犬の下痢と嘔吐|口内に白い泡や透明の粘液を見つけたら胃捻転のサイン

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愛犬が下痢や嘔吐をしたら、まずは落ち着いて状況を確認しましょう。下痢をしたからといって後先考えずに薬を飲ませて下痢を止めてしまうと、かえって体調不良を長引かせることになりかねません。しっかり犬の様子を確認し、適切に対処することが愛犬の健康を守ります。

 

しかし、犬の状態によっては一刻の猶予すらないことも。

 

最も状況が切迫しているのは、吐きたそうにしているのに吐けない場合です。口の中に白い泡透明の粘液が見えたら、これは十中八九胃捻転を起こしているサイン。一秒でも早く病院で処置しないと、命に関わる緊急事態です。

 

胃液の吐き出しと胃捻転の違い

 

犬は空腹やストレスが原因で、白い泡状の胃液を吐き出すことがあります。場合によっては胆汁が混ざっている黄色や緑色がかった液体を吐き出すこともありますが、これらはどちらも胃捻転の兆候ではありません

 

胃捻転を起こした犬の体内では、胃がねじれているせいで「食道とのつなぎ目」と「胃から先への道」が共に塞がれています。そのため、吐こうとしても何も出てこないのが最大の特徴です。

 

落ち着きなくウロウロしながら何度となく吐こうとするのに、ダラダラとヨダレを垂らすばかりで一向に嘔吐できない。こういった症状がある場合は、胃捻転を起こしていると見てまず間違いありません

 

胃捻転を起こした犬の胃の中ではガスが大量に発生しているため、お腹が膨れてくるのも症状の一つといわれています。ただし、筋肉質の大型犬はお腹が膨らみにくいため、お腹の膨らみを胃捻転の指標と考えるのはやめておきましょう。

 

 

気持ち悪そうにしていた犬が白い泡を吐き出した → 白い泡の正体は胃液であり、胃捻転ではない

 

気持ち悪そうにしていた犬が何度も吐こうとするが何も出ない(大量のヨダレを垂らしているばかりで嘔吐できない) → 胃捻転の可能性が高い

 

ただし、胃捻転を起こしている犬がお水を飲むと、胃に到達できなかった水を吐き出すことがあります。これを吐しゃ物と勘違いして「胃捻転ではない」と判断してしまうと、手遅れになるので注意してください

 

愛犬の下痢に悩んだら知ってほしいことがあります。

>『下痢の改善は3つのポイントと現代の犬の生態を知る事が鍵となる。

 

 

胃捻転を起こした犬は一刻も早く病院での処置が必要

 

愛犬が胃捻転を起こしていると判断したら、1秒でも早く動物病院に向かいましょう。胃捻転の初期には自力で動けていた犬も、時間の経過とともに動けなくなることがほとんどです。すると、ここからの症状は急激に悪化していきます。

 

なぜなら、捻転を起こしている胃だけではなく、ガスで膨らんだ胃に圧迫されている臓器までもが壊死してしまうからです。その結果、門脈(消化管から肝臓につながる血管)や大静脈に血流障害が生じ、循環不全から重度のショック症状を引き起こすことに。そして多臓器不全を誘発して死亡する――これが胃捻転の悲しい結末です

 

 

 

様子見しても良い下痢や嘔吐と緊急事態の違いを正しく理解しておくことが大切

 

犬が下痢や嘔吐をするたびに動物病院へ駆け込んでいたら、本来必要なかった投薬や注射が犬の腸を冷やし、慢性的な下痢へと悪化させてしまうことは珍しくありません。だからと言って緊急事態に気づかず様子見をしていると、最悪は手遅れになることも…。

 

特に胃捻転はすぐに兆候に気づいて処置しても、死亡率はなんと20~30%。発見が遅れてしまえば約50%が亡くなるという、実に恐ろしい状態です。

 

下痢や嘔吐は見た目が派手なこともあり、とんでもない重病に思えて不安になりますよね。しかし、嘔吐できず口の中に泡が溜まっている状態の方が、実はずっと危険であると知っておきましょう。

 

>『愛犬の下痢が続く時の原因と対処法』を併せてご覧ください。

 

今後の愛犬の健康にお役立て頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

坂田剛

これまでに6,000人以上の飼い主様からご相談をいただき、現在も日々ご相談をお受けしています。下痢・軟便・アルブミン低下など、繰り返す不調の多くは「原因の見極め」で方向性が変わります。ご相談はすべて、坂田が直接対応しています。今の状態を一緒に整理し、今日からできる具体的な対策をお伝えしています。

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