犬はナスを食べても大丈夫だけど、無理に食べさせる必要はありません

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ナスといえば、夏野菜の代表格。あの濃い紫色は栄養豊富に見えますよね。だからこそ愛犬の体にも良さそう!と思いたいところですが、実際のところは「そこそこ」です。

 

もちろん、栄養がまるっきりないわけではありません。食物繊維やカリウム、葉酸、ポリフェノールなどが含まれています。要は、トマトやピーマンなど他の夏野菜に比べて少々見劣りするものの、栄養がないわけではない、という立ち位置です。

 

そんなナスは犬も食べられる野菜ではありますが、無理をしてまで食べさせるほどのものでもない、というのが正直なところでしょうか。

ナスの葉や茎には毒性のあるアルカロイドが含まれているが実には少ない

 

ナスは基本的に、加熱のどちらも犬に食べさせることができます。

 

ナスにはソラニンやチャコニンなど毒性のある成分(アルカロイド)が含まれているため危険!とされることもありますが、野菜として販売されているナスの実に含まれている量はごくわずか。

 

つまりはよほどの量を食べさせない限り、ナスに含まれているアルカロイド(窒素を含む塩基性化合物の総称で毒性あり)が原因で、犬が体調を崩す可能性は低いはずなのです。

 

ただし、実の部分に含まれているアルカロイドはごく微量だとしても、葉や茎にはけっこうしっかりめに含まれています。家庭菜園でナスを育てているお家では、愛犬がイタズラをしてナスの葉や茎を口にしないよう、しっかり見張っておかなければなりません。

 

ところで、アルカロイドってそんなに危険なの?と思われたかたもいらっしゃるのではないでしょうか。実は、コカインやニコチン、カフェインもアルカロイドの一種です。そう、犬が口にすると危険な成分ばかりですよね。

 

というわけで、ナスに含まれているアルカロイド――ソラニンやチャコニンに関しても、決して軽視すべきではありません

 

犬がアルカロイド中毒を起こしたときの症状

一時的にナスの実をたくさん食べたからといって、犬が即アルカロイド中毒を起こす可能性はかなり低いといえるでしょう。しかし、長期にわたって摂取し続けていると、いくら実にはアルカロイドが少ないからといっても、次のような症状を引き起こす可能性があります。

 

  • 下痢や嘔吐
  • ふらつき
  • 皮膚のかゆみ
  • 関節の炎症

 

もしも愛犬がナスを大量に誤食した可能性がある場合は、安全を期すためにもすぐに動物病院を受診しましょう。すぐには症状が表れなくても、数時間後、数日後に体調が急変することもあります。

 

>『愛犬の夏バテ防止にシソが効く!シソは犬が食べれる栄養豊富なハーブ

 

 

ナスの紫色はポリフェノールの一種「ナスニン」の色

 

愛犬のご飯にナスを加えるとき、消化に悪そうだからと皮を剥く必要はありません。というのも、ナスの皮の紫色はポリフェノールの一種である「ナスニン」という色素によるものだからです。

 

そうなんです。ナスは皮を剥いてしまうと、一番愛犬に摂取させたい成分がなくなってしまうわけですね。ナスはもともと栄養成分がさほど豊富とはいえない野菜。それをわざわざ愛犬の食事に加えるわけですから、ナスニン無しではもったいなさ過ぎるのです。

 

では、ナスに含まれているナスニン以外の栄養成分は何かといえば、カリウム・ビタミンC・ビタミンK・葉酸・食物繊維といったところでしょうか。「なんだ、栄養豊富じゃないか!」と思われたかもしれませんが、残念なことにそうでもありません。

 

カリウムと食物繊維は他の野菜と比べて多いほうと言えなくもありませんが、そもそもナスの93%は水分。ビタミンやミネラルを摂取することを目的にするのであれば、違う野菜のほうがずっと効率よく栄養を摂取できるはずです。

 

ただし、糖質は少ないしカロリーも低いため、ダイエットが必要な犬にはナスはわりと良い食材だったりもします。

 

ナスに含まれているナスニンの魅力は強力な抗酸化作用

 

