犬の皮膚病をきちんと見分けて重症化・慢性化を防ごう!

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犬の皮膚病をあなどってはいけません。なぜなら早期発見・早期治療を逃してモタモタしていると、どんどん症状が進行して重症化や慢性化を招いてしまうからです。

 

皮膚病が進行していくと、愛犬は24時間痒みや痛みで苦しみ続けることに…。さらには強い痒みなどのストレスにさらされ続けてしまい、イライラしたり集中力に欠けたりと、穏やかだった性格が一変してしまうこともあるのです。

 

愛犬を皮膚病で不必要に苦しめないためにも、皮膚の異変に気づいたら、ただちに対処するようにしましょう。

犬の皮膚病の原因はいろいろでも症状は似ている

 

犬の皮膚病と一口に呼んではいても、原因や病名は様々です。しかし、まったく異なる原因で皮膚病を発症しているにも関わらず、現れてくる症状にはいくつかの共通点があります。

 

  • 体をがる
  • 特定の部位をやたらとなめる
  • 特定の部位を引っいたりんだりする
  • 皮膚にみや発疹ができる

 

これらは犬の皮膚病の代表的な症状ですが、原因が同じとは限りません。

 

つまり「皮膚が赤くなって痒がっているからアトピー性皮膚炎」などと決めつけてしまうのは早計なのです。間違った判断で愛犬の皮膚病に対処していると、治らないばかりかますます悪化させてしまうことも…。

 

早期に適切な治療を施していれば比較的すんなり完治したはずが、的外れの対処が原因で重症化させてしまうこともあります。おまけに慢性化してしまった場合は、一生涯皮膚病で苦しむことになりかねません。

 

愛犬の体に皮膚病の兆候を見つけたら、目の前の症状だけで「これだ」と決めつけてしまうのではなく、総合的に判断できる知識を身につけることが大切です。

 

>『 犬のステロイド治療と副作用|脱投薬のカギは腸内環境の改善

 

 

犬の皮膚病の原因と特徴

 

同じように見える犬の皮膚病も、よくよく観察するとちょっとした違いに気づけるはずです。まずは代表的な犬の皮膚病5種類原因症状などを見ていきましょう。

 

犬の膿皮症

 

膿皮症の原因

なんらかの原因で皮膚のバリア機能や免疫力が低下し、細菌に感染することで引き起こされます。原因の多くは皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌の増殖によるものです。

 

一年を通して発症する可能性はありますが、細菌が繁殖しやすい高温多湿の季節に症状が悪化する傾向がみられます。

 

膿皮症の主な症状

・皮膚の

・ニキビのような赤い発疹

・皮膚が盛り上がるような湿疹

・黄色っぽいフケ

・黒っぽいかさぶた

・抜け毛、リング状の脱毛

 

症状が出やすい部位

・腹部

・背中

・内もも

 

膿皮症の好発種

フレンチブルドッグ・パグ・ボストンテリア・ジャーマンシェパード・シェットランドシープドッグなど

 

犬のマラセチア皮膚炎

 

マラセチア皮膚炎の原因

なんらかの原因で皮膚のバリア機能や免疫力が低下し、常在菌の一種である酵母様真菌マラセチアの異常増殖によって引き起こされる皮膚病です。

 

アトピー性皮膚炎や脂漏症など、なんらかの皮膚病が原因となって発症するケースがほとんどといえるでしょう。

 

マラセチア皮膚炎の主な症状

・皮膚の

・皮膚の

・脂っぽいフケ

・脂臭い独特なにおい

・皮膚の黒ずみ

 

症状が出やすい部位

・耳の中

・下あご

・脇の下

・股間

・肛門の周辺

・指の間

 

マラセチア皮膚炎の好発種

フレンチブルドッグ・パグ・シーズー・ダックスフンド・プードル・マルチーズ・コーギー・ビーグル・ゴールデンレトリーバー・キャバリア・コッカースパニエル・柴犬など

 

