長期連用で腸が冷え、様々な病気を呼び込んでしまう可能性も…。

 

犬の腸の冷えについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

>『犬の腸を冷やす強烈な原因と解決策を解説』

 

犬のシャンプーの目的は「皮膚を清潔にする」こと

 

私たちはシャンプーをする目的を「髪を洗う」と捉えがちですよね。しかし、シャンプーにおいて最も重視すべきは「頭皮を洗う」ことです。

 

これは犬のシャンプーでも同じ。人間と違って犬はほぼ全身に被毛が生えています。犬をシャンプーする目的は、全身の皮膚を清潔にすることです。

 

愛犬が皮膚炎にかかってしまったら、皮膚に付着したアレルギー物質や、増殖している細菌などを取り除かなければなりません。だからこそ、皮膚疾患がある犬は健康な犬よりこまめにシャンプーする必要があるのです。

 

特に、マラセチアのように皮脂を好む酵母様真菌(カビ)が原因の皮膚炎は、週に1~2回はシャンプーが必要。もちろん、ただゴシゴシ洗えばいいわけではなく、適切なシャンプーの選択と、正しい洗い方をすることが皮膚炎の治癒を早めてくれるのです

 

皮膚疾患用の薬用シャンプーは洗い流す外用薬

 

シャンプーしたほうが皮膚病の完治を早めるとはいえ、どんなシャンプーでも同じ効果が期待できるわけではありません。皮膚炎の犬に使うシャンプーは、治療に必要な成分が配合されている「薬用」です。

 

人間の場合、皮膚疾患治療の外用薬は、軟膏など皮膚に直接塗るものが中心。しかし犬の場合は被毛が多く、軟膏では幹部にしっかり塗布できません。さらには犬が軟膏を嫌がってなめてしまうと、それが刺激となって症状を悪化させることも。

 

その点、薬用シャンプーは薬剤を皮膚に浸透させた後洗い流すため、犬の皮膚疾患治療には最適な外用薬です。このように、薬用シャンプーを使った皮膚炎の治療法を、一般的に「シャンプー療法」と呼んでいます。

 

 

犬の皮膚炎治療に使われるシャンプーは「抗菌」「抗真菌」「抗脂漏症」「角質溶解」「保湿」「かゆみ止め」

 

犬の皮膚炎治療用の薬用シャンプーは、症状に合ったタイプを選ばないと効果があがらないため注意が必要です。

 

抗菌用シャンプー

主に「膿皮症」の治療用。クロルヘキシジン、ピロクトンオラミンといった成分で細菌を死滅させるものが一般的です。過酸化ベンゾイルが使われているものもありますが、少々刺激が強いので、できれば避けたほうがよいでしょう。

 

抗真菌用シャンプー

主に「マラセチア皮膚炎」の治療用。ミコナゾール、クロルヘキシジン、ポピドンヨードといった成分でカビ・酵母などの真菌や細菌を死滅させます。真菌にフォーカスする場合は、ミコナゾール配合のシャンプーが最も有効です。

 

抗脂漏症用シャンプー

脂漏症」の治療用。過剰な皮脂のベタベタを改善するならサリチル酸、乳酸エチルが配合されているものが効果を発揮します。犬の脂漏症は「油性」と「乾性」があり、乾性は保湿力の高いシャンプーが効果的。油性は犬用のクレンジングオイルを使うこともあります。

 

角質溶解用シャンプー

主に「フケ症」の治療用。サリチル酸などの成分で角質を柔らかくし、大量に出るフケを改善する目的で使います。

 

保湿用シャンプー

 

皮膚の水分を保ち、乾燥を防いで肌荒れをおさえるためのシャンプー。セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されています。

 

かゆみ止めシャンプー

かゆみで患部を掻きむしらないよう、皮膚炎の悪化を防ぐ目的で使われます。主に成分として配合されているのはオートミールです。天然のクレンザーの役割を果たし、かゆみを止めるとともに保湿にも効果的。ただし、ステロイド剤のようにぴたりとかゆみが止まるわけではなく、効果はマイルドです。

 

 

犬の皮膚炎治療のための洗い方

 

1.シャンプー前にブラッシング

シャンプー液が皮膚まで浸透するよう、洗う前にブラッシングをして被毛のもつれや汚れを取り除きます。皮膚に傷をつけないよう注意しつつ、軽くブラシをかけてください。

 

2.体をしっかり濡らす

28~30度程度のぬるま湯でしっかり全身を濡らします。湯舟でお湯につかると角質が柔らかくなり、さらには毛穴も開いてベストです。

 

3.シャンプーを泡立ててから体に塗る

シャンプーの原液を直接犬の被毛につけてから泡立てるのではなく、泡立てネット等でモコモコに泡立ててから犬の体に塗布します。普通のシャンプーに比べて薬用シャンプーは泡立ちにくいため、ネットやスポンジを使って良い泡を作りましょう。まず最初に患部に泡をつけ、それから全身に泡を塗布していきます。

 

4.泡を塗り終えたら漬け置き

犬の全身に泡を塗り終えたら、皮膚までしっかり浸透するように5~10分そのまま漬け置きします。シャンプーを塗り終えてすぐに洗い流すと、薬剤が皮膚まで浸透しないので、この漬け置き時間は最も重要!犬がブルブル体を振って泡を飛ばさないよう、オヤツで誤魔化したり体を押さえるなどし、泡を全身にとどめるのがポイントです。

 

5.しっかりすすぐ

漬け置き時間が終了したら、よくすすいでシャンプーを完璧に洗い流しましょう。すすぎ残しがあると皮膚の刺激になり、皮膚炎を悪化させる原因になるので注意してください。痒みがある場合は、仕上げに冷水をかけると痒みがおさまりやすくなります。

 

6.ドライヤーできちんと乾かす

タオルドライでしっかり水分を取ったら、ドライヤーで乾かします。熱風は皮膚炎を悪化させてしまうため、熱すぎない温度の風をあててください。最後に冷風で仕上げると痒みが出にくくなります。

 

7.保湿剤で皮膚の保護

せっかく薬用シャンプーで洗ったのに、皮膚が乾燥すると症状が悪化するかもしれません。被毛をしっかり乾かした後は、犬用の保湿剤で皮膚を保護してください。

 

>『犬をお風呂に入れる頻度は?お湯の温度など気になる注意点』を併せてご覧ください。

 

腸内環境の改善が皮膚の修復を助けてくれる

 

腸の冷えで腸内環境が悪化していると、お尻から排泄しきれなかった老廃物(毒素)が皮膚からにじみ出て皮膚炎などの原因になることがあります。そのため、愛犬の皮膚炎を治療する際は、腸内環境の改善も図りましょう。

 

腸が元気になると免疫力が上がり、必然的に皮膚の回復も早まります。

・「薬用シャンプー」による体の外側からのアプローチ

・「腸を温める食事」による体の内側からのアプローチ

愛犬の皮膚炎に悩んだら、この二つの合わせ技で早期治癒を目指しましょう。

 

>『犬には冷えた腸を温める事が重要です』を併せてご覧ください。

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。

 

 原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D

 

原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

賞味期限:開封後10日以内にお使いください。

消費量:小型犬で約4~5回分(目安)

お支払い方法:クレジット/代引き/銀行振込【2日以内】

同包物:レシピ

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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