【犬の手作りご飯】鶏肉はささみと胸肉どっちがいい?
鶏肉の中でも「ささみ」と「胸肉」は、高タンパク低脂肪で下痢をしている犬の胃腸でも消化しやすいところが魅力です。ところで、ささみと胸肉にはどのような違いがあるか考えたことはありますか?
なんとなく似ているささみと胸肉ではありますが、違っているのは食感や味だけではありません。
実は栄養面においてもそれぞれに特徴があり、上手に使い分ければ鶏肉の良さをさらに引き出すことができます。
目次
犬の大好物!ささみは胸肉の一部
たいていの犬は鶏のささみが大好きです。手作りご飯の食材としてはもちろん、おやつやトッピングなどにも活用されている、ある意味とても万能な肉類といえるでしょう。
そんな鶏のささみですが、実は小胸筋あるいは深胸筋と呼ばれている胸肉の一部です。もう少し詳しく説明するなら、大胸筋(胸肉)の内部にある、胸骨に沿った左右一本ずつの筋肉を「ささみ」と呼んでいるわけですね。
定義的な話としては、ほぼ同じ部位にある胸肉とささみ。どちらも犬が喜んで食べる肉類ですが、印象としては胸肉よりささみの方がより犬に好まれているような…。
人間の場合も、どちらかと言えば胸肉よりささみの味わいの方が好まれる傾向にあるそうです。同じ雑食動物だけあって、味覚が似ているのでしょうか。
犬の大好物!ささみと胸肉の比較
ささみは胸肉の一部ですが、栄養面や食感など、いろいろな部分に違いがあります。
ささみと胸肉の特徴
ここではささみと胸肉それぞれの特徴と、100gあたりに含まれている栄養素について見ていきましょう。
ささみの特徴と栄養価
ささみは筋肉の繊維にそって簡単に細かく裂くことができるため、ほぐしやすさからも犬の手作りご飯に使いやすい肉類です。
・エネルギー → 105kcal
・タンパク質 → 23g
・脂肪 → 0.8g
・炭水化物 → 0.1g
上記の数値を見てわかるように、ささみ最大の特徴は極端に脂肪の含有量が低いことです。
胸肉の特徴と栄養価
鶏肉の中でも胸肉は100gあたりのコストが最も安く、経済的な面からも犬の手作りご飯に使いやすい肉類といえるでしょう。
(皮なし)
・エネルギー → 110kcal
・タンパク質 → 22.5g
・脂肪 → 1.8g
・炭水化物 → 0.1g
(皮あり)
・エネルギー → 190kcal
・タンパク質 → 20g
・脂肪 → 10g
・炭水化物 → 0.1g
上記の数値を見れば一目瞭然ですね。胸肉は皮の有無によって同じ重さでもカロリー・タンパク質・脂肪の量が変化します。
三大栄養素とカロリーで比較した場合、胸肉(皮なし)とささみはほとんど同じような立ち位置の肉類といえるでしょう。
しかし、本当の意味で胸肉(皮なし)とささみを比較するなら、実は三大栄養素以外の成分に目を向けなければなりません。
老犬と手作り食についてはこちらの記事でも詳しく説明しています。
犬の大好物!ささみと胸肉に含まれているカリウムとリン
ささみと胸肉(皮なし)を比較する時に重要なのは「カリウム」と「リン」の数値です。
【ささみ(100g)】
・カリウム → 280mg
・リン → 200mg
【胸肉(皮なし100g)】
・カリウム → 190mg
・リン → 120mg
この数値だけを見て「ミネラルの含有量が多いからささみは胸肉より良い肉類だ!」と判断するのは早計。
なぜならカリウムとリンは犬の体にとって重要なミネラルであることは間違いありませんが、老犬など腎臓の数値が悪化している犬は摂取量を制限する必要があるからです。
犬の腎臓病とカリウム・リンの関係
腎機能が低下した犬は、腎臓から尿へのカリウム排出量が減少します。するとカリウムが体内に蓄積され、血液中のカリウム濃度が上昇。その結果、不整脈や心停止の危険性が高まるのです。
また、腎臓の機能が低下した犬は、リンの排出能力も悪化します。リンにはカルシウムと結びつく性質があり、血液中のリン濃度が上昇して高リン血症を引き起こすと、体はリン濃度を正常に保つために骨からカルシウムを取り出そうとするんですね。
ただし、腎臓の機能が正常な犬にとってカリウムとリンは必須ミネラルです。
リンはエネルギー代謝に重要な役割を持ち、カリウムは体の正常な働きに必要なナトリウムのバランスをとるために欠くことができません。
犬の大好物!ささみと胸肉の上手な使い分け
鶏のささみと胸肉は、犬の手作りご飯の食材として最もポピュラーな肉類です。
どちらか一方だけを使い続けるというより、愛犬の体調や体の状態に合わせて上手に使い分けるのが一番といえるでしょう。
【成長期~成犬期の犬】
手作りご飯には胸肉を使い、おやつにはささみを選択するというように、両方をバランスよく食べさせる。
【老犬(シニア犬)期の犬(腎臓の数値に問題なし)】
腎機能が低下している可能性を考えて基本的には胸肉を使い、時々ささみを取り入れて味や食感にバリエーションをつける。
【腎臓の数値が悪化している犬】
基本的には胸肉を使い、ささみを食べさせる時はリン吸着剤を併用する。
【下痢をしている犬】
基本的にはより低脂肪のささみを使い、お腹の調子が安定してきたら胸肉を併用する。
愛犬の下痢に悩んだら知ってほしいことがあります。
>『下痢の改善は3つのポイントと現代の犬の生態を知る事が鍵となる。』
犬の手作りご飯|下痢・軟便の時はささみか胸肉がおすすめ
犬の手作りご飯に使う鶏肉の部位は、必ずしもささみか胸肉でなければいけないというわけではありません。
もも肉や手羽・レバーなども犬の手作りご飯に使いやすい肉類ですが、ささみと胸肉のメリットは、なんといっても高タンパク低脂肪なところです。
愛犬の体調に何も問題ない場合は、鶏肉のいろいろな部位を使うのもアリ。しかしお腹の調子が敏感な時や下痢・軟便をしている時は、ささみか胸肉がおすすめです。
犬の手作り食とサツマイモについてはこちらの記事でも詳しく説明しています。
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
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