犬のフィラリア予防薬とノミ・マダニ駆虫薬|必要性とデメリット
犬のフィラリア予防薬とノミ・マダニ駆虫薬といえば、現代を生きる犬にとって欠かすことのできない物となりました。
こうした概念が希薄だった昭和の時代、犬たちの平均寿命は約7歳前後。それが令和のいまは14歳前後です。寿命が延びた要因はいろいろありますが、フィラリア予防薬やノミ・マダニ駆虫薬の存在もあるのでしょう。
とはいえ薬を投与するわけですから、あるのはメリットだけではありません。大切なのは飼い主さんがきちんとデメリットを理解し、そのうえで体への負荷を最小限におさえるためのケアをすることです。
目次
絶対に病気にかからない!と保証されている犬は存在しない
とても当たり前のことですが、犬は命ある生き物です。だからこそ、絶対に病気にかからない!と保証されている犬は、この世のどこにも散在しません。
仮に、子犬の時点で様々な病気の遺伝子検査をすべてクリアしていたとしても、それが犬の生涯にわたって病気ゼロを約束していることにはならないのです。なぜなら、犬が発症するかもしれない病気の原因は、遺伝子とはまったく関係ないものもたくさんあるからです。
とはいえ、遺伝的要因の強い病気ではないということは、飼い主さんのケアによって防げる可能性が高いこともまた事実。「犬のフィラリア症」や「ノミ・マダニ媒介性疾患」は、その代表ともいえるでしょう。
犬のフィラリア予防薬は本当に必要?と考えたことはありませんか?
犬のフィラリア症は、予防薬によって100%防げることが知られています。春頃にかかりつけの動物病院に行くと、「今年のフィラリア予防期間は5月から11月までです」などといわれる、あの予防薬のことですね。
フィラリアの予防はチュアブルタイプの薬であれば月1回の投薬、あるいは3ヶ月に1回の投薬、注射タイプだとシーズンに1回の接種が必要となります。どれを選択するかは、かかりつけの獣医師と飼い主さんが相談して決めることではありますが、共通しているのはどれを選ぶにしろ、それなりに費用がかかることです。
大切な愛犬のためなら、いくら費用がかかってもかまわない!という経済的に豊かな飼い主さんは別にして――。
たいていの場合は、懐事情と相談しつつ決めることになるのではないでしょうか。月1回の経口タイプにしても、シーズン分を最初にすべて支払うか、月ごとの支払いにするかは悩ましいところではありますよね。
ましてやフィラリア予防が開始される春先は、何かと物入りな時期と重なります。そんな時、ふとこんなことが頭をよぎることはありませんか?
「うちの子は完全に室内飼育なのに、フィラリア予防は本当に必要なのだろうか?もしかして、予防しなくても大丈夫なのでは…?」と。
犬のフィラリア症は完全室内飼育でも感染確率は0%ではない
愛犬のフィラリア予防をするかしないか――。その判断は、飼い主さんにゆだねられています。動物病院に行くと「当然しますよね?」という流れになるので、「いいえ、しません」と即答する飼い主さんは、そうはいないでしょう。
愛犬のフィラリア予防をしなかったからといって、狂犬病予防ワクチンのように罰金刑に処される可能性はありません。
だからといって、「なんだ、しなくても問題ないんだ!」と考えるのは、あまりにも早計です。愛犬のフィラリア予防をしないと決めるのであれば、せめて予防をしなかった場合の感染確率ぐらいは知っておきましょう。それが飼い主の責任というものです。
- 蚊の飛散開始から終了までの期間に正しく感染予防をした → 感染確率 0%
- 室内飼育で散歩もせず外には出さないので感染予防はしない → 感染確率 3%
- 室内飼育で散歩はするが感染予防はしない → 感染確率 およそ23%
- 屋外飼育で3年間感染予防をしていない → 感染確率 90%以上
何度も申し上げますが、犬のフィラリア症は正しく予防薬を使うことで、100%防ぐことが可能です。それにも関わらず投薬しないのであれば、きちんとその理由を自分の中で明確にしておきましょう。
でなければ、万が一愛犬がフィラリア陽性となり、どんどん弱っていく様を見るにつけ「あの時もっと冷静に判断できていれば、今頃こんなことには…」と後悔することになるのは目に見えているからです。
ただし、フィラリアに感染させたくないから外にはいっさい出さない!という考え方は本末転倒もいいところ。犬を外に連れ出さないのはある種の虐待なので、絶対にやめておきましょう。
>『犬の免疫力低下は皮膚病の原因!ニキビダニ症・アカラス・毛包虫症』
犬のノミ・マダニ媒介性疾患も駆虫薬で防げる
フィラリアの予防だけでも費用がかかるのに、動物病院ではノミ・マダニの駆虫薬についてもすすめられることがありますよね。それはなぜでしょうか?
