北海道札幌市|7歳の犬の粘液便相談|うんちの最後にドロッと出る原因と“出してから入れる”大切さ

目次
北海道札幌市から、うんちの最後に出る粘液便についてご相談いただきました
今回は、北海道札幌市にお住まいの飼い主様からいただいた無料相談についてお話しします。
ご相談内容は、7歳のワンちゃんの便についてでした。
ここ3年から4年ほど、ほぼ毎回のように、うんちの最後にドロッとした液体のようなものが出るとのことでした。普通の便が出たあとに、最後だけ絞り出すようにして、粘液のようなものが出る。ひどい時には、その最後に出るドロッとしたものに血が混ざることもある。
病院にはずっと通っておられ、下痢止めを飲ませたり、血が出た時には止血剤を使ったりしながら、3年ほど様子を見てこられたそうです。それでも、どうしても最後に粘膜便、粘液便のようなものが出てしまう。「どうしたらいいのでしょうか」というご相談でした。
病院に通っていても、最後の粘液便が続いていた
今回のご相談は、内容としてはとてもシンプルでした。
病院にも通っている。
薬も飲ませている。
でも、うんちの最後に粘液のようなものが出る状態が続いている。
飼い主様としては、長く続いている分、どう考えればいいのか分からなくなっていたのだと思います。
主食は、7年間ずっとドッグフード。
現在もドッグフードを食べている状態でした。
初めてのお電話ですので、飼い主様も少し緊張されていたと思います。ご自身でもうまく説明しきれない部分もあったと思いますので、今回は私の方からいくつか質問をさせていただきながら、状況を整理していきました。
私が確認した3つのこと
このような便のご相談で、私がまず確認することがあります。
それは、
食欲があるか。
散歩や運動はできているか。
最初に出てくる便はどのような状態か。
この3つです。
今回の子は、食欲はあるとのことでした。ご飯を残すことはほとんどなく、普通に食べてくれている。これはとても大切なことです。食欲があるということは、まだ体が受け入れる力を持っているということです。何かを始めるにしても、食べてくれることが大前提になります。
次に確認したのが、散歩と運動です。
札幌という地域柄、冬は非常に寒くなります。マイナス10度近くになることも珍しくない地域です。雪もあり、冬場の散歩には大きな負担があります。お話を伺うと、朝はご飯を食べたあと、お昼前や10時頃に散歩に行くことが多いとのことでした。
夜も、ご飯を食べてから2時間ほどして、近所を10分ほど歩くことが多いとのことでした。
ここで、私の中では大事なポイントが見えてきました。
健康の基本は「出してから入れる」
私はいつも、犬の健康の基本は「出入り口」だとお話ししています。
出入り口とは、文字通り、
出すこと。
入れること。
この順番です。
健康の基本は、まず出すこと。そして、出してから入れること。
つまり、
出してから食べる。
これがとても大切だと考えています。
逆に、ご飯を食べてから散歩に行き、そこでうんちをするという流れは、私の考え方では「入り出口」になります。
先に入れて、あとから出す。
このリズムが習慣になっていると、体の中の排泄リズムが少しずつ乱れていくことがあります。もちろん、これは一般的な医学的説明とは違うかもしれません。ただ、私はこの14年間、多くのワンちゃんを見てきました。
そして、散歩と食事の順番を変えただけで、便のリズムを取り戻していった子をたくさん見てきました。だからこそ、今回もまずこの「出してから入れる」というリズムをお話ししました。
朝はまず散歩。匂いを嗅ぎ、体を動かし、排泄を促す
朝起きたら、まず散歩に行く。
しっかり歩く。
筋肉を使う。
外の空気を吸う。
草や木、土や花の匂いを嗅ぐ。
犬にとって、匂いは大きな刺激になります。
匂いを嗅ぎながら歩くことで、体が排泄に向かいやすくなることがあります。
人間でも、本屋さんや図書館で本を読んでいると、なぜかトイレに行きたくなるという方がいます。これは印刷物の匂いや環境の刺激によって、体が反応することがあるからだと思います。犬も同じように、外に出て匂いを嗅ぎ、歩き、体を使うことで、排泄のスイッチが入りやすくなることがあります。もちろん、必ずうんちをするとは限りません。しない時はしないで構いません。
ただ、朝の最初に体を動かし、排泄を促してから家に帰り、ご飯を食べる。このリズムを作ることが大切です。
うんちの最後に出る粘液便は何を意味しているのか