ナスに含まれているポリフェノールの一種ナスニンには、強力な抗酸化作用があります。そのため、老化防止はもちろんのこと免疫力アップも期待できるわけですが、注目すべき点はそれだけではありません。

 

なんと、発がん性物質の抑制効果が高いことが判明しているんですね。

 

発がん性物質の抑制効果は、ブロッコリーに含まれているスルフォラファンが有名ですよね。ところが意外なことに、あまり栄養豊富とはいえなさそうなナスにも、まさかのパワーが秘められているのです。

 

そんなナスニンはありがたいことに、加熱してもあまり効果は失われません。100度の高温で15分程度加熱調理をしたとしても、発がん性物質抑制効果の80%以上が残るとされています。

 

こうなると、ナスにはビタミン類こそしょぼい量しか含まれていませんが、決して栄養成分の乏しい野菜ではない、と認識を改めなければいけないような気もしてきます。栄養があるのかないのか、なんとも判断しにくい野菜ですよね。

 

>『犬の手作りご飯は難しくない!簡単な栄養バランスの考え方

 

 

愛犬にナスを食べさせる際の決め手はいかにして皮を消化させられるか

 

わざわざ言うまでもありませんが、犬の胃腸は野菜の消化が苦手です。どんなにナスのナスニンが素晴らしい成分だったとしても、消化吸収できなくては意味がありません。

 

というわけで、愛犬の食事にナスニンのパワーを取り入れるには、しっかり皮を刻むことが必要不可欠です。そして、生のままではなく加熱して柔らかくしたほうが、より消化しやすくなるのは間違いありません。

 

加熱には油で炒めるという方法もありますが、油を使う分カロリーが高くなることを考慮する必要があります。加熱したいけれどカロリーを低くおさえたい場合は、ゆでる、あるいは蒸すといった調理方法を選択しましょう。

 

ただし、ゆで汁を捨ててしまうとお湯に溶けだしたナスニンまで捨てることになるため、その点には注意する必要があります。

 

>『愛犬に飲ませる水は「冷水」より「常温」の方がお腹に優しい!

 

犬が食べても大丈夫なナスの適量とは?

 

どんなにナスニンに抗酸化作用や発がん物質の抑制効果が認められたとしても、愛犬にたくさん食べさせればよいわけではありません。

 

適量を超えた野菜は、犬の胃腸を弱らせるだけなので、もはや逆効果になってしまうことでしょう。愛犬の食事にナスを加える際は、適量以下でおさめることが大切です。

 

犬が食べても大丈夫なナスの適量(1日分)

・小型犬 → 10~15g程度

・中型犬 → 20~30g程度

・大型犬 → 40~50g程度

 

ちなみに、ナスと一口に言ってもサイズは様々ですよね。長さが20cm程度のナスは、重さがだいたい150g前後です。小型犬だと1/10程度、中型犬は1/5程度、大型犬は1/3程度といったところでしょうか。

 

ナスは犬が食べても大丈夫だが、無理をしてまで食べさせなくてもよい野菜

 

ナスに限ったことではありませんが、愛犬の食事に野菜を加えるときは、必ず適量よりずっと少ない量から試すことが大切です。そして体調になんらかの異変が生じたときは、その野菜を食べさせることは控えるようにしたほうが無難なのは間違いありません。

 

ナスに含まれているナスニンの効果はとても魅力的ではありますが、だからといって必ずしも犬が食べなければいけない野菜ではないのです。

 

ナスは犬が食べても大丈夫な野菜ではありますが、無理をしてまで食べさせる必要のない野菜でもあることを、どうか忘れないでください。

 

>『愛犬を大切な家族の一員にする為の絶対条件とは?ここに大きな秘が・・・

 

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トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。

 

 原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D

 

原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)

与え方:腸内リセットレシピ参照

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(株)ラクト・ラボ 坂田剛

この記事を書いた人

坂田剛

(株)ラクト・ラボ代表取締役。20年間健康美容業界に携わり犬達の世界が人間と同じように生活習慣病が増え始めてきたことをきっかけに15年前に犬のサプリメント販売ラクト・ラボを起業。2018年に法人化。趣味は愛犬とキャンプに行き大自然とふれあいリフレッシュすること。

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