犬はビタミンDを日光浴でほとんど作れない!必要量は食べ物から摂取

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ビタミンDは犬の体に必要不可欠な栄養素です。ところがビタミンB群・ビタミンC・ビタミンEといった他のビタミン類に比べると、何のために必要なのかがいまひとつわかりにくいような…。

 

いま、人間の世界ではビタミンDが大注目されています。医者に「もしサプリメントを一種類だけ飲むなら何を選びますか?」という質問に対し、最も回答を得たのがビタミンD。

 

というわけで、今回は犬の体内で命に関わる重要な働きをしているビタミンDについて考えてみましょう。

人間は体内でビタミンDを合成できるけど、犬はほとんどできない

 

犬は体内でビタミンCを合成できます。ここだけ聞くと「犬ってすごいな、うらやましいな」と思われるかもしれません。しかし、人間はビタミンDを体内で合成できるのに対し、犬はほとんどできないんです。

 

というのも、体内でビタミンDを合成できる動物は、一様に紫外線照射によって皮膚に存在するプロビタミンDからビタミンDを合成しています。紫外線による害が取り沙汰されるようになる前、日光浴が推奨されていたのはこのためなんですね。

 

ところが犬の皮膚にはプロビタミンDが少ないため、日光浴をしてもビタミンDがほとんど合成されません。ただでさえプロビタミンDが少ないのに全身が被毛で覆われているわけですから、なおのことビタミンDの合成は難しいというわけですね。

 

 

犬の体におけるビタミンDの役割

 

犬の健康にビタミンDが欠かせない理由――それは、カルシウムやリンの代謝を調整するために必要な栄養素だからです。

 

カルシウムといえば骨や歯のもとになるミネラルというイメージが強いですが、役割はそれだけではありません。ありとあらゆる細胞の情報伝達に重要な役割を果たしているため、ビタミンDが不足するとこの部分に大きく影響してしまうんですね。

 

たとえば心臓が正常に働かなかったり、神経伝達の異常によって発作が起きるなど、ビタミンDの不足はシャレにならない体調悪化を引き起こしてしまうのです。

 

そして、近年人間におけるビタミンDブームの立役者になったのは、なんといってもビタミンDが免疫機能を調整する働きに関与しているからに他なりません。コロナウイルスやインフルエンザウイルスはもちろんのこと、がん予防の効果にも注目が集まっています。

 

このあたりはまだまだ人間の話であり、犬にも同様の効果が期待できるかは、はっきりしていません。

 

しかし、カルシウムが細胞の情報伝達に重要な役割を果たしているのは人も犬も同じであり、そう考えると犬の免疫力にも関与していると考えるほうが、なんとなくムリがないような気もするのですが…。

 

>『【犬の手作りご飯】葉物野菜|犬の体調に合わせた選び方

 

犬に必要なビタミンDは「ビタミンD3

 

脂溶性のビタミンDには何種類かありますが、体内でなんらかの作用が確認されているのはD2とD3の2種類です。

 

  • ビタミンD2……植物性の食べ物(しいたけ、きくらげなどのキノコ類)
  • ビタミンD3……動物性の食べ物(サケ、サンマ、カレイなどの魚類)

 

このうち、人間の食事においてはD2とD3の両方が効力ありとされています。しかし、現在世界的に利用されている飼養標準NRC(National Research Council)では、犬のビタミンDはD3としています。

 

犬にとって魚肉などの動物性タンパク質は最も重要な栄養素ですから、わざわざキノコ類からD2を摂取しなくても、魚肉のD3が理想的というわけですね。また、D2はD3ほど体内で使用されないという報告もあります。

 

もちろん、食物繊維を摂取するためにキノコ類を食事に加えるのは「あり」ですが、この場合は腸に負担をかけすぎて下痢や軟便の原因にならないよう、量に最大限の注意を払わなければならないでしょう。

 

>『【犬の手作りご飯】緑黄色野菜|犬の体調に合わせた選び方

 

 

犬の食事にビタミンD含有の食材は時々がちょうどいい

 

ビタミンDは犬の体にとても重要な栄養素ですが、だからといってジャンジャン食べさせればいいというものではありません。なぜならビタミンDは脂溶性のため、摂り過ぎは過剰症の原因になるからです。

 

ビタミンD過剰症の症状

  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 尿量の増加
  • 体重の減少
  • 不整脈
  • 血管や組織の石灰化
  • 腎結石

 

ビタミンDに限らずですが、すべての栄養素には適量があります。愛犬の手作り食にビタミンDを増量させたいなら、毎日魚類をたっぷり与えるのではなく、一度に食べさせるのはほんの一口程度。あるいは一日おき、週に二日三日という頻度がよさそうです。

 

ビタミンDは脂溶性で体内に蓄積されるため、水溶性ビタミンのようにこまめに摂る必要はありません。もちろん、魚類を食事に加える際も基本となるチキンなどの動物性タンパク質は忘れないでくださいね。

 

>『【犬の手作りご飯】果物は栄養バランスを整えるお助け食材

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

これまでに6,000人以上の飼い主様からご相談をいただき、現在も日々ご相談をお受けしています。下痢・軟便・アルブミン低下など、繰り返す不調の多くは「原因の見極め」で方向性が変わります。ご相談はすべて、坂田が直接対応しています。今の状態を一緒に整理し、今日からできる具体的な対策をお伝えしています。

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