今回のご相談で一番大切だったのは、うんちの最後に出てくるドロッとした粘液のようなものです。
私は、粘液や粘膜は、本来うんちがスムーズに出るために必要なものだと考えています。
うんちが腸を通って肛門から出てくる時、腸の中では粘液のようなものが出て、便を滑らせながら外へ出そうとします。そして本来であれば、その粘液や粘膜は便の中にうまく混ざり、便と一緒に回収されるようにして外へ出てくる。だから、きれいな良い便の時には、粘液や粘膜が目立たないことが多いのです。
しかし、最後に粘液だけがドロッと残って出てくる場合、私はそこに「取り残し」があると見ています。つまり、本来ならもう少し便と一緒に出てこなければいけないものが、途中で止まってしまっている。最後まで出し切れていない。
その結果、便に混ざりきれなかった粘液だけが、最後にドロッと出てくる。そのように考えています。
最後に絞り出すような便は「排泄の遅れ」と関係していることがあります
うんちの最後に、何度も踏ん張る。
もう出ていないのに、まだ出そうとする。
最後にドロッとした粘液が出る。
時には血が混ざる。
このような場合、私が見るのは「排泄の遅れ」です。
腸の中で出るべきものが少し残っている。
出し切る力が足りない。
腸が冷えて、動きが鈍くなっている。
便が最後までスムーズに運ばれていない。
このような状態が重なっている可能性があります。
特に今回の子の場合、ご飯を食べてから散歩に行くという生活リズムが長く続いていました。
そこに、札幌の寒さ、冬場の運動量、ドッグフード中心の食生活、腸の冷えなどが重なっていたのではないかと感じました。
食べてから出すのではなく、出してから食べる
今回、飼い主様に最初にお伝えしたのは、生活リズムの見直しです。
まず朝は、できる範囲で構いませんので、食事の前に散歩へ行く。
外に出て、歩いて、匂いを嗅がせる。
うんちが出るなら出させる。
出ない時は無理に出させる必要はありません。
そして帰ってきてから、ご飯を食べさせる。
これを「出してから入れる」というリズムに変えていくことをお話ししました。
これは小さなことに見えるかもしれません。しかし、毎日のことです。毎日のリズムが変われば、体のリズムも変わっていきます。特に、長年うんちの最後に粘液便が出ている子の場合は、薬だけで止めようとするのではなく、生活の中の排泄リズムを整えることがとても大切だと考えています。
食欲はある。でも本当に満足できているのか
次にお話ししたのは、食事についてです。
今回の子は体重が約12kgありました。
ドッグフードの量を伺うと、メーカーによって違いはありますが、だいたい100gから120gほどではないかというお話でした。
もちろん、ドッグフードの給与量は商品によって違います。
ただ、手作りご飯の感覚で見ると、12kgの子にとってはかなり少なく感じる量です。
そこで私は、飼い主様に確認しました。
「ご飯を食べたあと、お皿を舐め回したりしませんか?」
すると、
「します」
とのことでした。
さらに、
「ご家族が食事をしている時、足元に来て何か欲しそうにすることはありませんか?」
と聞くと、
「いつもしています」
とのことでした。これは、私の見方では、満足できていないサインの一つです。
食べたいのに食べられないこともストレスになります
ドッグフードを否定しているわけではありません。ドッグフードで満足できている子もいます。ただ、食べたあとにずっとお皿を舐める。
人間の食事中に欲しがる。いつも何か足りなさそうにしている。
こういった様子がある場合、食べたいのに食べられないストレスがかかっていることがあります。犬にとって、食べることは大きな楽しみです。その楽しみが満たされていない状態が続けば、それもまた体に負担をかけることがあります。
特に排泄には力が必要です。出すためには体力も必要です。しっかり食べて、しっかり動いて、しっかり出す。この流れを作ることが大切です。
まずはトッピングとスープから始める提案をしました
今回の子に対して、私はいきなりすべてを変えるような提案はしていません。
まずは、今のドッグフードの量はそのままにして、負担の少ない食材をトッピングしてみることをお話ししました。
急に食事を大きく変えるのではなく、今食べているものに少し足していく。その上で、できればスープは別で飲ませる形をおすすめしました。
ドッグフードにスープをかけること自体が悪いわけではありません。ただ、時間が経つとドッグフードがスープを吸い込んでしまいます。せっかくのトロトロスープがフードに吸われてしまうともったいない。