「動物病院が儲かるから!」……まあ、そういう側面が絶対にないとは言えませんが、真面目な話をすると、犬に寄生したノミやマダニが感染症を媒介し、飼い主さんにまで感染する可能性があるからです。
とりわけ、マダニが媒介する感染症は、ときに感染した人間の命まで脅かすことがあります。少し前にマダニにかまれたネコの治療にあたった獣医師が感染し、亡くなってしまったという痛ましい事故がありました。
これは決して他人事ではありません。ノミ・マダニ媒介性疾患を予防薬で防ぐということは、愛犬の命や飼い主家族の命だけではなく、なんらかの事情で触れ合うことになった第三者の命を守ることにもつながるのです。
ノミが媒介する厄介な感染症
愛犬にノミが寄生し、媒介する感染症には人獣共通感染症(ズーノシス)もあります。
- 瓜実条虫症……犬がノミを舐めることで体内に取り込まれ、腸内に寄生。人間もなんらかのタイミングでノミを飲み込んでしまった場合、感染する可能性あり。
- 猫ひっかき病……主に猫から感染する人獣共通感染症として知られているが、実は犬からの感染例も報告されている。
犬に寄生したノミ1匹が1日に産む卵の数は、およそ20~50個です。生涯では約400個の卵を産むとされていますから、考えただけでゾッとしませんか?
マダニが媒介する恐ろしい感染症
ノミよりさらに恐ろしいのは、マダニによる感染症です。こちらの人獣共通感染症はまさしく命にかかわるものもあり、軽視は絶対に厳禁です。
- ライム病……頭痛・発熱・皮膚症状・筋肉炎・関節炎・神経症状・心疾患を引き起こす可能性のある人獣共通感染症。
- 犬バベシア症……赤血球が破壊され、貧血・発熱・食欲不振・黄疸・衰弱・死亡を引き起こす可能性のある人獣共通感染症。
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)……発熱・嘔吐・下痢・血小板減少・白血球減少・死亡を引き起こす可能性のある人獣共通感染症で、前述の獣医師はこの感染症で亡くなったと考えられる。
- 日本紅斑熱(リケッチア)……発疹・高熱・意識消失を引き起こす可能性のある人獣共通感染症。
うちで飼っているのは超小型犬だから、山や川などアウトドアに連れ出すことはありません。だからマダニに咬まれることなんてあるはずない……という考え方は甘すぎます。
なぜなら、マダニは土のある場所――たとえば歩道の植栽や公園の花壇、あるいはお家の庭やベランダの植木鉢にいるかもしれないからです。
>『愛犬のワクチン接種と投薬|肝臓と腸を守ることが効果を高めるコツ』
犬のフィラリア予防薬とノミ・マダニ駆虫薬のデメリット
犬のフィラリア予防薬とノミ・マダニ駆虫薬は、愛犬と暮らす健やかな毎日のためには欠かせないものです。しかし薬である以上、あるのはメリットだけではありません。当然のことながら、デメリットもあるのです。
- 薬の成分にアレルギーがあり、アナフィラキシーショックを起こす可能性はゼロではない。
- フィラリア陽性に気づかずフィラリア予防薬を投与した場合、ミクロフィラリアの急死によってショック症状を引き起こす可能性あり。
- ノミ・マダニ駆虫薬の投与後に神経症状(てんかん様発作や運動失調)を引き起こす可能性あり。
こういった副作用は、正直なところ多いとは言えないものであり、過度に心配する必要はありません。しかしゼロではない以上、自分の愛犬にこうした症状が発現するかもしれない可能性は、頭の片隅に置いておくべきです。
投薬の効果を最大限に高めるためにも腸の冷えを取り除く必要あり
現代を生きる犬達は、フィラリア予防薬やノミ・マダニ駆虫薬に加えて狂犬病予防ワクチンと伝染病予防ワクチンの接種も必要です。たとえ健康な体だったとしても、かなりの量の薬剤を体内に入れなければなりません。
病気の犬ともなれば、なおさらですよね。ステロイドや下痢止め、痛み止め、抗アレルギー薬、心臓の薬、腎臓の薬、肝臓の薬、膵臓の薬、神経症状を抑える薬……等々、とんでもない量の薬剤を服用することも珍しくないのです。
