子犬におやつをあげたい!生後2ヶ月ならOK?それとも生後3ヶ月?

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ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇を見据え、子犬をお家にお迎えしようと計画しているかたもいらっしゃることでしょう。

 

子犬は無条件に可愛い存在。喜ぶことならなんでもしてあげたくなりますよね。犬は基本的に食いしん坊ですから、おやつを前にしたら目の色を変えて大喜びすること間違いなし。でも、ちょっと待って!

 

子犬にとって一番大切なのは、健全にスクスク成長していくための食事です。万が一にもおやつが栄養バランスを崩してしまったら、元も子もありません。

おやつはあくまでもオマケであり、最も重視すべきは食事の栄養バランス

 

極端なことを申し上げるなら、子犬の成長過程において、おやつは必要ありません。なぜなら、子犬の体は日々成長の途中にあるからです。

 

正常に細胞分裂することで骨格を強く大きくし、必要な筋肉をつけていかなければなりません。血液も体液も各種ホルモン等々も必要に応じてどんどん増やし、さらには弾力のある健全な皮膚や体を守る豊かな被毛も作り出す必要があります。

 

そうなんです。犬の一生の中で、子犬の体はやることがたくさんあるので、とにかく忙しい時期なんですね。

 

だからこそ、なによりも優先されなければいけないのは、健全な成長を促す栄養バランスの整った食事です。少々極論を申し上げますが、おやつのことなんて後回しにしてしかるべき事柄でしかありません。

 

とはいえ、これは本当に極論なのであまり目くじらを立てないで頂きたいのですが…。

 

まあ実際のところ、おやつにはおやつなりの役割があります。まったく無意味、というわけでもありません。食べることは犬の喜びの一つですから、おやつは使い方次第では、とても有効なツールになりえるのです。

 

要は、おやつの食べさせ方(選び方も含めて)を間違えなければいいわけですね。……と、簡単に申し上げましたが、現実問題として、これができていない飼い主さんは少なくありません。

 

何度も申し上げますが、子犬の体には成長していくための栄養が必要不可欠です。しかし、子犬の小さな胃袋に収められる食べ物の量は、さほど多くありません。小腸や大腸の働きもまだまだ不完全ですから、消化して栄養を吸収するだけで本当は精一杯なんです。

 

その限られたスペースを、一部とはいえおやつで埋めてしまえば、肝心な食事の量が削られてしまうのは火を見るより明らかではないでしょうか。

 

子犬の健全な成長を心から願うのであれば、おやつはあくまでもオマケであることを飼い主さん自身がしっかり自覚しなければなりません。

 

最も重視すべきは栄養バランスの整った毎日の食事であり、ここをおろそかにすれば、健康な体には成長できないかもしれないのです。

 

>『子犬の散歩はいつから?散歩デビューまでの準備や注意点を解説

 

 

どうしても子犬におやつをあげたいなら、せめて生後3ヶ月までは待つべき

 

動物愛護法の定めにより、生後56日を過ぎていない子犬の販売や引き渡しは禁止されています。つまり、最も幼い状態で子犬をお家に迎えるとしても、生後2ヶ月前後の月齢には育っているわけですね。

 

まあ、この生後56日が子犬の健全な成長にとって妥当な月数かどうかの論議はとりあえず置いておくとして――。

 

生後2ヶ月ぐらいの子犬に食べさせるのは、基本的には離乳食と呼ばれる子犬用の食事です。いわゆる、消化がしやすくなるように柔らかく仕上げてある食事のことですね。

 

離乳食をいつまで食べさせるのかは、子犬の成長状態によって一律ではありません。とは言え、おおむね生後4ヶ月ぐらいまでは、柔らかくした食事を与えたほうが良いとされています。この考え方には賛成です。

 

その理由を「まだ歯がしっかり生えそろっていないから」と勘違いしているかたもいるようですが、そうではありません。乳歯が生えそろっていようがいまいが、胃腸などの消化管が未発達な状態だからです。要は、消化不良を起こさないようにするためですね。

 

生後2~3ヶ月の子犬はエネルギーに満ち溢れ、なんにでもかじりついてしまうようなところがありますが、その中身(内臓)はまだまだ未熟。雑な扱いをすれば、いとも簡単に壊れてしまうのです。

 

だからこそ、市販されている子犬用のおやつのほとんどは「生後3ヶ月を過ぎてから」あるいは「生後3ヶ月未満の子犬には与えないでください」といった表記がされています。

 

つまりは、子犬が食べることを前提に消化しやすい作りになってはいるものの、生後3ヶ月より幼い犬が食べたら消化不良を起こすかもしれませんよ、と警告しているわけですね。

 

時々、「生後2ヶ月の子犬ですが、ボーロなら消化に良さそうだから食べさせても大丈夫ですよね?」と聞かれることがあります。

 

ボーロなら大丈夫うんぬんではなく、生後2ヶ月の未発達な体に食事以外のものを食べさせる、という発想そのものをまずは変えていかなければなりません。

 

生後3ヶ月でも本当は少々早いかなと思わなくもありませんが、せめてそこまでは我慢して、おやつを与えるのはやめておきましょう。本当は生後6ヶ月ぐらいまでは与えないほうがいいのではないかと思いますが、譲歩の3ヶ月といったところでしょうか。

 

慎重過ぎると思われるかもしれませんが、子犬の健全な成長のことを考えたら、これはとても当たり前なことなんです。

 

>『子犬・成犬・老犬|年代別で考える手作りご飯のポイント

 

 

本気で子犬の健全な成長を願うなら、まずは元気なを作ることが先決

 

生後2~3ヶ月の子犬におやつを与えるべきか否か――。そんな些末なことを気にする前に、いまするべきは腸の環境をしっかり整えることです。なぜなら健康長寿を左右する要因は、子犬期から老犬期まで、どの年代であろうと腸内環境と直結しているからです。

 

子犬という犬の一生のスタート時点で腸のケアを始めることができれば、愛犬の生涯にわたって病気にかかるリスクをかなり低くおさえることができるでしょう。

 

子犬はいとも簡単にお腹の調子を崩してしまいますよね。その理由は、消化管の働きが未発達なこともありますが、腸内フローラが完成していないからです。だからこそ、善玉菌が優勢の良い状態に導いてあげるには、毎日の食事が大切なんです。

 

子犬の頃からしっかり腸を温めて善玉菌が増殖しやすい環境を整えてやれば、おのずと病気に負けない免疫力の強い体に成長させてあげられるはず。

 

生後2ヶ月のヌイグルミのように可愛い子犬が「おやつちょうだい!」とシッポをパタパタさせていたら、じゃんじゃんあげたくなるのは人情というもの。しかし、犬とともに暮らしていく時間は、いまや15年を超える時代となりました。

 

その生涯を元気よく健康で走り切らせてあげるためにも、スタート時点からのことを考えた食事を続けることが、最高のドッグライフにつながるのは間違いありません。

 

>『犬の「腸活」基礎知識|腸の温度を上げないと腸内環境は改善しない

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。

 

 原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D

 

原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

賞味期限:開封後10日以内にお使いください。

消費量:小型犬で約4~5回分(目安)

お支払い方法:クレジット/代引き

同包物:レシピ

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先ずは、下痢を止めてはいけない理由

肛門から下痢が出てくる理由を知ることから。

 

・なぜ、薬で腸が冷えるのか?

・なぜ、腸を温める必要があるのか?

・なぜ、トロトロスープが良いのか?

・なぜ、乳酸菌生産物質が必要なのか?徹底解説

この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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