だから今回の子には、
ドッグフードはドッグフードで食べる。
スープはスープで別に飲ませる。
ご飯と味噌汁のような感覚で与える。
この形が、最初のスタートとして良いのではないかとお伝えしました。
腸の冷えを取り除かないと、排泄リズムは整いにくい
最後に出る粘液便。
絞り出すような便。
血が混ざることがある便。
長く続く便の違和感。
これらを考える時、私はやはり腸の冷えを見ます。腸が冷えて動きが鈍くなると、排泄のリズムが乱れます。
本来ならスムーズに出るはずの便が、途中で止まる。
最後まで出し切れない。
粘液だけが残って出る。
何度も踏ん張る。
こういった状態につながることがあります。
だからこそ、食事の前に散歩をすること、しっかり体を動かすこと、温かいスープを飲ませること、食べる力を支えること。
こうした一つ一つを整えていくことが大切です。
無料相談では、こうした流れでお話ししています
今回の記事でお伝えしたかったのは、相談内容そのものだけではありません。
無料相談では、実際にこのような流れでお話ししているということです。
飼い主様からお話を伺う。
食欲を確認する。
散歩や運動の状況を確認する。
便の出方を確認する。
今の生活リズムを見る。
その子に合った優先順位を整理する。
そして、できることをお伝えする。
いきなり商品説明をするわけではありません。
その子が今どのような状態なのか。
なぜその便が出ているのか。
どこから整えるべきなのか。
ここを一緒に整理していくのが、無料相談です。
LINEでのアドバイスについて
ナノワン・リセットを初めてご注文いただいた方には、LINEのご案内も同封しています。
強制ではありません。
必要な方だけ、QRコードを読み取っていただき、お名前や地域名をコメントしていただければ、こちらでも確認できます。
実際に始めてみると、
「この便はどう見たらいいですか?」
「この食べ方で大丈夫ですか?」
「スープの量はこれでいいですか?」
「今日は少し緩かったのですが、どう考えればいいですか?」
という疑問が出てきます。
そういう時は、忘れないうちにLINEへコメントを入れてくださいとお伝えしています。夜中でも、早朝でも、コメントを入れていただくのは構いません。私も毎朝早くから確認していますので、できる限りお返事しています。始めてから出てくる疑問に対して、一つ一つ確認しながら進めていくことが大切だと思っています。
その後、トライアルをご注文いただきました
今回の飼い主様は、お電話のあと、ご家族で話し合われたそうです。
そして数日後、トライアルをご注文いただきました。
食いつきも良く、むしろ全く足りないような状態だったとのことでした。
その後も、LINEやお電話で、今後の進め方についてゆっくりお話しする予定になっています。
最初からすべてを完璧に理解する必要はありません。
実際に始めてみて、便を見て、食べ方を見て、その時々で一緒に確認していけば良いと思っています。
無料相談を考えている飼い主様へ
無料相談を申し込む時、
「何を話せばいいのか分からない」
「うまく説明できるか不安」
「商品をすすめられるのではないか」
「変な方向に話を持っていかれないか」
そう感じる方もいらっしゃると思います。
でも、心配しなくて大丈夫です。うまく話せなくても構いません。
こちらから必要なことをお聞きします。
食欲はあるのか。
便はどのような状態なのか。
散歩はできているのか。
薬は何を飲んできたのか。
今一番不安なことは何なのか。
そうしたことを一緒に整理しながら、今できることを考えていきます。
今回の札幌市の7歳の子のように、長く続く粘液便や、うんちの最後に出るドロッとした便で悩んでいる飼い主様にとって、少しでも参考になれば嬉しく思います。
うんちの最後に粘液便が出る子は、排泄のリズムを見直してみてください
うんちの最後に粘液便が出る。
何度も踏ん張る。
絞り出すように最後だけ出る。
時々血が混ざる。
病院の薬で一時的に止まっても繰り返す。
このような場合は、ただ止めることだけではなく、
なぜ最後に残るのか。
なぜ出し切れないのか。
なぜ排泄が遅れているのか。
食事と散歩の順番はどうなっているのか。
腸は冷えていないか。
こうした視点で見ていくことも大切です。
健康の基本は、出してから入れること。まず出す。そして入れる。
このリズムを、ぜひ一度見直してみてください。