犬の小さな体からは想像できないほど、大量の薬剤を体内に入れている…。これにより、現代を生きる犬達の腸は、どんどん温度が下がってしまうのです。
腸の温度が下がると何が起きるのかといえば、低い温度帯を好む悪玉菌が増殖し、その結果として腸内環境が悪化してしまうわけですね。
腸内環境が悪化すれば食べ物の栄養はもちろんのこと、投薬した薬剤の成分すらまともに吸収できなくなります。
フィラリアは予防薬によって100%防げますし、ノミ・マダニ駆虫薬は愛犬と飼い主家族の健康を守るためにも無視できません。だからこそ、これらの投薬とともに腸の温度を高めて腸内環境を良好に保つことが、結局のところは愛犬の健康な毎日につながるのです。
>『【現代の犬の健康】は、腸を温める食事の継続が必須条件となる』
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。
商品紹介
現時点で食欲が全くない場合は、こちらのトライアルでお試しください。
トライアルは、食べてくれるのかを試していただく為に販売しています。効果を保障するものではありません、ご理解の程宜しくお願いいたします。
原材料:乳酸菌生産物質末、米粉、山芋末、純国産100%本葛末、ラフィノースオリゴ糖、昆布末、アップルファイバー、イワシ末、葉酸、ビタミンB1,B2,B12,C,A,E,D
原産国:日本 内容量:20g(形状:粉末)
与え方:腸内リセットレシピ参照
賞味期限:開封後10日以内にお使いください。
消費量:小型犬で約4~5回分(目安)
お支払い方法:クレジット/代引き
同包物:レシピ
【 無料電話相談 】
愛犬の為に詳しくお話をお聞きしたい飼い主様はお電話ください。
■アルブミン低下・繰り返す下痢・血便・軟便・嘔吐など、お気軽にお聞かせください。ご相談内容に合わせてこれまで5,000頭以上のワンちゃん達から培った私自身の体験、知識を交えて知り得る限りのアドバイスをさせていただきます。
※無料相談では商品の購入は受け付けておりません。アドバイスのみとなります。また、お名前をお聞きすることもありません。安心してご相談ください。
■毎日の様に無料電話相談で飼い主様の生の声を聞かせていただいていますが、どんな病気であれ、症状であれ、先ずは、現代の犬達の健康の基本、そして愛犬に与えるストレスの怖さをしっかりお話しさせて頂いています。知らず知らずのうちに愛犬与えるストレスを解消しなければ改善方向に進むことはありません。
この二つを基本として頂けなければナノワンを最大限に発揮する事が出来ません。愛犬の健康は、食事、環境も大切ですが、一番大切なのは、愛犬に与えるストレスを如何に解消するかにかかっているのです。
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※【 無料電話相談もございますが、お急ぎの方は直接ご連絡ください。】
【電話受付時間】10:00〜16:00
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先ずは、下痢を止めてはいけない理由、
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・なぜ、薬で腸が冷えるのか?
・なぜ、腸を温める必要があるのか?
・なぜ、トロトロスープが良いのか?
・なぜ、乳酸菌生産物質が必要なのか?徹底解説
ナノワン・リセット取扱に関するお知らせ
まずは、メールよりご連絡ください。担当者より追ってご連絡をさせて頂きます。
ご連絡の際には、お名前(店舗名)、募集理由、メールアドレス、電話番号、住所をご入力ください。
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(株)ラクト・ラボ 坂田剛
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