犬のストレス性の下痢|トリミングが原因になることも…

愛犬が下痢をすると、飼い主さんは心配になりますよね。「変なものを食べたのかもしれない」「ひょっとしたら、お腹の虫が原因かも?」「重篤な病気だったらどうしよう!?」と想像は悪い方へ悪い方へと膨らんでいくものです。
ところがいざ動物病院を受診してみたら、原因のわからない単なる下痢と診断されることも。こんな時、薬を使って強制的に下痢を止める前に、まずはしっかり原因になりそうな事柄を考えてみましょう。
犬は思った以上にデリケートな生き物です。飼い主さんとしては慣れていると思い込んでいたトリミングが、愛犬が下痢をする原因かもしれません。

目次
あなたの愛犬はもしかしたらトリミングが苦手かも
飼い主さんが愛犬をトリミングサロンに連れていくのは、ひとえに愛犬をきれいに可愛くしてあげたいからですよね。犬の被毛を適切にトリミングすることは、体を清潔に保つうえでも、伸びすぎた被毛が原因のケガを防ぐうえでも、とても大切なことです。
しかし、もしもあなたの愛犬がトリミングサロンを苦手にしていたら、定期的なトリミングは苦行でしかありません。
SNSや動画サイトにはトリミングが大好きで、トリマーにカットされている最中に居眠りを始めてしまうほど、完璧にリラックスしているワンちゃんの様子がたくさんあげられています。トリミングが必要な犬種の飼い主さんは、どうしても「あの姿」を自分の愛犬にも期待せずにはいられません。

ところがトリミングが苦手はワンちゃんは、思った以上に少なくないのです。そんなワンちゃんにとって、トリミングは容易に下痢の原因になりうるでしょう。
・足(特に足先や指の間)
・爪
・お腹
・しっぽ
・目の周囲
・耳の中
・マズル(特に唇の周辺)
これらは、特に犬が触られたくない体の部位。犬の性格によっては、飼い主にすら触られることを嫌がります。ところがトリミングサロンでは、ほぼこのすべての部位をトリマーが触ることになるでしょう。トリマーがどんなに上手に施術を行ったとしても、ストレスに感じる犬にとっては我慢を強いられる時間でしかないのです。
愛犬の下痢に悩んだら知ってほしいことがあります。
>『下痢の改善は3つのポイントと現代の犬の生態を知る事が鍵となる。』

下痢をするほど犬がトリミングを嫌いになった理由には思いがけないものも
たとえばトリマーの態度が酷くて愛犬が辛い目にあったとしたら、下痢をしてしまうほどトリミングを嫌がったとしても、不思議ではありませんよね。ところが犬達がトリミングを嫌いになる理由は、私たち人間にとっては思いもよらないものだったりします。
・トリミングの最中に、他のワンちゃんが暴れて大騒ぎしていた
・自宅とは違うシャワーの勢い(水音)に驚いた
・シャワーの温度が熱かった、あるいは冷たかった
・バリカンやハサミ、爪切りの音が怖かった
・トリミングテーブルで固定されることを苦痛に感じた
・トリミングテーブルの高さが怖かった
「そんなこと、トリミングでは当たり前…」というのは、あくまでも人間側の感覚。神経質、あるいは臆病な性質の犬にとって自分のテリトリー以外で起こる多くの出来事は、ストレスに直結してしまうのです。
犬は「経験」と「場所」を強く関連付けて記憶する生き物。一度でもトリミングサロンで怯えを感じてしまったら、そう簡単に負のイメージを払拭することはできないでしょう。

トリミングが下痢の原因になっている時の対処法
何度かトリミングに連れていけば、そのうち慣れるだろう――などと楽観視していると、ストレスが積もりに積もって慢性的な下痢の原因になるかもしれません。
そのたびに薬を使って下痢を止めていると、薬の代謝によって肝臓や腎臓が疲弊し、本格的に腸が冷えていくことになるでしょう。そして気づいた時には免疫力がガクンと低下し、ありとあらゆる体の不調を招く原因に。
愛犬をきれいに可愛くしたい気持ちは理解できますが、最も重視すべきは愛犬の健康です。そのためトリミングが愛犬のストレスになっていると感じたら、出来る限り緊張を強いない方法でトリミングできるように工夫してあげましょう。
・飼い主さんがある程度自宅でトリミングし、トリミングサロンに行く頻度を減らす
・出張トリマーに自宅でトリミングしてもらう
・愛犬がリラックスできるトリミングサロン(あるいはトリマー)を探す
>『愛犬の下痢が続く時の原因と対処法』を併せてご覧ください。

犬の下痢は腸の力が落ちているSOSのサイン
ストレス性の下痢を治すには、ストレスの原因を取り除くことが大切。そして弱ってしまった腸の力を取り戻すには、腸をしっかり温めて腸内環境を改善する必要があります。
愛犬が下痢をしたら、その原因はなんであれ、確実に腸が弱っているサイン。一刻も早く腸を温める「腸活」を開始し、愛犬を健康長寿の道に戻してあげましょう。
犬の腸の冷えについてはこちらの記事で詳しく説明しています。
今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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