犬の皮膚糸状菌症(真菌症

 

皮膚糸状菌症の原因

カビの一種である糸状菌が皮膚に入り込んで増殖し、炎症を引き起こします。

 

皮膚糸状菌症が厄介なのは、原因となるカビが人間にも感染することです。そのため、愛犬が皮膚糸状菌症にかかってしまったら、適切な治療はもちろんのこと、家中を徹底的に清掃しなければなりません。

 

基本的には皮膚糸状菌症にかかった動物の被毛などから感染することが多いですが、土や砂の中に生息している糸状菌が原因となることもあります。

 

皮膚糸状菌症の主な症状

・皮膚の

・皮膚の

脱毛

フケ

かさぶた

・赤く丸いドーナツ型の発疹(人間が感染した場合のみ)

 

症状が出やすい部位

・鼻先

・足先

・顔面

 

皮膚糸状菌症の好発種

子犬、幼齢犬、高齢犬が感染しやすいですが、特にヨークシャーテリア、ジャックラッセルテリア、ペキニーズは重症化しやすいため注意が必要です。

 

犬のニキビダニ症(アカラス

 

犬のニキビダニ症の原因

原因となるのは犬の毛穴の中で生活しているニキビダニ(毛包虫)で、皮膚に何も症状が起きていない健康な犬の毛穴にもニキビダニは存在しています。

 

しかし、なんらかの原因で免疫力が低下してしまうと、ニキビダニが増殖して皮膚に炎症を起こすのです。

 

ダニといってもマダニのように肉眼では見えず、顕微鏡で調べないと原因が判明しません。そのため、犬のニキビダニ症はアトピー性皮膚炎と間違えやすいため注意が必要です。

 

犬のニキビダニ症の主な症状

・強い

・ポツポツとした発疹

・皮膚の

脱毛

 

症状が出やすい部位

・顔周り

・頭部

・足先

 

免疫が発達していない子犬や幼齢犬は顔や足先など体の一部に症状がみられることが多いですが、子犬から高齢犬まで全身に症状が現れている場合は、ホルモン異常や内臓腫瘍などの疑いがあります。

 

犬のニキビダニ症の好発種

どんな犬種にも発症する可能性はありますが、パグとチャイニーズシャーペイは特に発症しやすい傾向にあります。

 

犬のアトピー性皮膚炎

 

アトピー性皮膚炎の原因

ハウスダスト、花粉など環境中に存在しているアレルゲンに対する体の過剰な免疫反応が原因で引き起こされる皮膚炎です。

 

アトピー性皮膚炎の主な症状

・長期にわたる皮膚の

・皮膚の赤身

・皮膚の黒ずみ(色素沈着)

脱毛

・ポツポツとした発疹

 

症状が出やすい部位

・顔周り

・足先

・脇の下

・内もも

・耳の中(外耳炎)

 

アトピー性皮膚炎の好発種

フレンチブルドッグ・柴犬・シーズー・ウェストハイランドホワイトテリアなど

 

 

犬の皮膚炎は早期発見・早期治療と免疫力向上が改善のカギ

 

犬の皮膚病にはノミアレルギー性皮膚炎のように外部寄生虫によるものや、甲状腺機能低下症のように体の機能そのものに原因がある場合もあります。

 

原因はなんであれ、とにかく大切なのは早期に皮膚の異変を発見し、早期に適切な治療を開始することです。

 

また、皮膚病の治療にはステロイドや抗生剤などが長期にわたって使われることが多いため、同時に免疫力を向上させるための食事も重要になってきます。

 

膿皮症やマラセチア皮膚炎などは皮膚のバリア機能が低下することで引き起こされるため、日頃から腸内環境を良い状態に保ち続けることこそが、皮膚病の予防にもつながるというわけですね。

 

愛犬が皮膚病にかかってしまったら、速やかに治療を開始することは大切。しかし、もっと大切なのは皮膚病にかからないよう、腸活によって免疫力を低下させないことです。

 

>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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